子供はかまってくれないし,わかってくれないので,映画と音楽と本とサッカーに慰めを。
子供はかまってくれない
2012年アルガルベ杯予選リーグ 日本代表 VS デンマーク代表 【2:0】
ノルウェー戦から中1日。更に3日後には格上のアメリカ戦を控える日本代表は,大幅にメンバーを入れ替えてFIFAランキング12位のデンマーク戦に臨んだ。
そのデンマークは,予選リーグ初戦のアメリカ戦こそ0:5で負けたが,その試合を視察した佐々木監督が「かなり強い」と喝破した通り,速いプレスと強いフィジカルと最後まで走り切る体力で,日本を苦しめた。
更に驚いたのは,身長で圧倒的に優位に立っているにも拘らず,ロングボールをトップに放り込んでフィジカルにものを言わせて押し込む,という戦法ではなく,プレスとパス廻しでボールを支配するという「バルサ=なでしこ戦法」にトライしていたことだ。大型チームが,昨年のW杯で日本が見せた女子サッカーの未来形にいち早く取り組む姿は,日本の今後を考えると末恐ろしいと感じる一方で,どこか誇らしい気分もあり,何とも複雑な試合ではあった。
そんなデンマークの頑張りがあったことは勿論だが,トップの二人と中盤の底を担う澤,阪口を欠いたこともあり,日本は細かいパスを繋げてサイドを崩す,という基本戦略が形にならず,最後までもどかしさを引きずる展開となった。
話題の18歳京川は,ドリブルから反転してシュートを打つ場面もあったが,総じてフィットしていたとは言い難い。サイドよりも中盤の底に下がる場面が目立った宮間は,全体を動かすためのきっかけとなるようなパスの精度が低く,澤の代わりを果たすまでは行かなかったのが残念だった。
岩清水が戻ったDFラインは可もなし不可もなしといった状態だったが,有吉が被ってしまい決定的なパスを通されたのには肝を冷やした。メンバーの底上げは,そう簡単なことではないようだ。
それでも完封して接戦をものにしてしまうのは,明らかにW杯の貯金があったからだろう。
ノルウェー戦同様,苦しい状況でもあせらず粘れば勝機は来る,という信念が,チーム全体に浸透しているのは確かだ。3日後,雪辱戦を挑んでくるアメリカ相手にどんな戦いを見せてくれるのか,今から期待は募るが,それを地上波で確かめられる僥倖に感謝したい。
そのデンマークは,予選リーグ初戦のアメリカ戦こそ0:5で負けたが,その試合を視察した佐々木監督が「かなり強い」と喝破した通り,速いプレスと強いフィジカルと最後まで走り切る体力で,日本を苦しめた。
更に驚いたのは,身長で圧倒的に優位に立っているにも拘らず,ロングボールをトップに放り込んでフィジカルにものを言わせて押し込む,という戦法ではなく,プレスとパス廻しでボールを支配するという「バルサ=なでしこ戦法」にトライしていたことだ。大型チームが,昨年のW杯で日本が見せた女子サッカーの未来形にいち早く取り組む姿は,日本の今後を考えると末恐ろしいと感じる一方で,どこか誇らしい気分もあり,何とも複雑な試合ではあった。
そんなデンマークの頑張りがあったことは勿論だが,トップの二人と中盤の底を担う澤,阪口を欠いたこともあり,日本は細かいパスを繋げてサイドを崩す,という基本戦略が形にならず,最後までもどかしさを引きずる展開となった。
話題の18歳京川は,ドリブルから反転してシュートを打つ場面もあったが,総じてフィットしていたとは言い難い。サイドよりも中盤の底に下がる場面が目立った宮間は,全体を動かすためのきっかけとなるようなパスの精度が低く,澤の代わりを果たすまでは行かなかったのが残念だった。
岩清水が戻ったDFラインは可もなし不可もなしといった状態だったが,有吉が被ってしまい決定的なパスを通されたのには肝を冷やした。メンバーの底上げは,そう簡単なことではないようだ。
それでも完封して接戦をものにしてしまうのは,明らかにW杯の貯金があったからだろう。
ノルウェー戦同様,苦しい状況でもあせらず粘れば勝機は来る,という信念が,チーム全体に浸透しているのは確かだ。3日後,雪辱戦を挑んでくるアメリカ相手にどんな戦いを見せてくれるのか,今から期待は募るが,それを地上波で確かめられる僥倖に感謝したい。
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