災害ボランティアの知人から聞いた話。

2024年02月19日 14時39分49秒 | アイデアのかけら

※2019.11.2のブログ再掲。

 今回の能登ではどうだったのだろうか。

 この話をしてくれた知人は、

 災害ボランティアがどんどんプロフェッショナル化してきて、

 ついていけなくなってしまったので、

 もう今はやっていないという。

 ここにもまた、別の問題が生じている気がします。

 

 

 

台風19号の後、千葉に、
その後の大雨被害では、福島に行ったそうだが、
そこで感じたという話は、とても興味深いものだった。

以下は、その人が話してくれたことのまとめ。

まず大前提として、
ボランティアに頼るのではなく、
国や自治体がもっとしっかりするべきだ、
という声もあるが、
これだけ自然災害が多発すると、
現時点ではある程度ボランティアに頼るのは仕方がない。

しかしそれならば、
ボランティアの受け入れ体制ぐらいは、
もう少し「しっかり」してほしい。

たとえば、

現地の活動はいくつかの班に分かれて行う。
班長は経験豊富な人間の方がよく、
地元の人間よりも、
ベテラン災害ボランティアの方が敵している場合が多いが、
役所は地元の人間を班長の置きがちである。
もちろん、地元の人間がちゃんとできる人であれば問題ないが、
ただ単に地元の人間であるというだけで選ばれていることもあり、
現場が混乱することもしばしばである。

被害に対する対処法が更新されていない。
浸水被害の場合、かつては消毒用に石灰を撒いた。
しかし、石灰だと今度は健康被害の危険性があるため、
今は別の薬剤を散布するのが「最新」
けれど、それを知らず、石灰を撒いてしまう。
ボランティアが上記のようなことを説明しても、
聞き入れてくれない。

被害状況が把握できていない。
災害ボランティアは被害情報のあるところに集まる。
その結果、ある場所に集中してしまい、
逆にまったくボランティアが集まらない場所が出てきてしまうことがある。
これを避けるためには、
全体的な被害状況の早い把握と、
それに対応したボランティアの差配が必要である。
しかしその体制は現状ない。

その人の経験上では、
兵庫県が災害ボランティアの受け入れ体制が一番しっかりしていたそうだ。
阪神淡路大震災の経験によるものだろう。

ここに記したのは、
ある個人の経験に基づく話であり、
全体としてはさらに無数の問題点があるだろう。

自治体側にも言い分もあるはずだ。


災害ボランティア側、自治体側、双方を取材し、
今そこにある問題点をあぶり出すということを、
テレビでもできたらと思うが、
(それがテレビのできる防災対策の1つなので)

残念ながらそれは「報道」でしかできないだろうなあ。


いや、「報道」でも難しいか、今は。

掃除と馬事公苑の日曜日(2024.2.18)

2024年02月19日 08時07分08秒 | 日々のかけら

Feb.18(Sun.)

 

 

■今日という日。

 

 

 

昼過ぎから掃除に取り掛かる。

 

家人(大)は寝室、僕は開かずの荷物部屋。

荷物部屋からは、懐かしいものが次々と発掘される。

例えば、かつて参加したラジオ番組のMD。今や再生する機材は我が家にはない。

 


 

昼食はやはり発掘された非常食。賞味期限を半年ほど過ぎていたが、問題はないだろう。

お湯を入れて15分で出来るドライカレー。水だと60分。

まだたくさんあるので、今度、山歩きの時にでも持っていくか。

 

 

 

友人が子どもを連れて馬事公苑に来たというので、顔を見に行く。

 

年末に会ったばかりだが、幼い子どもは、この短期間でも、わかりやすく変化するので面白い。

どんぐりの殻斗のような帽子がかわいい。

どんぐりからしてみると殻斗は尻についているから、

帽子に例えられるのは、ちょっとどうかと思っているかもしれないが。




残念だったのは、今の時期の馬事公苑の閉苑時間の確認をしなかったこと。

彼らが到着したのが15時半。僕が着いたのが45分。閉園は16時。嗚呼。

 

 

 

上町から世田谷線で帰るというので、駅まで送る。

 

 

 

夕食は、掃除のお疲れ様会ということで『松ちゃん』。今夜も満席。

 

 

 

今日は、母親の誕生日だった。生きていれば88歳。米寿か。

 

現在の女性の平均寿命は87歳だから、病にならなければ、今も存命だった可能性は充分あったってことか。

でも、変な話だが、今の僕が、あの頃のように親の病と向き合えるかと考えると自信がない。

13年前は今よりもはるかに忙しかったが、その一方で気力も体力も今よりあった。

 

人生百年時代と言うけど、

自分も子どもたちも穏やかに最後も迎えることができる最適の寿命っていくつなんだろ?

 

 

 

『僕の心のヤバイやつ』karte19を観る。