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2013年J2リーグ第6節 コンサドーレ札幌 VS  ガンバ大阪【1:3】

代表の中心選手を二人抱え,J2では圧倒的な戦力といわれながら,陥落してからまだ1勝と結果の出ないガンバ大阪をホームに迎えた第6節。
「ひょっとすると…」という思いを胸に札幌ドームに詰めかけた観客は1万7千人。試合開始ぎりぎりに会場に入った私は,またしても(コンサドーレの主催試合では良くあること。情けないを通り越して最早悲惨な運営状況と言わざるを得ない…)マッチデイプログラムをもらえないという事態に遭遇してしまうほど,ピッチを取り囲む期待感は高まっていた。
だが,しかし…。
ここまでの勝ち星では一つリードしていた札幌だが,やはりガンバのサッカーの質は高く,終わってみれば1対3というスコアが示す通りの完敗だった。

ガンバは遠藤と今野が中盤を支え,倉田,家長,レアンドロという才能溢れるタレントたちが,前線で縦横無尽に動き廻って,コンサドーレの守備陣を翻弄した。
特に家長の飛び出しとそれに合わせた二川のパスによる2点目は実に鮮やかだった。後ろの選手が前を追い越していき,その選手にボールが出る。サッカーにおける最も基本的かつ効果的な攻撃パターンを繰り返すチームは強い,というセオリーを証明するようなシーンだった。

これに比べると,コンサドーレの選手たちはまるで「追い越し禁止令」でも出ているかのように,各自のポジションを頑なに守る姿勢を払拭できないままプレーしているという印象が強かった。
点を取った場面以外は消えていた宮澤や,妙に大人びたプレーに固執する深井はともかく,負傷退場した松本に替わって出場した堀米が,若さを感じさせないプレーぶりで,前へ上がっていこうとしなかったのは実に残念だった。

それでも砂川が入った後の全体的な動きは,前々節の松本山雅戦に比べると,格段に良くなっていた。
ようやくコンディションが整ったらしいパウロンは,その長いリーチを利用して,何度かボール奪取に成功していたし,宮澤と交代で最前線に上がった上原が前田と2トップになった後半途中からは,二人にくさびのボールが収まるシーンも何度かあった。

試合後の談話によると,ガンバとのレベルの差は,監督も認めているようだが,チャレンジ精神を前面に出してセカンドボールの奪取率を高めていけば,少なくとも一方的な展開に終始するということはないと,選手たちは肌で感じたはず。
アウェーの万博では,是非とも相手が驚くようなオーバーラップでリベンジを果たして欲しい。
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