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脳と心の関係 5人で同じパソコンを買ったら の話

2007年04月22日 | 心理療法ハッピーライフ
5人で同じパソコンを買ったら

2007年4月22日(日)
ハッピーライフ 矢野裕洋

想像しながら読んで下さい。

5人で同じメーカーの同じパソコンを買ったとしましょう。
メモリーもHDDも増設しない事にします。

さて、買ってから数ヶ月してAさんの所にDさんが行きました。

Aさんは文章を書くのが大好きですから、ワープロソフトとか語彙の多い辞書ソフト、性能の良い翻訳ソフトや色々なあいさつ文や手紙文の用例集のソフトなどをパソコンに入れていました。
「Aさんのパソコンは文章を書くのにすごく長けたパソコンになりましたね!」
「今度、礼状を書かなきゃいけないのだけど、この用例集を使ったら私も簡単に出来そうね。」
「今度、このパソコンを使わせてね。」
という感じでAさんのパソコンは文章作成にとても秀でたパソコンになりました。

次に、Bさんの所に行くと、Bさんは音楽が大好きですから、パソコンにシンセサイザーのように色々な楽器の音の出るソフトや作曲ソフト、世界中の音楽をダウンロードするようなソフトなどを入れていました。
「Bさんのパソコンは音楽にとても長けていますね!」

Cさんは、事務用にパソコンを使うために、表計算ソフトだとか税務計算ソフトなど事務に役立つソフトを色々入れていました。
「Cさんのパソコンは事務にとても適してますね。」
「このパソコンがあれば、事務員さん二人分くらいの仕事をしてくれるわね。」

Dさんは自分ですから、最後に、Eさんの所に行ったら、
「みんなのパソコンはいいな!」
「ぼくのパソコンはみんなと一緒に買ったのにハズレたよ。」
「壊れてしまったよ!」
とEさんは言うのです。
しかし、よく見ると、パソコンにコンピューターウイルスが感染していただけでした。

パソコンの性能は同じです。
ソフトが違うだけです。
パソコンは使用者の事など全く考えません。
ソフトの通りに動くだけです。
パソコンからしたら、コンピューターウイルスもルール通りに作られた立派なソフトですから、このコンピューターウイルスというソフトの指示通りに動いているだけです。

お分かりだと思いますが、パソコンが脳 ソフトが心(潜在意識) に例えているのです。

この世の中、頭が良い人も悪い人もいません。
いるのは、頭が良いと勘違いしている人と頭が悪いと勘違いしている人がいるだけです。
脳(ハード)の問題ではなく心(潜在意識、ソフト)の問題なのです。

同じく優れている人もいないし劣っている人もいません。
例えば、背が高いとか低いとか、顔が丸いとか長いとかの差で 誤差(個性) があるだけです。
背が高い人が良いように思われますが、基準は山ほどあります。
競馬のジョッキーになるには、背の低い 体重の軽い人の方が優れているのです。

この世の中に本当に優れている人も劣っている人も何もないのです。
心のソフト(潜在意識)が違うだけです。
ハードは同じようなものです。
例えば、数年前にアインシュタインの脳は標準より少し小さかったという記事が新聞に載っていました。
そもそも体格差で男性の方が女性より脳が大きいです。
しかし、男性が優れているわけでも女性が劣っているわけでもありません。
脳の大きさで優劣が決まるのでしたらこの世の中で一番優れているのはシロナガスクジラになりますよね。

対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病の人たちは、脳に異常があるのではなく、コンピューターウイルスのようなソフト(潜在意識)を持っているだけなのです。

そして、対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病以外の人も、コンピューターウイルスのような心(潜在意識)を必ず持っています。

困っていないから良し、ではなく、

折角の人生です。
本当に生まれて来て良かったと思える人生にして行きませんか?

まずは、出来ない、という心を疑ってみましょう。

ハードの問題ではなくソフト(潜在意識)の問題だったのです。

そして、ソフト(潜在意識)は大人になっても修正する事が出来ます。

大丈夫です(笑)。大丈夫(笑)。

生まれてきて良かったという人生のお手伝いをしますよ(笑)。

明日は、この続き、ソフト(潜在意識)の事を書きますね。

では、明日