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対人緊張、対人恐怖、神経症、うつ病、等の心理療法、認知行動療法、人生勉強療法。電話、スカイプでも通院と同じように治ります

ストレスをなくす方法 ストレス性の病気も心から治しましょう

2007年04月14日 | 心理療法ハッピーライフ
今日は、ハッピーライフの矢野裕洋です。

今回も前回に続いて治し方の話です。

さて、ストレスは色々な病気の原因になるという事は常識ですよね。
しかし、ストレスに関しては、あまり考えた事はないと思います。
ストレス性の病気になって、ストレスを減らすようと言われてもどうして良いのかよく分かりませんよね。

私の所には医師もよく来ます。
(当然ですが、医師も同じ人間です。悩むのですから。)

或るクライアントとして来られた医師が自分の心のトラブルはストレスが原因だと言い続けて、私の言う事を聞き入れて頂けないので、このような会話をしました。

「ストレスが原因だという事はよく分かりました。」
「ところで、私は先生と違って文科系の出身ですから、理科準備室のような薬品を一杯置いている所に出入りしたのは本当に高校生の時以来ないかも知れないので、教えて欲しいのですが、ストレスとはどんな色をしているのでしょうか? また、どんな形の結晶なのでしょうか?」
と言うと、クライアント(医師)さんは、笑いながら、
「先生(私の事です)、ストレスは物質ではありませんから色も形もありませんよ。」
と言うのです。
「そうですよね。ストレスは物質じゃないですよね。という事で、この話を聞いて下さい。」
と言って、新入社員のA君B君の話をしました。
(この話は数話前に書いています。内容は、新入社員のA君B君が一緒に失敗をして一緒に怒られたのに、A君はストレス性の胃痛を感じているのにB君は全く平気だと言う話です。)

「先生、私は心理学の方ですから、医学に関しては素人ですが、確かにストレスから病気になるという事は知っています。しかし、この話を聞かれてどうでしょうか? 原因は確かにストレスでしょうが、ストレスは物質ではないのですから、感じ方が問題だと思われませんか?」
「先生が言う気分転換よりも、B君のようなストレスを感じにくい考え方を必要なだけ受け取った方が良いと思いませんか?」
「ここ(ハッピーライフ)は、ストレスを減らす所ではなく、ストレスを感じる心を減らす所なのです。」

「先生、同じようなもので、精神的な疲れ、も本当はほとんどないのですよ。」
「体の疲れは確かに有ります。しかし、先生が大好きな事をしている時、心の疲れは有りますか? ほとんどないでしょう。」

「私の過去を例にすると、私が20代の頃、数人の友人とドラゴンクエストというゲームにはまりまして、会社から帰って来たらずっとしていた頃がありました。気が付いたら午前3時4時なのですが、体は疲れていても心はまだまだドラゴンクエストをやり続けたいのです。体は疲れても心はほとんど疲れていないという、経験が有ると思います。」
「ストレスも心の疲れも本当はほとんど無いのです。しかし、確かにストレスも心の疲れも有りますよね。これは、恐いとか嫌だとかの感情が 摩擦熱 のように作り出しているのです。」
「だから、嫌だなあ、と思えば思うほどストレスや精神的な疲れを感じますよね。」


「ストレスが原因ですが、ストレスを感じる心に焦点を当てないと解決しません。先生の言うように、気分転換をいくらしてもストレスを感じる心は変わりませんから。」


どうですか?
ストレスを減らすのではなくストレスを感じる心を減らさないといけないのです。
方法は、B君の考え方を見習えば良いのです。
簡単です。
ただ、今まで、この事を知らなかったのです。

前回書きました、自分を客観的に見る事、何が恐いのかを見に行く事、これに加えて、ストレスをあまり感じない人はどのような考え方(思想)を持っているのかを見に行きましょう。

大丈夫です(笑)。大丈夫(笑)。

では、明日

対人恐怖症、神経症、性格由来のうつ病などの自分で出来る治し方 

2007年04月14日 | 心理療法ハッピーライフ
今日は、心理療法ハッピーライフの矢野裕洋です。
(ハッピーライフのHPアドレスは http://www.happylife.jp です。こちらも宜しくお願いします。)

昨日の訪問者数は自己記録を更新しました(笑)。
うれしいですね。

さて、今回は対人緊張症、神経症、性格由来のうつ病などを自分で治すというテーマです。
実際に、医師に掛かられて、医師の診断で対人緊張症などと言われている人だけではなく、プチ対人緊張症、プチ神経症、プチうつ病などの方もぜひ読んで下さいね。

まず、復習ですが、原因から見る心理学からすると、対人緊張症、神経症、性格由来のうつ病などは病気ではなく考え方(思想)の問題です。

言い換えれば、対人緊張症、神経症、性格由来のうつ病などで困って医師に掛かられている人は全体の一部で、多くの人は全く困っていない人から何とかやりくりをしている人まで、程度の差は有りますが、医師に掛かられていません。

要するに、医師に掛かられていない多くの人の考え方(思想)を、必要な所だけで良いので、頂けば多くの困っていない人と同じように楽になるのです。

1.自分を客観的に見る
2.何が恐いのか逃げないで見に行く

多くの困っていない人は、以前書いたサザエさんの話の中のカツオ君のように、心の成長と共に、自分が人になったつもりで自分を見たり、嫌だとか恥ずかしい事は心地良くないけれども恐い事ではない、という事を学習して行くのです。
しかし、少数の対人緊張症、神経症、性格由来のうつ病などで困っている方は、心の成長が未熟という言い方も出来ます。

では、意識的に、困った事に遭遇している自分を、人になったつもりで見てみましょう。
人はあなたが思っている程、あなたの事を見ていません。
見る事も出来ません。
自分からすると心地悪いです。
確かに、心地悪いですが、嫌な事や恥ずかしい事はあっても、恐い事は何もありません。
いかがですか?

例えば、朝礼恐怖症の方で考えて行きましょう。

朝礼で緊張してどもってしまったり赤面したりしたら確かに恥ずかしいし嫌ですよね。
しかし、他の人は仕事をしに来ているのですから、あなたの朝礼の失敗をずっと笑い続けているでしょうか?
朝礼で緊張してうまくしゃべれなかったらクビになると思いますか?
給料が減りますか?
などと、私が聞いて行くのですが、過去に一人も、朝礼で緊張するとクビになるとか給料が減ると言った人はいません。
確かに、仕事が出来なかったら、クビになったり給料が下がったりする可能性は有ると思いますが、朝礼が原因で、クビや減給する事はないでしょう。
しかし、私の所には、朝礼が恐くて会社を辞めました。という方が過去何人も来られています。

多くの困っていない人は、逃げないで、客観的に自分を見に行き何が恐いのかを確かめに行っているのです。

しかし、対人緊張症、神経症、性格由来のうつ病などの人は、何が恐いのかを見に行こうとする考え方(思想)がないのです。
多くの困っていない人は小学校、中学校、高校などで国語や理科や社会を勉強して来たのと同時に、人生学 を自然に習って来たようなものです。
対人神経症、神経症、性格由来のうつ病などで困っている方は、この人生学が赤点のまま現在に至っているようなものです。
という事ならば、多くの困っていない人と同じように、自分を客観的に見、自分は何を恐がっているのか、紙に書きながら整理してみましょう。
今まで、見えなかった世界が見え始めてくるはずです。

ちなみに、自分を騙したり言い聞かせたり気をそらしたり逃げたりするのは問題解決にはなりません。
対人緊張症、神経症、性格由来のうつ病などの人は、原因を整理しに行こうとはしない代わりに、辛いですから、その場しのぎの事を熱心にします。
朝礼恐怖症の方を例にすると、何ヶ月も前から朝礼の事をうつうつしく考えてしまうので、気をそらそうとしたり朝礼をしなくて良い手段を考えたり、最終的には、朝礼が嫌で嫌で仕方がないので会社を辞めたりもします。
会社を辞めても次の問題が出て来るので結局、問題解決にはならないのですが‥。

今回の1.自分を客観的に見る 2.何が恐いのか逃げないで見に行く の2点が十分に出来れば、恐怖心が大幅に減りますから、全く困っていない人にはなれませんが、医師に掛るほどの辛さではなくなります。
保障します。
しかし、自分でこの事が出来ない人もいます。
もっと前向きに、全く困っていない人になりたい、ポジティブな人になって人生を楽しみたいという方もいます。
そういう方は、私のような専門家の手助けが必要になります。
広告になってしまいますが、ハッピーライフでは電話を使った通信セラピーもしていますので遠方の方も大丈夫です。

ご意見、ご希望などありましたら、s-inaba@mua.biglobe.ne.jp に直接頂いてもOKですよ(笑)。

では、続きは、明日に。