ネットよりコピー
子供に「大人になってどんな仕事をしたいですか」と尋ねる。返事が、しっかりするのは幾歳頃からだろうか。
私は間もなく70歳になる男性だが、「どんな仕事をしたい」の返事が準備できた時期は遅い。昭和30年代末の中学卒業同窓の同級生も違いは少ないと今感じている。
あたりまえの大人になるには、子供時に、食べ物がある、暴力を加えられない、愛されていると感じて育つ、社会の中で生きられる自信を持つ、そして大人になってからの目標を持つ、この5つが必要だという。
「りいちゃん」は小学4年生の、詩の作者と一緒に生活していたチワワ犬。きげんのいい時には「おなかをなでて」とあまえてくる、あまえんぼう。ある日の前日から高熱が続き食欲もなかった。病院でみてもらいかぜの薬をもらって帰った。でも、夜になっても症状はよくならず、苦しそうにハアハアと息をはき、こみあげてくる血のまじっただえきを、苦しそうに何度も飲み込んでいた。私が寝ている間に、おばあちゃんのひざでねむるように息をひきとった。「りいちゃんが今なくなったよ」とおばあちゃんの---。次の日になってもりいは動いていなかった。いつもふつうにすごしていた生活はふつうじゃなかったんだ。---。おそうしきをして、りいの好きだったささみをうめて「大好きだよ」とつぶやいた。そしてその時心に決めた。夜中でも、病気の動物を見るじゅう医になると。---。
小学4年生のこの子は、この年齢で大人になってからの目標を持った。辛い経験をしたが、目標を「りいちゃん」がプレゼントしてくれた。年齢を重ねると目標は変化することもあるだろう。しかしこの目標は心に大切にされるだろう。
曖昧にせず、「サラリーマン」が目標の場合でも、どのようなことをする人と、より深い細分化された区分を、早いうちに見つける。そのことはきっと本人をサポートしてくれるだろう。この詩の作者、の将来を知ることが楽しみだ。
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