天現寺ハクさんからのコメント2 二つのうつ病に関して
2008年6月13日(金)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
今日は、心理療法ハッピーライフの矢野裕洋です(笑)。
最初に、
私が天現寺ハクさんのコメントを題材にさせて頂く理由は、私の10年以上の臨床経験に基づいての結論、「対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病は病気ではない」、という理論をご紹介するのにとても良い材料を提供して頂いたからという理由です。
天現寺ハクさんにとても感謝をしております。
決して、天現寺ハクさんの考え方を非難する気持ちはありません。
皆さん自身が色々信じる事を信じられれば良いと思います。
あくまでも、私の10年以上の臨床経験からの結論を述べていると思って下さい。
天現寺ハクさんのコメントにありました「私的研究報告」もじっくり読まさせて頂きました。
天現寺ハクさんが、これだけの内容の文章を書かれる意味を洞察しまして、題材にする事をやめようとも考えましたが、熟考の結果、もう一度だけテーマに使用させて頂こうと思います。
天現寺ハクさんに心から感謝致します。
天現寺ハクさんのコメントもmasaさんのコメントと同じく私のyahooのブログに寄せて頂きました。
ですから、gooの方は見てないと思いますので、まずは天現寺ハクさんからの二つのコメントを掲載させて頂きます。
わざわざ取り上げてくださってありがとうございます。
早速、前回の意見の追加・補足をさせていただきます。
確かに「認知のゆがみ」によるうつ状態は、認知療法で治ります。しかし、うつ病の中には認知に問題なく発症する例があり、これは「病気」だと思います。
…うつ病には2パターンあると言いたかったのですが、感情的になり「うつは病気だーー!!」と書いてしまいました。そこはお詫びいたします。
しかし、まったく認知に問題のない人が、オーバーワークなどで脳に異常をきたしてうつになるケースも実際にあります。病気というよりは疲労骨折に近いですが、これはやはり「病」であると思っています。
この二つは別のものです。対策も別になります。問題は両者を同じ扱いにする人が多いこと…それが私の憂慮しているところです。
コメント、連続書き込みですいません。
今になってですが、この日記の内容、前回の内容をしっかり読ませていただきました。
その上で、自分が調べたことなどをUPしましたのでよろしければご覧ください。
本来は医学、臨床心理学がチームを組んで治療するのが一番効果的なんでしょうね。あと、患者側も能動的になる必要があると思います。
海外などではメンタルケアの省庁が大統領直轄だったりするほど重要視されているのですが…日本はこれだけ自殺者が増えても、メンタルケアに目を向けない、むしろふたをして隠してる感じですね。
さて、ここからは私、矢野裕洋の意見です。
うつ病には2パターンある、ということですが、全く同感です。
私の古い資料にはくどい程「性格由来のうつ病」という書き方をしています。
(最近は面倒になって性格由来のという部分を省略して書く事が多かったです。)
私は脳に異常のあるうつ病は病気だと認識しています。
例えば、外因性のうつ病(交通事故や脳出血などによって脳がダメージを受けた事によってうつが出る)とか、老人性のうつ病(老化が原因で脳の機能障害としてうつが出る)とか、脳の本当の病気、アルツハイマーなどによるうつは病気だと思います。
しかし、まったく認知に問題のない人が、オーバーワークなどで脳に異常をきたしてうつになるケースは、私の見解は本当の病気ではないとなります。
認知というと多くの人は意識している事、と思いがちですが、認知の中には意識していない認知も多くあります。
ここでお断りをしますが、本当の答えは目の前のクライエントさんが楽になる事で、同じように見えるクライエントさんも個々違う可能性があるという事です。
ですから、私の臨床経験のクライエントさんと上記のオーバーワークのクライエントさんはうつの原因は私は同じだろうと推測していますが、違う可能性があります。
また、私の治ったという概念は、病院に行く必要が全くなくなって行かなくなった、抗精神薬も飲む必要がなくなったので飲まなくなっている、という状態です。
ちなみに、昨日(6月12日)も15年悩んで来られたパニック症の方のケアがほとんど終わりアフターケアが残っている状態に一ヶ月弱の短期間でなられました。
理由は本当の病気ではなく誤認知、勘違いだったからです。
誤認知、勘違いが原因ですから悩んでいる期間に関係なく受け取りの早い方はこのような短期間で楽になります。
人は欲求不満や葛藤による破局を予感すると自分を守ろうとします。
防衛機制などとも言います。
例えば、現実逃避や空想への逃避、病気への逃避などがあります。
こういう人はまずまじめな人です。
意識しているケースですと、学校に行きたくない、しかし、まじめな子ですから、病気にでもならなければ休んではいけない、という子供のケースですとうつうつしい気持ちの他に実際の症状として発熱、嘔吐、下痢などまで出します。
意識していないケースですと、本人曰く、会社に行きたくないわけではないのにうつや頭痛などが出て会社にいけない、という場合があります。
まじめな人ですから休みたいのですが休んではいけないという考え方があるのです。
また、そのまじめは本当のまじめではなく自分自身を客観的に見る洞察力などが不足しているから、まじめにしていなければ怖い事が起る、というような、いわゆる『擬似まじめ』な人なのです。
ですから、休みたいという事も考えてはいけない、となっているから意識の表層に出てこないのです。
意識の表層にでていない考え方 → 感情
注、一昨日に書きました、考え方と感情がワンセットになっている、A君セットB君セットの考え方は考え方が意識の表層に出て来ていても出て来ていなくてもどちらでも良いのです。
私は上記のようなクライエントさんのケアを複数した経験があります。
ケアの内容は、自分を客観的に見れるように洞察力を身に付けて頂く、自分と他人の正しい関係を確立して頂く、不安の処理の仕方を勉強して頂く、などの認知を修正する事によって楽になられました。
以前このブログでも書いていますが、私の所は治す所ではなく人生勉強をして頂く所だと思われて下さい。
私の所の方法は、多くの精神科や神経科や心療内科に行く必要のない人の考え方を受け取って頂く過程として対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病は治ってしまう、という考え方でケアをしています。
この事を人生勉強をしていると言っています。
おそらくここが最も天現寺ハクさんの病気という概念と私の言う病気という概念の違いだと思います。
多くの困っていない人だったら症状はでていたかという事なのです。
私は症状がなくなれば良いという考え方ではなく多くの困っていない人達の考え方を受け取って頂きこれから一生精神科や神経科や心療内科に行く必要のない人になって頂く事を目的にしています。
皇室の雅子さまの所で書きましたが、劣悪な環境でしたら多くの人の精神が不調を来たします。
ですから、環境の整備は重要です。
しかし、新入社員のA君B君のように同じ環境でも精神に不調を来たす人と来たさない人がいるのです。
天現寺ハクさんのブログの中のSEのお仕事は、劣悪な環境だと思います。
しかし、大丈夫な人が中にいるのでしたら、その大丈夫な人の考え方を受け取れば良いのではないかというのが私の考え方です。
大丈夫な人は誰もいないという劣悪な環境でしたらこれは環境の問題です。
しかし、その環境から離脱しても症状が消えないのでしたら、これは認知の問題です。
(天現寺ハクさんとこれは同意見ですよね。)
環境から離脱したのに離脱したと正しい認知が出来ていない可能性があります。
また、環境の影響で人生勉強の弱い所が発露した可能性もあります。
発露した部分は人生勉強をして頂かなければなりません。
他の可能性もあるでしょうが、症状がなくなれば良いと考えるのではなく、人生の生き方、考え方にまで焦点を置いて認知を修正しなければいけないと考えなければ、他の場所で再発する可能性があります。
お分かり頂けましたでしょうか?
2008年6月13日(金)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
今日は、心理療法ハッピーライフの矢野裕洋です(笑)。
最初に、
私が天現寺ハクさんのコメントを題材にさせて頂く理由は、私の10年以上の臨床経験に基づいての結論、「対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病は病気ではない」、という理論をご紹介するのにとても良い材料を提供して頂いたからという理由です。
天現寺ハクさんにとても感謝をしております。
決して、天現寺ハクさんの考え方を非難する気持ちはありません。
皆さん自身が色々信じる事を信じられれば良いと思います。
あくまでも、私の10年以上の臨床経験からの結論を述べていると思って下さい。
天現寺ハクさんのコメントにありました「私的研究報告」もじっくり読まさせて頂きました。
天現寺ハクさんが、これだけの内容の文章を書かれる意味を洞察しまして、題材にする事をやめようとも考えましたが、熟考の結果、もう一度だけテーマに使用させて頂こうと思います。
天現寺ハクさんに心から感謝致します。
天現寺ハクさんのコメントもmasaさんのコメントと同じく私のyahooのブログに寄せて頂きました。
ですから、gooの方は見てないと思いますので、まずは天現寺ハクさんからの二つのコメントを掲載させて頂きます。
わざわざ取り上げてくださってありがとうございます。
早速、前回の意見の追加・補足をさせていただきます。
確かに「認知のゆがみ」によるうつ状態は、認知療法で治ります。しかし、うつ病の中には認知に問題なく発症する例があり、これは「病気」だと思います。
…うつ病には2パターンあると言いたかったのですが、感情的になり「うつは病気だーー!!」と書いてしまいました。そこはお詫びいたします。
しかし、まったく認知に問題のない人が、オーバーワークなどで脳に異常をきたしてうつになるケースも実際にあります。病気というよりは疲労骨折に近いですが、これはやはり「病」であると思っています。
この二つは別のものです。対策も別になります。問題は両者を同じ扱いにする人が多いこと…それが私の憂慮しているところです。
コメント、連続書き込みですいません。
今になってですが、この日記の内容、前回の内容をしっかり読ませていただきました。
その上で、自分が調べたことなどをUPしましたのでよろしければご覧ください。
本来は医学、臨床心理学がチームを組んで治療するのが一番効果的なんでしょうね。あと、患者側も能動的になる必要があると思います。
海外などではメンタルケアの省庁が大統領直轄だったりするほど重要視されているのですが…日本はこれだけ自殺者が増えても、メンタルケアに目を向けない、むしろふたをして隠してる感じですね。
さて、ここからは私、矢野裕洋の意見です。
うつ病には2パターンある、ということですが、全く同感です。
私の古い資料にはくどい程「性格由来のうつ病」という書き方をしています。
(最近は面倒になって性格由来のという部分を省略して書く事が多かったです。)
私は脳に異常のあるうつ病は病気だと認識しています。
例えば、外因性のうつ病(交通事故や脳出血などによって脳がダメージを受けた事によってうつが出る)とか、老人性のうつ病(老化が原因で脳の機能障害としてうつが出る)とか、脳の本当の病気、アルツハイマーなどによるうつは病気だと思います。
しかし、まったく認知に問題のない人が、オーバーワークなどで脳に異常をきたしてうつになるケースは、私の見解は本当の病気ではないとなります。
認知というと多くの人は意識している事、と思いがちですが、認知の中には意識していない認知も多くあります。
ここでお断りをしますが、本当の答えは目の前のクライエントさんが楽になる事で、同じように見えるクライエントさんも個々違う可能性があるという事です。
ですから、私の臨床経験のクライエントさんと上記のオーバーワークのクライエントさんはうつの原因は私は同じだろうと推測していますが、違う可能性があります。
また、私の治ったという概念は、病院に行く必要が全くなくなって行かなくなった、抗精神薬も飲む必要がなくなったので飲まなくなっている、という状態です。
ちなみに、昨日(6月12日)も15年悩んで来られたパニック症の方のケアがほとんど終わりアフターケアが残っている状態に一ヶ月弱の短期間でなられました。
理由は本当の病気ではなく誤認知、勘違いだったからです。
誤認知、勘違いが原因ですから悩んでいる期間に関係なく受け取りの早い方はこのような短期間で楽になります。
人は欲求不満や葛藤による破局を予感すると自分を守ろうとします。
防衛機制などとも言います。
例えば、現実逃避や空想への逃避、病気への逃避などがあります。
こういう人はまずまじめな人です。
意識しているケースですと、学校に行きたくない、しかし、まじめな子ですから、病気にでもならなければ休んではいけない、という子供のケースですとうつうつしい気持ちの他に実際の症状として発熱、嘔吐、下痢などまで出します。
意識していないケースですと、本人曰く、会社に行きたくないわけではないのにうつや頭痛などが出て会社にいけない、という場合があります。
まじめな人ですから休みたいのですが休んではいけないという考え方があるのです。
また、そのまじめは本当のまじめではなく自分自身を客観的に見る洞察力などが不足しているから、まじめにしていなければ怖い事が起る、というような、いわゆる『擬似まじめ』な人なのです。
ですから、休みたいという事も考えてはいけない、となっているから意識の表層に出てこないのです。
意識の表層にでていない考え方 → 感情
注、一昨日に書きました、考え方と感情がワンセットになっている、A君セットB君セットの考え方は考え方が意識の表層に出て来ていても出て来ていなくてもどちらでも良いのです。
私は上記のようなクライエントさんのケアを複数した経験があります。
ケアの内容は、自分を客観的に見れるように洞察力を身に付けて頂く、自分と他人の正しい関係を確立して頂く、不安の処理の仕方を勉強して頂く、などの認知を修正する事によって楽になられました。
以前このブログでも書いていますが、私の所は治す所ではなく人生勉強をして頂く所だと思われて下さい。
私の所の方法は、多くの精神科や神経科や心療内科に行く必要のない人の考え方を受け取って頂く過程として対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病は治ってしまう、という考え方でケアをしています。
この事を人生勉強をしていると言っています。
おそらくここが最も天現寺ハクさんの病気という概念と私の言う病気という概念の違いだと思います。
多くの困っていない人だったら症状はでていたかという事なのです。
私は症状がなくなれば良いという考え方ではなく多くの困っていない人達の考え方を受け取って頂きこれから一生精神科や神経科や心療内科に行く必要のない人になって頂く事を目的にしています。
皇室の雅子さまの所で書きましたが、劣悪な環境でしたら多くの人の精神が不調を来たします。
ですから、環境の整備は重要です。
しかし、新入社員のA君B君のように同じ環境でも精神に不調を来たす人と来たさない人がいるのです。
天現寺ハクさんのブログの中のSEのお仕事は、劣悪な環境だと思います。
しかし、大丈夫な人が中にいるのでしたら、その大丈夫な人の考え方を受け取れば良いのではないかというのが私の考え方です。
大丈夫な人は誰もいないという劣悪な環境でしたらこれは環境の問題です。
しかし、その環境から離脱しても症状が消えないのでしたら、これは認知の問題です。
(天現寺ハクさんとこれは同意見ですよね。)
環境から離脱したのに離脱したと正しい認知が出来ていない可能性があります。
また、環境の影響で人生勉強の弱い所が発露した可能性もあります。
発露した部分は人生勉強をして頂かなければなりません。
他の可能性もあるでしょうが、症状がなくなれば良いと考えるのではなく、人生の生き方、考え方にまで焦点を置いて認知を修正しなければいけないと考えなければ、他の場所で再発する可能性があります。
お分かり頂けましたでしょうか?