椎葉村 椎茸の乾燥など 聞き書きの至福の時間

数日前の記事で、椎葉村の椎茸乾燥小屋の写真を載せた。
椎葉村の人の話から
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おいどこの子どもの頃ぁ炭でやりよっただ。小屋の中で。
それからこっちには、薪乾燥っていうてから、たきものを釜の中に入れて焚いたその温度で乾燥しよったですよな。
天日でやることもありよったですけど、天日でやると品物が悪いとよな。
今じゃもう油であぶる乾燥機があって、それで乾燥すっとです。
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さまざまな雑事が、やっとやっと、やっとやっと、やっとのこと切れて
昨年秋からの旅で収集したお話のテープ起こしができる状況に。
シアワセです。
ほかに何もほしいものはない感じ。

今日は一日椎葉村の話。
栗の実を現金に変えたことや、茶の実の油しぼりのこと、クヌギ栽培と椎茸のこと、などなど。

茶の実の油といえば、椎葉でそれを食用にしていたということを聞いて
すごいいいこと聞いた、と喜んでいたら、
恵那の中野方のおばあちゃんから、ここでもやってたよ、といとも簡単に言われてしまった。灯台もと暗しとはこのこと。
昔のお茶の木は、今のチャノキ（ヤブキタ）より、実がよくなったんだって。
椎葉も山茶といって、山に自然生えするお茶で有名なとこだから、きっとたくさんあったんだろう。

これらのことは、「草木とともに」という本にまとめる予定です。


自分が聞いてきた話の録音を起こすのは、ほんとに面白い。
自分の質問に笑ってしまったり。
山里の人たちとなごむ時間をすごしたことが、よみがえってくる。
聞きながら、いやされます。


前には、忙しかったとき、テープ起こしを人に頼んで、話をまとめるのを自分でやったけど
今はどっちかというと、テープ起こしは自分でやって、まとめるのは人に頼んでもいい感じ。