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いじめ に関して

2007年04月27日 | 心理療法ハッピーライフ
いじめ ハッピーライフの心理療法の考え方

2007年4月27日(金)
ハッピーライフ、矢野裕洋


今日は、ハッピーライフの矢野裕洋です。

一昨日の夕方から出張していましたので、ブログを二日間休みました。
ごめんなさいね。
しかし、ブログを更新していないのに、結構な人数の方が見に来てくれていたのにはビックリしました。
うれしいですね。
今日から、また、毎日、更新して行きますので、宜しくお願い致します。


さて、今回は、いじめ問題です。

いじめられて不登校になつたり、自主的に退学したり、10年以上この仕事をしていると色々な青少年にもお会いしています。

そういう子に、私は、
「君が変わらなければ、今を何とか切り抜けても一生この問題が付いて来る。」
「君が大人になっても、実は大人の社会にもいじめは有るのですよ。」
「君がいじめられにくい、いじめを苦にしない一人前の大人にならなければ本当の解決にはならないよ。」
こういう内容の話を相手によって言い方は変わりますが言います。

これは、青少年のいじめ問題に限らず、大人の対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病の人にも共通する事なのですが、自分が変わらないと今はごまかせたりしても次に必ず問題が出てくるのです。

私の所は対症療法をする所ではなく、根本療法をする所ですから、私の所で受け取ったらもう一生この問題では悩まないような人になって頂かなければいけません。

さて、いじめられている子にどんないじめを受けているのかと聞くと、言葉のいじめや無視されること、脅されたり、落書きや物を隠したりのいたずら等、色々ありますが、いじめられて殺されかかったり入院させられたりした子に私は会った事がありません。
しかし、リストカットをしたり自殺未遂とは言えませんが、自損行為をした子はいます。

いじめられている子に、私は、
「いじめられて何が恐いの?」
と聞きます。

すると、例えば、「言葉で冷やかされるのが恐い」、と言うのですが、私は、
「冷やかされるのは確かに嫌だよね。冷やかされて、楽しいと思う人は多分いないと思うよ。しかし、よ~く、考えてみて。冷やかされるのは嫌だけど冷やかされて何が恐いの? 冷やかされたら、警察に逮捕されるの? そして、死刑になるの? 冷やかされたら、冷やかす言葉が君を病気にするの? 冷やかす言葉が君をケガさせるの? 」
こんな感じでよく聞きます。

冷やかされる=恐い  

この子は、こういう岩のように頑丈な心の方程式が出来ているようなものです。
この方程式を壊さなければいけないのです。

色々紆余曲折はありますが、あきらめないで、本当に 今、自分は変わらなければいけない、という子は受け取ってくれます。

今まで、何を恐がっていたのかというと、皆さんももうお分かりだと思いますが、予期不安、なのです。
対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病などの大人にも共通するのですが、この予期不安を本当に恐いのかどうか見に行っていないのです。
(対人緊張症の人は 恥ずかしい=恐い 神経症の人は 嫌だ=恐い こんな感じです。)
以前、このブログで書きました 新入社員のA君B君の話 と同じなのです。
B君は会社員になる前から、自然に、カツオ君(この話も以前このブログで書いています)のように、何が恐いのかを見に行く習慣を付けていたのですが、A君は予期不安に踊らされるまま恐いという感情に埋もれていたようなものです。
しかし、A君はB君の話を聞いて、部長に怒られたら確かに恐いのだけれども具体的にどんな恐い事があるのか? を見に行く事を覚えたのです。
すると、次にまた部長に怒られても以前のように胃が痛くなるような事はなくなるのです。

いじめに関して、いじめる側が悪いとかいじめられる側が悪いとか、昨年、一昨年からテレビ等でよく言っているのを見聞きしていますが、私は極端に悪い環境にいるとかの例外を除けば、こども社会は大人になる準備をしている時期ですから、確かにいじめる側も悪いのですが、いじめられにくい、いじめをいじめとも感じにくい、B君のような大人になる勉強をしなければいけない時期だと考えています。
正直、私自身もいじめられた時期もあります。
幼稚園の時、いじめられて、幼稚園に行きたくないので毎日のように幼稚園に行く直前に吐いていた時期がありました。私の両親は大正生まれですから、無理やり幼稚園に行かせるだけで何もしてくれませんでした。そして、今思うと、いじめ、というより、幼稚園ですから、ちょっかい、を出されていたようなものに思えます。しかし、今でもよく覚えているのですが、辛かったです。他にも、いじめられた経験がありますが、今思えば、全て、予期不安、のなせる業でした。

私は、いじめられている子に、一人前の人間 一人前の大人 になる事をお勧めします。
やる気さえあれば、簡単です。
いじめている側も、少年院や刑務所に入る覚悟で君をいじめているわけがありませんから。
しかし、君が 嫌だ と 恐い の区別の余り付かない 言い換えれば 臆病物(おくびょうもの) だから 恐いだろう! 恐いだろう! と脅しているだけですから。

脅し=予期不安を引き出す
予期不安→過剰防衛

脅す事で予期不安を引き出し、過剰防衛(恐い、恐いという状態)の状態にして楽しんだり自分のストレスのはけ口にしているだけです。
脅されても、何が恐いんだ、とB君のような思考になれば、面白くないので、いじめられなくなります。
大人社会でも、部長は、A君は怒りがいがあるので延々と怒り続ける可能性がありますが、B君は怒りがいがないので、そんなに怒られない可能性が想像出来ますよね。

そして、いじめられている子は、今を何とかやりくりするのに全ての労力を使って、疲れてしまって、勉強がおろそかになったり、本来、この時期は初恋をしたり友情を深めたり青春をしなければいけない時期なのに、生きていただけ、になってしまう子もいます。
そして、大人になっても、いじめ、を引きずっている大人も結構います。
よく、いじめた側は忘れているけれどもいじめられた側は忘れない、と言う人がいますが、これは、いじめ、を乗り越えていないからなのです。
嫌と恐いをしっかりと分離できる大人にならなければ人生はいくつになっても辛いままです。


折角の人生ですから、本当に生まれて来て良かった、という人生にしましょう(笑)。

結論です。
いじめは嫌だと恐いの分離の出来る人になって乗り越えないと一生続く。
早く、整理して楽にならないと、生きるのに必死で恋も出来ない勉強も出来ない状態が続く。
考え方を変えれば、人生は楽になり、楽しくなります。
大丈夫です(笑)。大丈夫(笑)。


相談の必要な人の為に、住所と電話番号を書いておきますね(笑)。

郵便番号790-0966松山市立花3-2-38第一熊野ビル401号
電話・FAX089-915-1750 ハッピーライフ・矢野裕洋

明日は、アンケートのお願いを予定しています。アンケートに答えて頂いた方、全員に、リラクゼイションテープ(催眠療法のテープ、技法・全身弛緩法、目的・リラックスする習慣を潜在意識につける、説明書付き)をお送り致します。

では、明日(笑)