TVドラマ「スカーレット」:半年の長丁場を乗り切ることの難しさ 2020年03月28日 15時32分08秒 | TVドラマ(新作レヴュー) 朝ドラの特徴とも言える「登場人物全員集合」としなかった最終回は,実に良かった。終盤の軸となったプロット,ヒロイン喜美子(戸田恵梨香)の息子武史(伊藤健太郎)の闘病から死に至るプロセスを,ナレーションだけで表現した潔さも評価できる。哀しみを乗り越えて信楽焼に没頭する喜美子のアップをラストショットとしたことも,物語の幕切れに相応しい判断だったと言える。だが,全体を通した評価となると厳しいものにならざる . . . 本文を読む