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映画「婚約者の友人」:端正なカメラワークが紡ぎ出すおとぎ話

今の映画界で,SFX大作やアニメーション以外で,コンスタントに「この監督ならでは」というオリジナリティ溢れる作品を作り続けるというのは大変な偉業だ。どんなに映画祭で高い評価を得ようとも,市場価値という,見ようによっては芸術的評価よりもシビアな基準を常に満たしつつ,独自の映像表現を保っている映画監督は世界中を見渡してもそう多くない。テーマを声高に主張することはなくとも,落ち着いた画面構成と俳優たちの . . . 本文を読む
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