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社内でのいじめ

2008年06月17日 | 心理療法ハッピーライフ
社内でのいじめ


2008年6月17日(火)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋


今日は、心理療法ハッピーライフの矢野裕洋です(笑)。

今日のテーマはKさんからのご質問の「社内でのいじめ」です。


最初に、結果と原因の法則を確認しましょう。
結果の前には原因が必ず有りますよね。
原因に焦点を当てて考えてみましょう。

いじめは基本的に仲間意識の無い人間を排除しようとして起きます。

皆さんも経験が有ると思いますが仲間意識を持たない人間が閉鎖された空間の中にいると心地悪く感じます。
この心地悪さが許容量を越すと排除したいという気持ちに変わります。
ですから、小学校、中学校、高校は教室という狭い閉鎖された空間の中にいますから、いじめは発生します。
しかし、大学の大教室の中は閉鎖されている空間とは感じない人が多いのでいじめは起りにくいと思われます。
しかし、社会人になるとまた閉鎖されている空間の中になりますからいじめが復活してきます。

しかし、社内でのいじめにはもう一つの大きな要素があります。

当たり前ですが、あなたはより良い人生を生きる為にお金が必要だから仕事をしているので仕事をする為に生きているのではありませんよね。

そして、会社は時間と労力を交換してお金に変えているわけです。

自分の時間と自分の労力をなるべく出さないでより多くのお金を得たいというのが基本的な心理でしょう。

ですから、仕事の出来ない人間は嫌われる可能性が高いのです。

私のサラリーマン時代の経験ですが、途中入社して来た、とても温和で笑顔を絶やさないAさんという人がいました。
いつも笑顔を絶やしません。
感情を出している姿を見た事がありません。
しかし、彼は営業部の人間に嫌われていました。
何故ならば仕事が出来ないのです。
営業成績が悪いから部長は彼の担当を減らして他の部員に振ります。
すると、他の部員からすると仕事量が増えるのに日本企業ですから給料は変わりません。
若い部員はおおっぴらに「何で俺がAさんの給料分まで仕事をしなくちゃいけないんだよ。」と言うのです。


個々の事例はこれに色々な要素が絡み合って行きますが、基本的に会社では仲間意識をそれなりに持って仕事をそれなりにこなしていればいじめに合う事は少ないと思われます。

参考になりましたでしょうか?