性格改善の心理療法ハッピーライフ 1998年開業 認知療法、よむだけでも役に立つ内容を提供しています。。

対人緊張、対人恐怖、神経症、うつ病、等の心理療法、認知行動療法、人生勉強療法。電話、スカイプでも通院と同じように治ります

色々な心理療法に関して 

2007年04月15日 | 心理療法ハッピーライフ
今日は、ハッピーライフの矢野裕洋です。

昨日の来訪者数がまた自己記録を更新しました。
ブログを書く 書き甲斐(かきがい) が出ますね(笑)。
これからも毎日書いて行く予定です。
宜しくお願い致します。

前回、前々回と自分で治す方法を書きましたが、自分で出来ない人やポジティブになりたいなどの症状押さえ以外の願望の方は心理療法を考えて頂く必要があります。

それで、今回は、心理療法の種類に関してのお話をしますね(笑)。

対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病のケアをしている心理療法は大きく分けて二つに分かれます。
一つは症状に焦点を当てているもの、もう一つは原因に焦点を当てているものです。

皆さんの知識に直すと、例えば頭が痛い時、バファリンのような頭痛薬を飲んで痛みが治まれば良い、また頭が痛くなればバファリンで痛みを止めていれば良いという考え方と、頭痛の原因から治さなければいけないという考え方の違いです。

心理療法はどこに行っても同じではありません。
考え方や知識、経験、実績など大幅に違います。
ですから、あなた自身がどういう方法でどう治して頂く手助けをしてくれるのか、しっかりと把握しておかなければいけません。
医師を選ぶ事が重要と言われ始めて数年が経ちました。
まだ、医師は医師国家試験を全員が合格していますから、或る一定以上のレベルがありますが、心理療法の世界は混交玉石(こんこうぎょくせき)です。
自己防衛が必要です。

さて、一つ目の症状(結果)に焦点を当てる心理療法はとてもたくさんあります。

方法は、大別すると、開き直り、気をそらす、あきらめる、勘違いの上に勘違いを重ねる、などです。

例えば、森田療法は開き直り療法と考えられます。
森田療法の中の有名な言葉、あるがままに受け入れよ というのはどういう事かと言えば、対人緊張症で人前で手が震えるままでも実生活が出来れば良いじゃないか という考え方です。
音楽療法や動物セラピーは気をそらす方法です。
療法を受けている時はストレスなどを感じにくくなりますが、心のシステムは同じです。
また、緊張している時、別の事を考えろ(気をそらす)、というような強引な事を勧める所もあります。
カウンセラーは多岐に渡っていますが、どうしても辛くて仕方がないのでしたら学校を退学する、会社を辞める(逃げる)のも良い方法ですという方もいます。
古典的な催眠療法(催眠術)は、勘違い(妄想)の上に勘違い(妄想)を上乗せしようとする心理療法です。
対人緊張症や神経症自体が勘違い(妄想)だという話は何度も書きましたが、この上に、催眠を掛けたのだから手は震えない というような、小さな子供にする痛いの痛いの飛んでけ~ と同じ事をしているのです。 
催眠に関してもっと知りたい方は、下記の資料をご覧下さい。私が書いた資料です。私見ですが、妄想の上塗りをする古典的な催眠療法は受けない方が良いと思います。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~Inaba/saimin.htm

次に、原因に焦点を当てる心理療法はまだ多くはありません。
認知行動療法(行動療法)が一番有名です。
私の所(ハッピーライフ)も原因に焦点を当てる所です。
方法は以前書きました電車に乗れないというパニック症の人を例にすると、電車のドアが閉まるイコール閉じ込められたイコール恐いという勘違い(妄想)を正しい認知に置き換えて行くのです。

あなたが掛っている医師がどういう方針であなたの治療をしているのかを知っておく必要があるのと同じく、あなたが掛っている(これから掛ろうとする)心理療法は対症療法か根本療法か、具体的にどのように自分を楽にする手伝いをしてくれるのかを知っておく必要が有ると思います。

今日のおさらいですが、治るという認識は一つではありません。

症状がなくなれば良い、
勘違い(妄想)がなくなれば良い

(以下の治るという認識を今日は書きませんでしたが、)
人を気にし過ぎる、不安がり過ぎる、などの考え方自体を丁度良い考え方にする
ポジティブ(前向き)になる などがあります。

明日はもう一度自分で治す方法の関連を書く予定です。
では、明日は良い日でありますように