子供はかまってくれない

子供はかまってくれないし,わかってくれないので,映画と音楽と本とサッカーに慰めを。

2015年J2リーグ第8節 札幌 VS 水戸【1:0】

2015年04月19日 17時46分47秒 | サッカーあれこれ
どっちに転んでもおかしくない試合だった。
ボールは札幌が保持し,CKの数も10対2と圧倒しているようには見えたが,押されている展開からボールを奪い,手数をかけずに素速いパスを2本,3本と繋いであっと言う間に札幌のゴール前に迫る水戸の攻撃の方が遥かに圧力は高かった。

それでも唯一の得点を挙げたのは福森のキックの精度と,徐々にコンディションを戻しつつあるように見える都倉の決定力のおかげ。綱渡りのような展開から見ると,逆になっていてもおかしくない結果については「(相手がしっかり守ってカウンターで攻めてくる)そういう中で何度もボールをロストしながらも、しっかりと我慢して得点を許さなかったことは良かったと思います」という監督のコメントの通りで,既に8試合を終えてもチームとしての戦い方がはっきりと見えてこないのは非常に気になる。

ただ玉際の強さという点に限っては,少しずつ改善されて来つつあるようにも見える。パウロンの長いリーチ,途中交代で入ってきてがむしゃらにボールを前へ進めようという意欲を見せた神田のドリブル,そして試合終了間際に見せたク・ソンヨンの躍動感溢れるセーブなどには,早くも首位との勝ち点差が二桁に近くなってきたチームを立て直す萌芽となるようなものも感じ取れた。

個々の選手で見ると,ボール奪取には何度か冴えを見せながら,相変わらず繋ぐ技術もアイデアもない宮澤は,DFで起用するしかもう道は残されていないと感じた。
五輪代表帰りの荒野も,攻撃になった時にはほとんどフィットしておらず,心配が募る。
そんな中で,やはり稲本の存在は大きい。交替で上里が入った後,ロスタイムを含むクロージング・タイムに相手の波状攻撃を一時も中断できなくなってしまったのは,ボールの収め所を失ってしまったことに尽きる。大ヴェテランに頼らざるを得ないというのもどうかとは思うが,復帰が待たれる小野と一緒に,チームを救って欲しい。


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