子供はかまってくれないし,わかってくれないので,映画と音楽と本とサッカーに慰めを。
子供はかまってくれない
東アジアサッカー選手権 日本代表VS韓国代表【1:3】辛抱強いサポーターに座布団一枚
2月の寒い日曜日の夜。お寒い内容の試合が3試合続いたにも拘わらず,国立のスタンドには代表の復活を期待したサポーターが大勢詰めかけていた。TV放送の中では観衆の数は発表されなかった(場内放送で発表された内容は,中継の声にかき消されて聞こえなかった)が,多分香港戦の倍以上は入っていたのではないだろうか。
しかし,試合はそんなサポーターのささやかな希望を打ち砕くような,貧しい内容と過酷な結果となってしまった。
一体どの時点からこんな状態になってしまったのか,何故なのか,そしてどうなるのか,サポーターの失望と不安を正面から受け止めた中澤のインタビューは,まるでW杯グループリーグで敗退したかのように沈鬱なものとなってしまった。
闘莉王の退場時のプレーは,VTRで観る限り足が相手の顔面を直撃してはいなかったように見えたが,報復行為であることは間違いなかった。しかも後半早々に相手も退場者を出したために,数的にもほぼ同等の闘いとなったのだったが,それでも相手は流れの中から数的不利の状況を覆して2点を取り,日本はPK1本に留まった。
攻撃の鋭さの差は甚大であり,意図の有無,意思の疎通,呼吸の相違,全てにおいて取り組まなければならない問題が山積しているのは日本の方だということが明確となった。
ただマスコミでも取り沙汰されているように,点を取れない大久保を延々と先発で出場させ続けていること,くさびを受ける選手が必要なことが明らかになっているのに,平山を長い時間使わないこと等,岡田監督の采配(判断)ひとつで,チームの雰囲気を変えられる要素はいくつかある。特に攻撃的な選手の選択は,最も重要な課題だろう。
言うまでもなく,選手選考はチームの戦術に直結するのだが,私はこのチームにおいてパサーとしての役割を担う選手は,中村憲剛,遠藤,小笠原,そして中村俊輔のうち,一人で良いと考えている。その場合,仮にワントップで臨むならば,FWは大きくて強い選手が適任であり,前線の残りは本田,松井の欧州組に石川を加えたウィンガータイプの選手グループに,岡崎,玉田を含めた中から3人を選ぶべきだと思う。というのは,サイド攻撃にバリエーションを持たせる,という世界的な流れを観れば,今の日本のようにサイド攻撃=SBの上がり,という単純な思考では,相手の強くて大きなDFを崩すことは不可能だからだ。
今日の試合においても,内田の不正確なアーリークロスによって何度日本は相手にボールを渡してしまったのか数えてみればよい(私は数えていないので分からないが,いつものように凄く多かったのは確かだ)。
それに対して韓国が少ないチャンスをいずれも危険なシュートで終えていた背景には,スペースを狙って縦に抜けるパスの成功率の高さがある。やはり前の選手がクレバーであるかどうかで,攻撃の怖さは違ってくるのだ。
多分今日の試合後の国立は,木曜日同様にブーイングに包まれたことと思うが,前述の選手がうまくはまって,ガムに頼る内田に頼ったサイド攻撃ではない,よりクリエイティブなサイド攻撃に挑戦する態勢が出来れば,チームの雰囲気はドイツ大会時よりも格段に良いという現チームがブレイクする可能性はゼロではないはずだ。
そのために必要なのは,岡田監督が腹を括ること。私はそう考えている。
しかし,試合はそんなサポーターのささやかな希望を打ち砕くような,貧しい内容と過酷な結果となってしまった。
一体どの時点からこんな状態になってしまったのか,何故なのか,そしてどうなるのか,サポーターの失望と不安を正面から受け止めた中澤のインタビューは,まるでW杯グループリーグで敗退したかのように沈鬱なものとなってしまった。
闘莉王の退場時のプレーは,VTRで観る限り足が相手の顔面を直撃してはいなかったように見えたが,報復行為であることは間違いなかった。しかも後半早々に相手も退場者を出したために,数的にもほぼ同等の闘いとなったのだったが,それでも相手は流れの中から数的不利の状況を覆して2点を取り,日本はPK1本に留まった。
攻撃の鋭さの差は甚大であり,意図の有無,意思の疎通,呼吸の相違,全てにおいて取り組まなければならない問題が山積しているのは日本の方だということが明確となった。
ただマスコミでも取り沙汰されているように,点を取れない大久保を延々と先発で出場させ続けていること,くさびを受ける選手が必要なことが明らかになっているのに,平山を長い時間使わないこと等,岡田監督の采配(判断)ひとつで,チームの雰囲気を変えられる要素はいくつかある。特に攻撃的な選手の選択は,最も重要な課題だろう。
言うまでもなく,選手選考はチームの戦術に直結するのだが,私はこのチームにおいてパサーとしての役割を担う選手は,中村憲剛,遠藤,小笠原,そして中村俊輔のうち,一人で良いと考えている。その場合,仮にワントップで臨むならば,FWは大きくて強い選手が適任であり,前線の残りは本田,松井の欧州組に石川を加えたウィンガータイプの選手グループに,岡崎,玉田を含めた中から3人を選ぶべきだと思う。というのは,サイド攻撃にバリエーションを持たせる,という世界的な流れを観れば,今の日本のようにサイド攻撃=SBの上がり,という単純な思考では,相手の強くて大きなDFを崩すことは不可能だからだ。
今日の試合においても,内田の不正確なアーリークロスによって何度日本は相手にボールを渡してしまったのか数えてみればよい(私は数えていないので分からないが,いつものように凄く多かったのは確かだ)。
それに対して韓国が少ないチャンスをいずれも危険なシュートで終えていた背景には,スペースを狙って縦に抜けるパスの成功率の高さがある。やはり前の選手がクレバーであるかどうかで,攻撃の怖さは違ってくるのだ。
多分今日の試合後の国立は,木曜日同様にブーイングに包まれたことと思うが,前述の選手がうまくはまって,ガムに頼る内田に頼ったサイド攻撃ではない,よりクリエイティブなサイド攻撃に挑戦する態勢が出来れば,チームの雰囲気はドイツ大会時よりも格段に良いという現チームがブレイクする可能性はゼロではないはずだ。
そのために必要なのは,岡田監督が腹を括ること。私はそう考えている。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 映画「ミレニ... | 2010年TVドラ... » |
コメント |
コメントはありません。 |
コメントを投稿する |
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません |