子供はかまってくれないし,わかってくれないので,映画と音楽と本とサッカーに慰めを。
子供はかまってくれない
2012年J1リーグ第9節 コンサドーレ札幌 VS セレッソ大阪【1:0】
J1で勝つ。前節まで他の17チームは当たり前のように果たしてきたことが,札幌にとってはこれほどまでの「偉業」なのだ,と感じてしまうのもどうかと思うのだが,やはりリーグ戦で勝利するというのは素晴らしいことだった。川崎戦での悪夢のような逆転劇を目の当たりにしたサポーターは,「試合終了のホイッスルが吹かれるまで安心出来ない」というスリルを,どのチームのサポーターよりも楽しんだはずだ。
1対0。シュートは一桁の9本。支配率も46%と,内容的にはアウェイのセレッソの試合だったが,前線から中盤の守備の部分でこれまでの試合とは違うアグレッシブさが出た。
後半20分過ぎ,これまでの試合で何度も繰り返されて来た,札幌の運動量が落ちかける時間帯がほんの少しだけあった。今日もこのままバックラインが下がり続け,時間を稼ごうとしてクロスを大きくクリアしては簡単に拾われる,という悪循環に陥るのではないかという気配はあった。
だが足は止まらなかった。セレッソが山口と扇原という,ロンドン・オリンピックチームの中核を担う筈のボランチと前線に構える外国人アタッカーとの連携がボロボロで,攻撃が散発的だったということを差し引いても,しっかりとしたブロックで無得点に封じ込んだことは最大限に評価出来るだろう。
これまではピッチにいる選手たちにとっても難解な方程式だったのではないかと思われる選手交代も,今日に限っては,負傷した前田から替わった内村に続く2枚のカードが,「芳賀と奈良」という実に分かり易いメッセージとなっていたことも大きい。そのメッセージ通り,がむしゃらに追加点を取りに行くのでもなく,引いて守るのでもなく,前で追い込んでしっかり跳ね返す,という戦術が徹底されていたことが,勝ち点3を獲得出来た最大の理由だろう。
これまでの8試合で獲得した勝ち点の3倍をたった1試合でものにした,と言えば確かに「偉業」なのだが,苦しい時に運動量を落とさない,というセオリーが徹底されれば,今シーズン中に勝利の歓喜を更に何度か味わうことも不可能ではない筈だ。相変わらず決定力は不足しているし(後半の前田のドリブル突破の場面と,左で河合がフリーになった場面は決めないといけなかった),「さすがプロ!」と呼べるような個人技にうっとりしてしまう瞬間はないのだが,それでもJ1チームを倒すという快感をサポーターにプレゼントすることを目指して,次の試合もまた後半の残り20分,ひたすらボールを追いかけ続けて貰いたい。
1対0。シュートは一桁の9本。支配率も46%と,内容的にはアウェイのセレッソの試合だったが,前線から中盤の守備の部分でこれまでの試合とは違うアグレッシブさが出た。
後半20分過ぎ,これまでの試合で何度も繰り返されて来た,札幌の運動量が落ちかける時間帯がほんの少しだけあった。今日もこのままバックラインが下がり続け,時間を稼ごうとしてクロスを大きくクリアしては簡単に拾われる,という悪循環に陥るのではないかという気配はあった。
だが足は止まらなかった。セレッソが山口と扇原という,ロンドン・オリンピックチームの中核を担う筈のボランチと前線に構える外国人アタッカーとの連携がボロボロで,攻撃が散発的だったということを差し引いても,しっかりとしたブロックで無得点に封じ込んだことは最大限に評価出来るだろう。
これまではピッチにいる選手たちにとっても難解な方程式だったのではないかと思われる選手交代も,今日に限っては,負傷した前田から替わった内村に続く2枚のカードが,「芳賀と奈良」という実に分かり易いメッセージとなっていたことも大きい。そのメッセージ通り,がむしゃらに追加点を取りに行くのでもなく,引いて守るのでもなく,前で追い込んでしっかり跳ね返す,という戦術が徹底されていたことが,勝ち点3を獲得出来た最大の理由だろう。
これまでの8試合で獲得した勝ち点の3倍をたった1試合でものにした,と言えば確かに「偉業」なのだが,苦しい時に運動量を落とさない,というセオリーが徹底されれば,今シーズン中に勝利の歓喜を更に何度か味わうことも不可能ではない筈だ。相変わらず決定力は不足しているし(後半の前田のドリブル突破の場面と,左で河合がフリーになった場面は決めないといけなかった),「さすがプロ!」と呼べるような個人技にうっとりしてしまう瞬間はないのだが,それでもJ1チームを倒すという快感をサポーターにプレゼントすることを目指して,次の試合もまた後半の残り20分,ひたすらボールを追いかけ続けて貰いたい。
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