抗精神薬をやめる時は副作用の症状が出るのではないか?
2008年6月16日(月)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
今日は、心理療法ハッピーライフの矢野裕洋です(笑)。
6月15日(日)中にアップするつもりでしたが12時を回って月曜日になってしまいました。
見に来て頂いた人、ごめんなさいね。
Hさんからの質問の「抗精神薬をやめる時は副作用の症状が出るのではないか?」のお答えを兼ねて今日のブログのテーマにさせて頂きました。
さて、質問の内容を詳しく書くと、
「矢野先生のブログを読んでいると抗精神薬は副作用もなく簡単にやめられると書いていますが、インターネットの掲示板などに抗精神薬をやめた時の副作用の辛さなどを一杯書いています。私も病院を変えて薬が変わったから前の薬をやめた事による副作用、禁断症状が出て今、頭がとても痛いです。抗精神薬を簡単にやめられるとは思えません。」
という質問です。
まず、お断りですが、私は医師ではありません。
医学の人間ではなく、心理学の人間です。
ですから、抗精神薬に関しては専門家ではありません。
では、何故、抗精神薬は副作用もなく簡単にやめられるように書いているかというと、実体験の臨床結果から書いています。
抗精神薬は副作用もなく簡単にやめられる理由
1. 半分くらいのクライエントは自然に抗精神薬をやめています。
その自然にやめた段階で苦痛が有ったと話したクライエントは一人もいません。
認知(考え方)が多くの困っていない人達と同じようになれば症状も出なくなります。
症状が出なくなりますから病院に行く必要がなくなりますから、自然に行かなくなり薬も自然に必要がなくなりますから飲まなくなっています。
ここで重要なのはHさんとは違いもうほとんどケアが終わっている段階です。
2.半数くらいのクライエントは「薬って何?」という事に正面から向き合って頂く事で納得してやめている。
やめる過程で苦痛を訴えたクライエントはいない。
上記と同じく、認知(考え方)が多くの困っていない人達と同じようになって症状も出なくなっている状態です。
この段階では薬は習慣で飲んでいるという方がほとんどです。
ここで重要なのはHさんとは違いもうほとんどケアが終わっている段階です。
3.飲み忘れたクライエントは苦痛を訴えない
上記のようにケアが進むと症状も出なくなりますから、中には飲み忘れたりするクライエントが出てきます。
もちろん、ケアが進んでいない真っ最中のクライエントの薬がなくなった場合は苦痛を訴えます。
しかし、飲み忘れたクライエントが飲み忘れた事での苦痛が有った事を話した事がない。
4.医師と認知行動療法(ハッピーライフ方式)とは治った状態が違う
医師の治ったの場合は抗精神薬に価値を持ったままですがハッピーライフの治ったの場合は抗精神薬の価値がなくなっている状態。
医師は薬を急にやめてはいけないと言います。
もちろん、私もやめなさいとは言いません。
しかし、医師と私の治った状態が大きく違うのです。
結果と原因の法則を思い出して下さい。
医師は結果の症状に焦点を当てます。
ですから、症状が出なくなれば治ったという事になるのですが原因の認知(考え方)は同じですから調子が良くなったと患者が言っても「気がそれているからだろう」というように考えますから急に薬をやめると薬をやめているという事に焦点が当ると気がそれている状態から元に戻る可能性が高いので薬を急にやめてはいけないと言うのです。
しかし、ハッピーライフの場合は認知(考え方)から修正しますから、気がそれている状態ではなく多くの困っていない人と同じ状態、になっていますから抗精神薬の価値はなくなっているのです。
5.ケアが進んでいない状態で薬を無理してやめたクライエントは苦しむ
私は逆に多くの困っていない人達と同じような認知(考え方)になるまでは絶対に抗精神薬をやめてはいけないと言うのですが、中には私の言う事を聞かないで、ケアの途中に抗精神薬を無理してやめようとしたクライエントがいます。
このような事をするクライエントは色々な諸症状を訴えます。
この諸症状は私は医師ではありませんから推測になりますが、対人緊張症や神経症、うつ病の症状と同じく、『薬が切れれば症状が出る』という誤認知で精神的に症状を作り出しているのではないかと推測しています。
6.タバコの禁煙の禁断症状と同じではないかと推測
私の禁煙の経験を以前このブログに書きましたが、禁煙セラピー(アレン・カー)の本を読むまでの私の禁煙ではタバコに価値を持っていましたから無理してやめるとイライラなどタバコの禁断症状が強く出ました。
しかし、禁煙セラピーを読んでタバコに価値はない、禁断症状もない、という事を読み心から納得して約10年の禁煙を続けていますが、この10年間にタバコを吸いたいと思った事は一度もありませんし禁断症状も全くありません。
私のタバコの禁断症状はニコチンのせいではなく精神的なものだったとつくづく思います。
抗精神薬の禁断症状もタバコの禁断症状と同じく精神的な禁断症状であって肉体的な禁断症状ではないと推測しています。
7.肝臓が解毒している
私は医師ではありませんので、医師に聞いた話ですが薬(抗精神薬以外も含む)を一日何回も飲むのはせっかく飲んだ薬を肝臓がせっせと解毒してしまうから定期的に体内に取り込まなくてはいけないと聞いています。
抗精神薬もどんどん解毒されているでしょうから、解毒されればされるほど副作用や禁断症状はなくなると思えるのですが。
以上、7項目の理由を書きました。
Hさん、いかがでしょうか?
どちらにしても抗精神薬をやめる時はもう抗精神薬は必要がない、抗精神薬には価値がないという時にして下さいね。
2008年6月16日(月)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
今日は、心理療法ハッピーライフの矢野裕洋です(笑)。
6月15日(日)中にアップするつもりでしたが12時を回って月曜日になってしまいました。
見に来て頂いた人、ごめんなさいね。
Hさんからの質問の「抗精神薬をやめる時は副作用の症状が出るのではないか?」のお答えを兼ねて今日のブログのテーマにさせて頂きました。
さて、質問の内容を詳しく書くと、
「矢野先生のブログを読んでいると抗精神薬は副作用もなく簡単にやめられると書いていますが、インターネットの掲示板などに抗精神薬をやめた時の副作用の辛さなどを一杯書いています。私も病院を変えて薬が変わったから前の薬をやめた事による副作用、禁断症状が出て今、頭がとても痛いです。抗精神薬を簡単にやめられるとは思えません。」
という質問です。
まず、お断りですが、私は医師ではありません。
医学の人間ではなく、心理学の人間です。
ですから、抗精神薬に関しては専門家ではありません。
では、何故、抗精神薬は副作用もなく簡単にやめられるように書いているかというと、実体験の臨床結果から書いています。
抗精神薬は副作用もなく簡単にやめられる理由
1. 半分くらいのクライエントは自然に抗精神薬をやめています。
その自然にやめた段階で苦痛が有ったと話したクライエントは一人もいません。
認知(考え方)が多くの困っていない人達と同じようになれば症状も出なくなります。
症状が出なくなりますから病院に行く必要がなくなりますから、自然に行かなくなり薬も自然に必要がなくなりますから飲まなくなっています。
ここで重要なのはHさんとは違いもうほとんどケアが終わっている段階です。
2.半数くらいのクライエントは「薬って何?」という事に正面から向き合って頂く事で納得してやめている。
やめる過程で苦痛を訴えたクライエントはいない。
上記と同じく、認知(考え方)が多くの困っていない人達と同じようになって症状も出なくなっている状態です。
この段階では薬は習慣で飲んでいるという方がほとんどです。
ここで重要なのはHさんとは違いもうほとんどケアが終わっている段階です。
3.飲み忘れたクライエントは苦痛を訴えない
上記のようにケアが進むと症状も出なくなりますから、中には飲み忘れたりするクライエントが出てきます。
もちろん、ケアが進んでいない真っ最中のクライエントの薬がなくなった場合は苦痛を訴えます。
しかし、飲み忘れたクライエントが飲み忘れた事での苦痛が有った事を話した事がない。
4.医師と認知行動療法(ハッピーライフ方式)とは治った状態が違う
医師の治ったの場合は抗精神薬に価値を持ったままですがハッピーライフの治ったの場合は抗精神薬の価値がなくなっている状態。
医師は薬を急にやめてはいけないと言います。
もちろん、私もやめなさいとは言いません。
しかし、医師と私の治った状態が大きく違うのです。
結果と原因の法則を思い出して下さい。
医師は結果の症状に焦点を当てます。
ですから、症状が出なくなれば治ったという事になるのですが原因の認知(考え方)は同じですから調子が良くなったと患者が言っても「気がそれているからだろう」というように考えますから急に薬をやめると薬をやめているという事に焦点が当ると気がそれている状態から元に戻る可能性が高いので薬を急にやめてはいけないと言うのです。
しかし、ハッピーライフの場合は認知(考え方)から修正しますから、気がそれている状態ではなく多くの困っていない人と同じ状態、になっていますから抗精神薬の価値はなくなっているのです。
5.ケアが進んでいない状態で薬を無理してやめたクライエントは苦しむ
私は逆に多くの困っていない人達と同じような認知(考え方)になるまでは絶対に抗精神薬をやめてはいけないと言うのですが、中には私の言う事を聞かないで、ケアの途中に抗精神薬を無理してやめようとしたクライエントがいます。
このような事をするクライエントは色々な諸症状を訴えます。
この諸症状は私は医師ではありませんから推測になりますが、対人緊張症や神経症、うつ病の症状と同じく、『薬が切れれば症状が出る』という誤認知で精神的に症状を作り出しているのではないかと推測しています。
6.タバコの禁煙の禁断症状と同じではないかと推測
私の禁煙の経験を以前このブログに書きましたが、禁煙セラピー(アレン・カー)の本を読むまでの私の禁煙ではタバコに価値を持っていましたから無理してやめるとイライラなどタバコの禁断症状が強く出ました。
しかし、禁煙セラピーを読んでタバコに価値はない、禁断症状もない、という事を読み心から納得して約10年の禁煙を続けていますが、この10年間にタバコを吸いたいと思った事は一度もありませんし禁断症状も全くありません。
私のタバコの禁断症状はニコチンのせいではなく精神的なものだったとつくづく思います。
抗精神薬の禁断症状もタバコの禁断症状と同じく精神的な禁断症状であって肉体的な禁断症状ではないと推測しています。
7.肝臓が解毒している
私は医師ではありませんので、医師に聞いた話ですが薬(抗精神薬以外も含む)を一日何回も飲むのはせっかく飲んだ薬を肝臓がせっせと解毒してしまうから定期的に体内に取り込まなくてはいけないと聞いています。
抗精神薬もどんどん解毒されているでしょうから、解毒されればされるほど副作用や禁断症状はなくなると思えるのですが。
以上、7項目の理由を書きました。
Hさん、いかがでしょうか?
どちらにしても抗精神薬をやめる時はもう抗精神薬は必要がない、抗精神薬には価値がないという時にして下さいね。