たか爺のワンダースクール通信

「センス・オブ・ワンダー」をキーワードにした野遊び教室「自然体感塾ワンダースクール」の活動記録とお花中心のブログです。

「化石でワンダー探検隊」事前調査

2019年03月04日 | 化石でワンダー探検隊
 3月1日(金)は小鹿野町へ。「化石でワンダー探検隊」の事前調査です。残念ながら、昨日3日(日)の本番は冷たい雨の一日となってしまって、雨天中止でしたけれどもねぇ…。今年は何が見つかるか楽しみにしていたのですが、お天気ばかりはどうにもなりません。
 まあ、今年もセツブンソウ自生地まで足をのばし、帰りにはムクゲ自然公園へも寄れたので、往復で7.000円近くかかる交通費も無駄にはならなかったということで…。



 おがの化石館の駐車場から見たようばけ(太陽のあたる崖)です。
 午前9時ごろ家を出て関越道の追越車線をかっ飛ばし、皆野寄居有料道路を出てからはナビによる新ルートで10時20分には到着! 新記録達成!?



 曇天でしたが、ようばけをバックに駐車場の梅も。



 ようばけへの下り口に立っている案内板(注意書き)です。
 下る途中のアオイスミレの姿が見当たらなくて、たか爺としてはちょっと残念でした。



 国指定天然記念物のようばけですねぇ~。
 手前の大きな岩が川を越えてきた「巨大な落石」です。当日子どもたちを上に座らせて、記念写真を撮っておきたかったのになぁ…。



 解説板です。さすが「ジオパーク秩父」!?



 ようばけへの立ち入りも化石採集も禁止されているので、左岸を上流部へ。いまだに調査には行けていませんが、化石探しは下流部でももちろんOKです。



 崖くずれの跡ですねぇ…。


 
 たか爺の大好きな流木です。
 これはちょっと大きすぎるけど、立派な「龍木」でしょ!?



 赤平川の水位は今までで一番低く、岸辺近くもかなりいい感じかな。右岸へも大人の長靴なら簡単に渡れそうです。崖くずれや落石には要注意ですけれどもねぇ…。



 ようばけをふりかえるとこんな感じ。



 でも、川原の中央部はキササゲのジャングルとなっておりました。



 果実は蒴果。
 種子は両端に長い毛のついた「空とぶ魔法のフシギダネ」です。


 
 この冬芽と葉痕は「キササゲ星人」!?



 上流部はここで行き止まり。長靴では難しかった場所も今回は右岸へも渡れそうでした。帰りは左岸の崖を見ながら歩いてみます。



 川原のタネツケバナです。



 菜の花の蕾はさち婆がせっせと摘んで、夕食の一品となりました。
 辛し和え、おいしかったですねぇ~。



 地層が露出した崖も当然化石探しのポイントですが、ここは崩れやすくて倒木の心配もあります…。



 いつもの場所にはタチツボスミレ。



 しばらくするとあちこちで見られるようになりますね。



 左岸の崖では、やっぱりこのあたりが無難かな。



 誰かが崩したあとの足元に転がっている泥岩をていねいに見ていくだけでも、化石は見つかります。



 いろいろと出てきますよね。



 当日は、まずは露出している河床や川原の転石でカニを狙ってもらって、何も見つけられなかった場合には崖で保険の二枚貝狙い! と思っていたのですが、雨天中止じゃねぇ…。あとは4月のお楽しみです。
 本日のワンダーキッズも雨天中止…。たまりにたまっている事務仕事を片付けてから、このあと行ってきた節分草園やムクゲ自然公園の写真を整理しておかないといけませんね。

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化石発掘体験~キッズ冬休み~

2018年12月28日 | 化石でワンダー探検隊


 12月26日(水)は東松山市の化石と自然の体験館へ。



 キッズ冬休み「化石発掘体験」です。
 参加者はキッズ3名+ファミリー1家族4名の7名でした。


 
 展示コーナーの見学中です。



 こんなのが出てきたら最高ですが、出てくる可能性は0というわけではありません。屋外での体験オンリーで今度狙ってみる?



 巨大な古代ザメに食べられてしまった子どもたち!?
 カルカロドン・メガロドンの顎の復元模型は、長瀞の自然の博物館に展示されています。そういえば、秩父市で化石探しをしなくなってから行ってないなぁ…。このサメの歯の化石が出てきた土塩層では、毎年3月に「化石でワンダー探検隊」を開催していますが、成果はいまひとつだし…。



 化石と自然の体験館の化石発掘体験は、事前予約制で1回20名まで。土日だとすぐにいっぱいになっちゃうのかな? ワンダースクール組もキッズとファミリーの2つのテーブルに分かれて席に着きます。



 まずは、松本先生のレクチャータイム。



 復習は『探そう! 葛袋の1500万年前のサメの歯化石 東松山の化石図鑑』にて。とても良くできていますよ。



 礫岩の入ったコンテナの蓋をとって。
 これで10L。おかわりもできますが、丁寧に見ていくと1杯目で時間切れかな。



 ワンダースクールの子どもたちがこれまで見つけたサメの歯も、このいずれかですね。



 よく見つかる化石のサンプルもテーブルごとに用意されています。



 ブドウ石はまだ見たことがないかも。



 初めて参加される方は、化石の探し方を教えてもらいます。



 みんな真剣です。



 1本目はこのメジロザメの歯でした。以下も同じく、正確にはsp(の仲間)になりますね。ワンダースクールでは初記録!
 


 化石が見つかるとこんな袋に入れてくれます。



 今回で「化石発掘体験」3回目の左の子が、みんなが化石の探し方を教えてもらっている間に見つけていましたねぇ~。



 化石探しは50分1本勝負!?
 ワンダースクール組の2本目はファミリー参加の右奥の子でした。



 アオザメの歯です。



 3本目は左手前の子。



 アオザメです。



 4本目はママが。
 写真は撮っていませんでしたが、オオワニザメでした。



 5本目はアオザメ。3本目の子の2本目ですね。



 左の子も2本目。



 アオザメですが岩付きです!



 屋外の体験スペースでも。
 ゴーグルをかけて、ハンマーとタガネを使います。



 7本目は右側の子。



 先が欠けてしまいましたがアオザメです。
 持ち帰ったら、ボンドでくっつけておいてくださいね。



 この子はメノウも2個見つけていました。



 8本目はこの子。
 オオワニザメでしたが、化石の写真は撮り忘れ…。オオワニザメの歯の写真が1枚もなかったかぁ…。



 お片づけ中です。
 


 最後にラベルを記入して。



 標本としておみやげですねぇ~。
 今回全体の参加者は17名で、見つかったサメの歯はアオザメ14本、オオワニザメ9本、メジロザメ2本の計25本。ワンダースクール組は7名でアオザメ5本、オオワニザメ2本、メジロザメ1本の8本でした。まずまずの成果だったでしょうか。
 ワンダースクールでは、このあと来年3月に小鹿野町と深谷市での「化石でワンダー探検隊」も開催しますが、あたりはずれはあるものの産地での化石探しよりは見つかる可能性が高いので、ぜひご家族でもお出かけください。何度も通っているリピーターも多いようです。ワンダースクールとしては来年度も、キッズ夏休みと冬休みには開催予定でおります。

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化石でワンダー探検隊~キッズ&ファミリー~

2018年04月05日 | 化石でワンダー探検隊


 おがの化石館の駐車場から見た「ようばけ」です。



 まずは、対岸の「ようばけ」からの落石の上で記念撮影!?



 国指定天然記念物なので立入も化石の採集も禁止されていますが、こんな岩が対岸まで落ちてくることもあるような場所へは、怖くて近づけませんよねぇ…。



 4月1日(日)は「化石でワンダー探検隊」で小鹿野町へ。



 新年度早々に中止するのもいやなので、2家族6名でも開催することにしました。



 広ぉ~い川原なので、なんだかちょっとさみしい感じ!?



 炭化した植物の化石です。



 小さな二枚貝。
 今回はめずらしくカニも出なかったし、成果のほうもちょっとさみしかったかなぁ…。



 アマガエルにも笑われてしまいましたね!?



 たか爺は対岸へも渡ってがんばってみたのですが…。



 タチツボスミレが増えてきましたね。
 たか爺は13時半頃失礼させてもらって、「春の巾着田」の事前調査へも。これは改めて。

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「化石でワンダー探検隊」事前調査

2018年03月29日 | 化石でワンダー探検隊
 3月26日(月)は「化石でワンダー探検隊」の事前調査で小鹿野町へ。


 まずは、ようばけをバックにおがの化石館裏の桜を。
 たか爺には桜の品種まではわかりませんけれどもねぇ…。


 ポツポツと蕾が開きはじめていたこの桜も、宮沢賢治の歌碑の近くに植栽されたものです。


 これは野生種なのかな?
 まあ、例によってこんな感じの事前調査なので、ジャンルのほうは「みんなの花図鑑」かな!?


 ようばけへと下る道でも、アオイスミレが咲きはじめました。


 一応「事前調査」ということで、天然記念物のようばけも撮っておかないと…。


 前日25日の深谷市の荒川の水位は高めでしたが、赤平川は4日に開催した際とあまり変わらずひと安心です。化石のほうは何かしら出てくるので、心配ありませんからね。


 化石探しをする予定の川原に面した雑木林の桜も、野生種だと思います。


 小さな花ですね。
 まあ、品種名がわからないとちょっとストレスだけど、「化石でワンダー探検隊」の事前調査のついでに少なくとも4種類の桜のお花見もできたわけなので、よしとしましょうか!?


 タチツボスミレです。
 ミヤマセセリやビロードツリアブもけっこう出ていたのですが、写真は撮らせてもらえなくて残念…。4月1日には撮らせてくれぇ~!

 帰りはやっぱり風布・日本の里へ。事前調査はもう済んでいるのですが、念には念を!? これは改めて。

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化石でワンダー探検隊~楊井層~

2018年03月28日 | 化石でワンダー探検隊
 3月25日(日)の「化石でワンダー探検隊」の続きです。



 午後は、車で10分ほどの荒川対岸の下流部へと移動。
 鹿島古墳公園でお弁当を食べてから、楊井層ですね。



 残念ながら白花は見つかりませんでしたが、オオアラセイトウです。
 たか爺は例によって、お昼ご飯はおにぎりの運転食いで済ませ、みんながお弁当を食べている間にお花見でございます…。



 カキドオシの花も増えてきました。アリさん付き!?
 今年は「酎中花」やフレッシュハーブティー用だけでなく、乾燥させてお茶や入浴剤用にも摘ませてもらう予定です。



 ノジスミレですね。



 ノカンゾウ畑を見てもらっているところ。



 河川敷のいたるところに、こんな感じの小さな畑が点在しています。まあ、今だけですが摘み放題!


photo by sachibaa

 イラガの繭の観察中ですね。



 化石探しはこの堰の下流側で。



 下りられるかな?


photo by syuichi

 まずは。


photo by sachibaa

 亜炭層を観察。



 川の水量が多くて、午前中の土塩層より上の800万年前の楊井層は水没しています。露出している中州へも渡れません。


photo by syuichi

 転石狙いですね。


photo by sachibaa

photo by syuichi

photo by sachibaa

 化石探しの様子です。



 この流木は撮っただけ…。小さなものを2個だけお土産にしました…。


photo by sachibaa

 たか爺だって、ちゃんと化石も見つけましたよ!



 針葉樹の葉っぱだらけの転石が見つかりましたね。



 メタセコイアと言われています。


photo by sachibaa

 この転石からも。



 木の葉の化石です。



 でも、これは割ってしまいましたねぇ…。



 こちらは参加者のご家族が見つけた二枚貝。



 淡水棲と言われています。

 深谷市での「化石でワンダー探検隊」は、土塩層と楊井層の両方を見ておいてもらいたいので化石探しの時間は短くなってしまいます。でも、とりあえず採集場所や探し方はわかったと思うので、お時間のある時にまたご家族だけで思う存分楽しんでもらえればいいかな。

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化石でワンダー探検隊~土塩層~

2018年03月28日 | 化石でワンダー探検隊


 3月25日(日)は「化石でワンダー探検隊」で深谷市へ。
 東京の桜は満開となりましたが、こちらの荒川沿いの桜並木はまだ蕾で、咲いていた木は1本だけでした。


photo by sachibaa

 集合場所の天神グラウンドの駐車場で、土塩層と楊井層のお話を少々。


photo by sachibaa

 これまでに採れた化石も見てもらいました。


photo by sachibaa

 河川敷におりて、こんな道をしばらく歩きます。
 1家族3名がキャンセルとなりましたが当日に中止するわけにもいかず、2家族6名にて開催です。


photo by sachibaa

 途中から石ころだらけの川原を歩いて。


photo by syuichi

 土塩層に到着!



 1.000万年前の泥岩層です。



 以下、正味1時間ほどの化石探しの様子を。


photo by syuichi

photo by syuichi

photo by sachibaa

photo by sachibaa

photo by sachibaa

photo by sachibaa

photo by sachibaa

photo by sachibaa



 以下は、出てきた化石です。



 木の枝?







 葉っぱが多かったですね。二枚貝も見つかっていたと思うのですが、写真は撮っていなかったかぁ…。
 いったん駐車場まで戻り、車で対岸へと移動します。これは改めて。

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「化石でワンダー探検隊」事前調査

2018年03月27日 | 化石でワンダー探検隊
 3月24日(土)は、「化石でワンダー探検隊」の事前調査で深谷市まで。
 関越道が事故渋滞だったのでナビの指示どおりに下道利用をしたら、えらい目に遭って3時間コースです…。たか爺の頭の中のナビのほうが正解だったかも!?



 川本天神グラウンドの駐車場から、まずは河川敷のこんな道を歩いて。



 ここから川の近くの川原まで出ます。



 なんだか荒寥感のただよう石ころだらけの川原をしばらく歩くと、巨大な古代ザメの歯が出たことで有名な土塩層ですね。



 荒川の水量が多かったので水没しちゃっているかと心配しておりましたが、これぐらいでも出てくれていてよかったぁ…。どうにか開催できそうでホッとしました…。



 河川敷のノカンゾウです。



 菜の花も。当然、さち婆はせっせと収穫しておりました。どちらもおいしいですからねぇ~。



 ミツバチたちも大忙し。
 上に写っている木は、東京ではこの日満開となったソメイヨシノですが、開花は1週間はずれるのでまだ蕾です。



 お昼ご飯のおにぎりは例によって運転食いで、対岸下流部の楊井層へと移動します。ちょうどおにぎり2個を食べ終わる程度の距離かな!? 



 とりあえずは、鹿島古墳公園でお花見…。



 なぜかこの木だけは毎年早く咲いてくれます。



 カントウタンポポも。



 化石林で有名な楊井層です。
 メインの地層は水没していましたが、ここは転石狙いのほうがこれまでいい感じなのでどうにかなりそうかな?

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化石でワンダー探検隊~キッズ&ファミリー~

2018年03月09日 | 化石でワンダー探検隊

photo by sachibaa

 「ようばけ」をバックに記念撮影!? でも、カバじゃないからねぇ…。
 新生代第三紀中新世の「ふしぎな海獣 パレオパラドキシア」(『やさしいみんなの秩父学[自然編]』より)でございます。


photo by sachibaa

 3月4日(日)は、キッズ&ファミリーの「化石でワンダー探検隊」で小鹿野町へ。参加者はキッズ送迎1名+ファミリー現地2家族8名の9名。春を通りこして初夏のようなお天気に恵まれたのに、なんだかもったいなかったなぁ…。
 集合場所のおがの化石館の駐車場で、まずは配布資料の説明からスタートです。


photo by sachibaa

 これまでこの場所で見つかった化石も見ておいてもらいました。
 どんな岩にどんな化石がどんなふうに入っているのか、わかっていると探しやすいですからね。


photo by sachibaa

 「ようばけ」の解説板を見てもらっているところです。



 子どもと比較すると大きさも一目瞭然! 2015年2月に、対岸の「ようばけ」から川を越えてきた「巨大な落石」でございます…。
 

photo by sachibaa

 シカの足跡を見てもらっているところだったかな。


photo by sachibaa

 試しに網を入れてみたら、アブラハヤの幼魚たちが入りましたね。



 現地にて注意事項等のあと、いよいよ化石探しがスタート!
 これは対岸にて。



 対岸から見た「ようばけ」ですね。
 たか爺は対岸狙いでしたが、今回はいまひとつ…。



 この木の枝か何かと小さなカニの甲羅だけでした…。



 ここに埋まっているのは、太目の木の枝あたりかな?


photo by sachibaa

 今回は、川原の転石狙いが正解だったようです。
 この子はすぐに大当たり!


photo by sachibaa

 転石からカニを見つけていました。



 しかも、凸と。



 凹です!
 ナグラベンケイガニ? ちょっと違うようにも見えますが…。



 それだけにとどまらず、これもカニ。



 これもカニ。かなりの数を見つけておりました。
 甲羅だけのものはけっこう出てきますよね。



 この二枚貝は、ユキノアシタガイの一種でしょうか。


photo by sachibaa

 こちらはキララガイの一種かな。


photo by sachibaa

 崖からも化石は出てきます。


photo by sachibaa

 ソデガイの一種の小さな二枚貝が中心です。


photo by sachibaa

 この子は崖からカニを見つけていました。



 ナグラベンケイガニよりは大きな感じで、ムカシエンコウガニになるのかな?



 やはり凸と凹でしたね。


photo by sachibaa

 この転石もカニの化石だらけ!



 これはほんの一部。



 しかも、カニだけポロリと出てくるものも! 表側です。



 裏のお腹側ですね。


photo by sachibaa

 これは化石じゃなくて、川の生きものさがしですね。
 シマドジョウだらけで、ヌカエビやコシボソヤンマの小さなヤゴも見つかっていました。

 「化石でワンダー探検隊」は、3月25日(日)は深谷市、4月1日(日)にはまた小鹿野町にて開催予定です。ぜひ一度、というか何度でもチャレンジしてみてください。春なので、その他のお楽しみも多いですよ。まあ、雨が多い季節なので、お天気次第ですけれどもねぇ…。 

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化石でワンダー探検隊・番外編

2018年03月08日 | 化石でワンダー探検隊
 3月4日(日)も「化石でワンダー探検隊」で小鹿野町へ。
 今回は番外編から!? 開催時間前の写真が中心なので、時間的にはかく相成ります…。



 まずはこのネコちゃんから。
 くん爺には悪いけど、たか爺はネコも大好きでねぇ~。昔茶トラの「ニーチェ」というネコを飼っていたこともあります。



 このネコちゃん、それはもう本当に気持ちよさそうに、ころんころんと転がり続けておりました。



 警戒心0なので、ご近所で飼われているのかな。



 春というより初夏のような気温だったので、成虫越冬のテングチョウもお目覚めでした。



 同じくキタテハも。



 どこにでも咲いているけれども、ついつい撮りたくなってしまうオオイヌノフグリ改めホシノヒトミです。



 ノカンゾウも見つかりましたがおひたしにできるほどは出ていなかったので、採らずに撮っただけね!?



 これは、化石採集場所の崖に咲いていたアオイスミレ。
 雌しべの先が曲がっていたので、間違いないと思うのですが…。



 こちらは、キジムシロになるのかな。

 日付が変わってしまいましたが、7日(水)はおこもりしたのに10日と11日の「参加者名簿」や連絡メール、練馬区教育委員会委託講座の「請書」「委任状兼使用印鑑届」「個人情報管理責任者選任届」「セキュリティ教育実施結果報告書」などの書類や、4月14日と5月26日開催分の「実施計画書」と「チラシ」等しか片づけられない…。明日(もう今日だけど)こそは確定申告に着手しなければ…。

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「化石でワンダー探検隊」事前調査

2018年03月05日 | 化石でワンダー探検隊


 3月2日(金)は小鹿野町へ。
 まずは「化石でワンダー探検隊」の事前調査です。



 何年か前にも載せていると思うけど、たまには歌碑も!?


 
 宮沢賢治も盛岡高等学校在校中に訪れたということで、「賢治・嘉内 友情の歌碑」ということになっております。



 でも、これはちょっと怖いかも…。



 「ようばけ」です。



 小鹿野町天然記念物で埼玉県自然環境保全地域だった「ようばけ」は、平成28年3月に国指定天然記念物「古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群」となってランクアップしました!
 当然、化石の採集どころか立入も禁止されております。



 これが、2015年2月に川を越えてきた「巨大な落石」…。



 たか爺はこっちのほうが欲しいけど、大きすぎてお土産にはできません…。



 川の水量も少なく、川原はいい感じでひと安心。
 今回も期待できそうですね!?



 対岸へも渡れそうでしたが、滝の前を通り過ぎたところでバラバラバラっと落石が…。



 こんな場所では、川の生きものさがしもできます。
 アブラハヤあたりの幼魚が群れておりました。



 崖側もOKだけど…。



 気をつけないと…。



 崩された欠けらからも、ちいさな二枚貝は見つかります。



 ソデガイの1種でしょうか?



 このあとお腹いっぱいになるほど見る予定のフクジュソウですが、咲いていたら撮っておいてあげないと!?



 アオイスミレっぽくないアオイスミレ?
 このあとさらに足をのばして、日本有数の規模を誇るセツブンソウの自生地へ向かいましたがこれは改めて。まあ、事前調査のついでにセツブンソウというよりは、セツブンソウのついでに事前調査みたいな感じではございます…。

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氷遊び~キッズ冬休み~

2017年12月27日 | 化石でワンダー探検隊


 12月26日(火)は「化石発掘体験」のあと、車で10分ほどのくらかけ清流の郷まで移動してお弁当タイムです。夏休みの「化石発掘体験」にも参加してくれていた子どもたちは、ちょっとびっくりですよね。



 7月26日のくらかけ濁流の郷です。



 今回は、くらかけ細流の郷ですからね!?
 雨の量や降りかた次第で川の状態もこんなに変わってしまうこと、子どもたちも少しはわかってくれたでしょうか?



 こんなことになっていた場所だって。



 現在は広~い川原となっています。



 と思ったら、水も少しは残っておりました。



 しかも、氷ってる!



 こんなにいいお天気でも、日陰は寒かったからなぁ…。



 お弁当タイムが終わった途端に、急に強い風も吹きはじめました…。



 でも、子どもたちは氷遊びが大好きです。



 あらァ…。4人だったら持ち上げられたのになぁ…。



 厚さ1㎝程度かと思っていたら、けっこう厚くはり重なった感じでしたね。



 氷の上も歩けるほどです。
 普通の靴のままはまっていた子もいましたが、長靴なら氷が割れても大丈夫な深さしかありません。誰でもいいからそのままバランスを崩して、全身で氷を割ってくれてもよかったんだけどね!?
 


 当然、石を投げて割ろうともしますよねぇ~。



 割れなければ、もう少し高い所から投げてみればいいわけです。



 杉ぼっくりです!?
 もちろん、これはこのままたか爺のおみやげとなりました…。それにしても、ほんとうに寒かったなぁ…。今日は風がないといいのですが…。

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化石発掘体験~キッズ冬休み~

2017年12月26日 | 化石でワンダー探検隊


 子どもたちが冬休みに入った12月26日(火)は、キッズ冬休み企画「化石発掘体験」。東松山市の化石と自然の体験館です。
 まあ、暑くも寒くもない春や秋には、小鹿野町や深谷市の実際のフィールドでの化石探しに勝るものはありませんが、夏休みや冬休みにはこれもありですね!?



 予定通り少し早目に到着したので、まずはこの藤棚?



 たか爺のお目当てはもちろん、「ネイチャー=アート」の材料用に種を飛ばしたあとのフジの鞘(今回は小さいものだけ)と種でございます…。



 「化石発掘体験」は、まずはスタッフの方の注意事項から。



 次に、専門家の先生のお話でしたが…。



 この人が邪魔でなぁ…。



 少しは後ろの人たちのことも考えてもらわないと、真後ろにいた子なんかほとんど見えなかったんじゃないの!?



 これで10L。約1.500万年前の神戸層の礫岩と砂岩が入っております。



 神戸層から出てきたサメの歯のサンプルですね。



 ワンダースクールの参加者は、キッズ2名+ファミリー2家族4名の6名。



 実際の作業時間は50分です。
 夏休みにも来ている子どもたちはすぐにスタート!



 初めての方には、化石の探し方も親切に教えてくれますよ。



 サメの歯は見つかるかな?



 残念ながら、今回のサメの歯はこのアオザメ1本のみ。
 まあ、すべてはその日の運次第ですからねぇ…。



 ウニの棘です。



 こちらも。



 2杯目に入った子どもたちもいましたが、すぐに時間切れ…。



 見つかった化石の名前・日付・採集者名(自分の名前ですね)をラベルに記入して終了です。



 おみやげの緑色凝灰岩を選んでいるところですね。



 これは終了後。
 子どもたちもフジの種が欲しかったんだって!?



 この子は遠くから飛んできたカエデの種も見つけておりました。ちゃんとどうやって飛んできたのかもわかってくれていて、うれしかったなぁ~。

 ワンダースクールではこれまで秩父市の鷺の巣層、小鹿野町の奈倉層、深谷市の土塩層や楊井層などで「化石でワンダー探検隊」を開催してきていますが、サメの歯は1本も出てきておりません。で、サメの歯が多産するという神戸層のポイントを調べているうちに、東松山市は工業団地を誘致…。「こうした地層や化石はとても大切なものです」(東松山市教育委員会発行『東松山の化石図鑑』より)と知りながら、本来であれば小鹿野町の「ようばけ」のように天然記念物に指定されてもいいような貴重な地層を破壊してしまいました…。
 まあ、今となっては表向きは体のいいようにどうとでも言えますが、「化石と自然の体験館」は東松山市としてのせめてもの罪滅ぼしのようなものだと思います。それを新たな観光資源として活用しているような感じでしょうか!?
 でも、専門家も常駐しているし、スタッフの方たちもみんな親切です。施設としてはとてもいい施設となっているので、来年度もまたお世話になる予定でおります。事前予約は必要ですが、ご家族でもぜひ足を運んでみてくださいね。

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ちょっと楊井層へも

2017年08月07日 | 化石でワンダー探検隊


 8月4日(金)は荒川大麻生公園のあと、少し上流の深谷あたりでクワガタさがしができそうな場所を探したかったのですが、目星をつけていた第一候補地ですぐ挫折…。オオブタクサにはばまれて、中へは入れない…。



 少し踏みあとがついている場所もありましたが、マムシやアシナガバチの巣が怖くてなぁ…。冬にならないと入れそうもありませんねぇ…。まあ、こんな状況の林だと、夏のクワガタ探し向きの木も少なそうです。



 わざわざ河川敷に下りる階段が作ってあるんだから、荒川の岸辺に出るまで道があるのかと思ったら…。



 下りたらすぐにこんな状況です…。左から回りこんでいくのかな?



 でも、残念…。すぐ行き止まりです。
 いさぎよく諦めて、「化石でワンダー探検隊」で利用させてもらっている深谷市の楊井層の様子を見にいってみることにしました。上流側の状況はまだ見に行っていませんでしたからね。



 開けた河川敷の草はらを抜ける道は、キタキチョウだらけでした。



 歩いていくと、道の上で吸水中の集団が次々と飛びたって草はらの中へ。



 ミヤマアカネも多かったですね。



 「化石でワンダー探検隊」の際に使っている堰より下流側の川原です。
 想像していたよりも、川の水量は増えていませんでした。川原へは下りずに、今回は堰より上流側へ岸辺を歩いてみます。



 いきなり出てきた樹幹の化石。



 川の中まで続いています。



 楊井層です。



 上流側も「化石でワンダー探検隊」で使えそうですねぇ~。いい感じです。
 まあ、川原での化石探しは夏にやるものではありませんけれどもね!?



 ネムノキの花。



 ママコノシリヌグイです。
 ヤナギの木ものぞきながら歩いてみましたが、残念ながらクワガタの姿は見当たりませんでしたね。

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化石発掘体験~キッズ夏休み~

2017年07月27日 | 化石でワンダー探検隊


 7月26日(水)は、キッズ夏休み「化石発掘体験」で東松山市の化石と自然の体験館へ。



 天気予報では曇中心でしたが、現地は雨…。でも大丈夫! 室内開催ですからね。
 東松山市のホームページによると「デザインのコンセプトは、以前ここにセメント材料を運搬するための線路が通っていたことをもとに、”時間の駅舎”(ときのえき)というテーマで駅舎を、内部はサメの骨格をイメージとしたつくりとなっています。」ということです。



 まずはレクチャータイムです。
 参加者はキッズ4名+ファミリー1家族2名の6名。午後は川遊びの予定だったので、念のためさち婆にもアシスタントで来てもらいました。化石発掘体験の定員は20名なので、もちろん他のご家族たちも参加されております(消しゴム使用をご容赦ください…)。



 見つかるのは、オオワニザメとアオザメの仲間の歯の化石が中心ということです。残りの約10%はさらに貴重品? 巨大な古代ザメのカルカロドン・メガロドンの歯も!?



 作業のやり方を教えてもらっているところですね。



 いよいよ作業開始!
 真ん中の小さなコンテナに入っている岩塊をくだいたものを、手前の大きなコンテナの上でふるいにかけてサメの歯を探し、ふるいに残ったものは奥のバケツへ。でも、この子たちの配置だとなんだか作業効率が悪そうです!? たか爺もこの写真を見て初めて気づきました…。



 こちらの子どもたちはコンテナの配置もOK!
 バケツも下に置いたようで、正解でしたね。



 あとはひたすらふるいかけ。


photo by sachibaaa

 先に見本も見ておいたほうが探しやすいかな。
 上段右端の2つはウニの棘の化石です。



 メノウは鉱物ですが、一応「宝石」としても扱われています。


photo by sachibaaa

 ワンダースクールの子どもたちでは、本日のサメの歯1号!



 オオワニザメの歯でした。



 アオザメの歯です。


photo by sachibaaa

 これはこの子だったかな?


photo by sachibaaa

 化石発掘体験は1人バケツ2杯分まで。
 2杯目のバケツは自分で選べます。



 この子の2杯目からはけっこう出てきましたね。



 1人で4本も見つけておりました!


photo by sachibaaa

 この子は2本。



 やはり2杯目からでしたね。



 最後にお片づけもしてから、ラベルを書いて終了です。
 午後の部は次の記事にて。

 個人的には小鹿野町や深谷市での「化石でワンダー探検隊」のほうが、他の生きものたちも見られていいわけですが、子どもたちにとってはこんな化石発掘体験も、これはこれでじゅうぶんに楽しめると思います。まあ、体験時間はちょっと短すぎるけれども、たか爺としてもお天気や落石、子どもたちの動向等の心配がなくて楽ですよねぇ…。あとはその日の運次第です!? 確か冬にも2回ほど予定を入れてあったと思うので、ぜひまたご参加ください。

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化石でワンダー探検隊~キッズ&ファミリー~

2017年04月06日 | 化石でワンダー探検隊


 4月2日(日)は、「化石でワンダー探検隊」で小鹿野町へ。



 上の子が転石から見つけていた二枚貝の化石です。この写真ではわかりませんが、シラトリガイのような形で合弁でした。
 皆野寄居有料道路の工事中だった区間も開通していたので、今回初めて利用してみましたが、下りてからのルートを考えるとやはり前回の近道の方が走りやすいし、もしかすると時間的にも早いかもしれませんね…。


photo by sachibaa

 このキャラ、カバじゃないからね!?
 今から約2000万年前から1100万年前まで生きていた絶滅哺乳動物のパレオパラドキシアですよ。小鹿野町でも化石が見つかっております。


photo by sachibaa

 集合場所はおがの化石館の駐車場。注意事項や配布資料に関する話のあと、これまで小鹿野町での「化石でワンダー探検隊」の際に見つかった化石を見てもらっているところです。


photo by sachibaa

 いよいよ出発!
 1家族がキャンセルとなり、参加者はキッズ1名+ファミリー4家族13名の14名。アシスタントはさち婆です。出発してすぐに見つかった大きな鳥の巣は、多分カラスのものですね。


photo by sachibaa

 ようばけをバックに記念撮影中。天然記念物ですからねぇ~。


photo by sachibaa

 ようばけの解説板も見ておいてもらわないと。


photo by sachibaa

 一昨年2月のようばけからの落石の上でも記念撮影です。
 ようばけでの化石採集は当然禁止されていますが、こんなに大きな岩が対岸まで落ちてくるような場所で、化石探しなんてできませんよねぇ…。



 上流部へと移動します。
 早く下流部の調査もしてこないと…。



 シカの足跡や水たまりの生きものの観察中ですね。


photo by sachibaa

 崖・転石・河床部等、化石採集のポイントとなる場所を説明中かな。


photo by sachibaa

 広~い川原で、親子単位での化石探しがスタートです!
 ここからが本番ですね。


photo by sachibaa

 ワンダースクールの「化石でワンダー探検隊」や魚釣り等は、基本的に「ファミリー小1以上」。


photo by sachibaa

 でも、ご両親揃って参加される場合には、幼児の弟や妹さんの参加もOKにしています。


photo by sachibaa

 まずは転石狙い。


photo by sachibaa

 こちらは崖狙い。


photo by sachibaa

 キララガイのような小さな二枚貝だらけです。


photo by sachibaa

 こちらのご家族が見つけていました。



 たか爺はとりあえず、川を渡れそうな場所探しから。
 前日の雨で下見の際よりも水量は増えていましたが、大人の長靴でぎりぎりセーフの場所が見つかってラッキーでしたね。



 対岸ですぐに見つかった植物の化石です。



 カニも出てきました。



 いったん戻って、参加者の方たちも誘ってみます。



 さて、何が見つかるでしょうか?



 カニは川原の転石からも見つかります。



 上の子が見つけていたカニの甲羅と二枚貝。


photo by sachibaa

 こちらの親子がやはり転石から見つけていた化石を撮影中です。



 カニの凸と凹、甲羅だけのものも入っていました。



 以下はたか爺がこの日見つけたもの。これは甲羅だけ。



 これも甲羅だけ。



 このナグラベンケイガニは、余計な部分の石を割ろうとしたらこのあと真っ二つに…。



 カニかと思ったら、なんか違う!? 今回一番の掘出物かもね。詳しい人はご教示ください!
 まあ、この日は何も持ち帰らずみんな参加者の方たちにプレゼントしてきちゃったけど…。



 対岸のご家族が見つけていた、これはねぇ…。どこかの田んぼか湿地から流されてきたマルタニシあたりかな?


photo by sachibaa

 13時にいったん再集合。みんなが見つけた化石を見てもらいました。



 送迎組はこのあとおがの化石館の見学の予定でしたが、化石探しをもっと続けたいとのことなので、14時まで続行ですね。


photo by sachibaa

 対岸へも。


photo by sachibaa

 たか爺もまた…。


photo by sachibaa

 お天気にも恵まれ、カニもかなり見つかったし、ご家族での化石探しをたっぷり楽しんでもらえたと思います。ぜひまたご家族でもお出かけください。ワンダースクールとしては春休みの定例行事ですが、他の季節にも臨時開催できるといいですね。
 そういえば、昨年は〇〇〇なんとかアカデミー、今年は〇〇ゼミナールの団体さんのバスツアー+他の1団体も来ておりました。ちょっと調べてみたら、ゼミナールさんのほうは14.000円/1名なので親子2名だと28.000円也。まあ、都心の駅から大型バスをチャーターするとそうなっちゃいますよねぇ…。人数が多いと採集場所も限られてしまうので、ワンダースクールとしては助かっております!?



 品種名まではわからないけれども、崖側の雑木林の桜も開花。



 アオイスミレもまだきれいでしたねぇ~。

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