性格改善の心理療法ハッピーライフ 1998年開業 認知療法、よむだけでも役に立つ内容を提供しています。。

対人緊張、対人恐怖、神経症、うつ病、等の心理療法、認知行動療法、人生勉強療法。電話、スカイプでも通院と同じように治ります

ストレスをなくす方法 ストレス性の病気も心から治しましょう

2007年04月14日 | 心理療法ハッピーライフ
今日は、ハッピーライフの矢野裕洋です。

今回も前回に続いて治し方の話です。

さて、ストレスは色々な病気の原因になるという事は常識ですよね。
しかし、ストレスに関しては、あまり考えた事はないと思います。
ストレス性の病気になって、ストレスを減らすようと言われてもどうして良いのかよく分かりませんよね。

私の所には医師もよく来ます。
(当然ですが、医師も同じ人間です。悩むのですから。)

或るクライアントとして来られた医師が自分の心のトラブルはストレスが原因だと言い続けて、私の言う事を聞き入れて頂けないので、このような会話をしました。

「ストレスが原因だという事はよく分かりました。」
「ところで、私は先生と違って文科系の出身ですから、理科準備室のような薬品を一杯置いている所に出入りしたのは本当に高校生の時以来ないかも知れないので、教えて欲しいのですが、ストレスとはどんな色をしているのでしょうか? また、どんな形の結晶なのでしょうか?」
と言うと、クライアント(医師)さんは、笑いながら、
「先生(私の事です)、ストレスは物質ではありませんから色も形もありませんよ。」
と言うのです。
「そうですよね。ストレスは物質じゃないですよね。という事で、この話を聞いて下さい。」
と言って、新入社員のA君B君の話をしました。
(この話は数話前に書いています。内容は、新入社員のA君B君が一緒に失敗をして一緒に怒られたのに、A君はストレス性の胃痛を感じているのにB君は全く平気だと言う話です。)

「先生、私は心理学の方ですから、医学に関しては素人ですが、確かにストレスから病気になるという事は知っています。しかし、この話を聞かれてどうでしょうか? 原因は確かにストレスでしょうが、ストレスは物質ではないのですから、感じ方が問題だと思われませんか?」
「先生が言う気分転換よりも、B君のようなストレスを感じにくい考え方を必要なだけ受け取った方が良いと思いませんか?」
「ここ(ハッピーライフ)は、ストレスを減らす所ではなく、ストレスを感じる心を減らす所なのです。」

「先生、同じようなもので、精神的な疲れ、も本当はほとんどないのですよ。」
「体の疲れは確かに有ります。しかし、先生が大好きな事をしている時、心の疲れは有りますか? ほとんどないでしょう。」

「私の過去を例にすると、私が20代の頃、数人の友人とドラゴンクエストというゲームにはまりまして、会社から帰って来たらずっとしていた頃がありました。気が付いたら午前3時4時なのですが、体は疲れていても心はまだまだドラゴンクエストをやり続けたいのです。体は疲れても心はほとんど疲れていないという、経験が有ると思います。」
「ストレスも心の疲れも本当はほとんど無いのです。しかし、確かにストレスも心の疲れも有りますよね。これは、恐いとか嫌だとかの感情が 摩擦熱 のように作り出しているのです。」
「だから、嫌だなあ、と思えば思うほどストレスや精神的な疲れを感じますよね。」


「ストレスが原因ですが、ストレスを感じる心に焦点を当てないと解決しません。先生の言うように、気分転換をいくらしてもストレスを感じる心は変わりませんから。」


どうですか?
ストレスを減らすのではなくストレスを感じる心を減らさないといけないのです。
方法は、B君の考え方を見習えば良いのです。
簡単です。
ただ、今まで、この事を知らなかったのです。

前回書きました、自分を客観的に見る事、何が恐いのかを見に行く事、これに加えて、ストレスをあまり感じない人はどのような考え方(思想)を持っているのかを見に行きましょう。

大丈夫です(笑)。大丈夫(笑)。

では、明日

対人恐怖症、神経症、性格由来のうつ病などの自分で出来る治し方 

2007年04月14日 | 心理療法ハッピーライフ
今日は、心理療法ハッピーライフの矢野裕洋です。
(ハッピーライフのHPアドレスは http://www.happylife.jp です。こちらも宜しくお願いします。)

昨日の訪問者数は自己記録を更新しました(笑)。
うれしいですね。

さて、今回は対人緊張症、神経症、性格由来のうつ病などを自分で治すというテーマです。
実際に、医師に掛かられて、医師の診断で対人緊張症などと言われている人だけではなく、プチ対人緊張症、プチ神経症、プチうつ病などの方もぜひ読んで下さいね。

まず、復習ですが、原因から見る心理学からすると、対人緊張症、神経症、性格由来のうつ病などは病気ではなく考え方(思想)の問題です。

言い換えれば、対人緊張症、神経症、性格由来のうつ病などで困って医師に掛かられている人は全体の一部で、多くの人は全く困っていない人から何とかやりくりをしている人まで、程度の差は有りますが、医師に掛かられていません。

要するに、医師に掛かられていない多くの人の考え方(思想)を、必要な所だけで良いので、頂けば多くの困っていない人と同じように楽になるのです。

1.自分を客観的に見る
2.何が恐いのか逃げないで見に行く

多くの困っていない人は、以前書いたサザエさんの話の中のカツオ君のように、心の成長と共に、自分が人になったつもりで自分を見たり、嫌だとか恥ずかしい事は心地良くないけれども恐い事ではない、という事を学習して行くのです。
しかし、少数の対人緊張症、神経症、性格由来のうつ病などで困っている方は、心の成長が未熟という言い方も出来ます。

では、意識的に、困った事に遭遇している自分を、人になったつもりで見てみましょう。
人はあなたが思っている程、あなたの事を見ていません。
見る事も出来ません。
自分からすると心地悪いです。
確かに、心地悪いですが、嫌な事や恥ずかしい事はあっても、恐い事は何もありません。
いかがですか?

例えば、朝礼恐怖症の方で考えて行きましょう。

朝礼で緊張してどもってしまったり赤面したりしたら確かに恥ずかしいし嫌ですよね。
しかし、他の人は仕事をしに来ているのですから、あなたの朝礼の失敗をずっと笑い続けているでしょうか?
朝礼で緊張してうまくしゃべれなかったらクビになると思いますか?
給料が減りますか?
などと、私が聞いて行くのですが、過去に一人も、朝礼で緊張するとクビになるとか給料が減ると言った人はいません。
確かに、仕事が出来なかったら、クビになったり給料が下がったりする可能性は有ると思いますが、朝礼が原因で、クビや減給する事はないでしょう。
しかし、私の所には、朝礼が恐くて会社を辞めました。という方が過去何人も来られています。

多くの困っていない人は、逃げないで、客観的に自分を見に行き何が恐いのかを確かめに行っているのです。

しかし、対人緊張症、神経症、性格由来のうつ病などの人は、何が恐いのかを見に行こうとする考え方(思想)がないのです。
多くの困っていない人は小学校、中学校、高校などで国語や理科や社会を勉強して来たのと同時に、人生学 を自然に習って来たようなものです。
対人神経症、神経症、性格由来のうつ病などで困っている方は、この人生学が赤点のまま現在に至っているようなものです。
という事ならば、多くの困っていない人と同じように、自分を客観的に見、自分は何を恐がっているのか、紙に書きながら整理してみましょう。
今まで、見えなかった世界が見え始めてくるはずです。

ちなみに、自分を騙したり言い聞かせたり気をそらしたり逃げたりするのは問題解決にはなりません。
対人緊張症、神経症、性格由来のうつ病などの人は、原因を整理しに行こうとはしない代わりに、辛いですから、その場しのぎの事を熱心にします。
朝礼恐怖症の方を例にすると、何ヶ月も前から朝礼の事をうつうつしく考えてしまうので、気をそらそうとしたり朝礼をしなくて良い手段を考えたり、最終的には、朝礼が嫌で嫌で仕方がないので会社を辞めたりもします。
会社を辞めても次の問題が出て来るので結局、問題解決にはならないのですが‥。

今回の1.自分を客観的に見る 2.何が恐いのか逃げないで見に行く の2点が十分に出来れば、恐怖心が大幅に減りますから、全く困っていない人にはなれませんが、医師に掛るほどの辛さではなくなります。
保障します。
しかし、自分でこの事が出来ない人もいます。
もっと前向きに、全く困っていない人になりたい、ポジティブな人になって人生を楽しみたいという方もいます。
そういう方は、私のような専門家の手助けが必要になります。
広告になってしまいますが、ハッピーライフでは電話を使った通信セラピーもしていますので遠方の方も大丈夫です。

ご意見、ご希望などありましたら、s-inaba@mua.biglobe.ne.jp に直接頂いてもOKですよ(笑)。

では、続きは、明日に。





赤面症(対人緊張症)の実例 対人関係の勘違い(妄想)が原因

2007年04月13日 | 心理療法ハッピーライフ
今日は、心理療法ハッピーライフの矢野裕洋です(笑)。
(HPアドレスは http://www.happylife.jp です。)

このブログは翌日には来訪者数という形ですぐに評価が出ますのではげみになりますね。気に入りました(笑)。

幸せな人生(ハッピーライフ)を生きるお手伝いをするというテーマで一冊の本を書き上げる気持ちで続けて行きますね(笑)。

次回以降、自分で出来るケアの方法なども書いていきます。

期待して下さい。


では、赤面症(対人緊張症)の実例です。

主症状 赤面症 30代男性 会社員 病院に通院中 精神安定剤を処方されている

本人が言うには、
「会社で毎日何度も赤面をしている。」
「赤面する度に上司や同僚や部下が大笑いする。」
「大笑いするといっても大人だから、顔に出して笑ったり声に出して笑ったりはしないけれども心の中で大笑いをしている。」
「そして、上司や同僚や部下は家に帰ると、毎日、家族と長い時間私の赤面の話で大笑いをしている。」
と言うので、私が、
「本当ですか? 」
「会社の上司や同僚や部下の人が自宅で家族とあなたの噂を毎日していると聞いた事があるのですか?」
と言うと、
「聞いた事はありませんが、そうに決まっています。」
と言うのです。

客観的に自分の事を考えて頂き、自分の思っている事は、客観的に本当だろうかという事を一緒に考えて行く。例えば、上司や同僚や部下やその家族はあなたの赤面がそんなにおもしろいのか? その話題以外に重要な話はないのか? など臨機応変に気付いて頂く為に話を続ける。

そして、客観的に自分の事を見る事が出来始めたら、人に噂をされて何が恐いのか? 赤面をする事でどんな恐い事が有るのか? などに話を進めて、最終的に 人の事を必要以上に気にする必要はないという考え方や優先順位(会社の人は家族や友人と違い知人なのだから、優先順位からするとそんなに重要な人ではない)などの考え方を受け入れて頂く。妄想のような考え方がなくなれば、赤面症もなくなり、困らなくなったので本人の意思でセラピーは終了しました。

何度も書きましたが、原因を見る心理学から見たら、対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病は妄想のような勘違いが原因で病気ではありません。

妄想のような勘違いをなくしてあげれば良いのです。

しかし、私は、頭が痛い時、まずは頭痛薬を飲むのと同じで、症状があると辛いですから、医師の薬を飲む事をお勧めします。そして、並行して、症状の原因、頭痛でしたら風邪を治すなり睡眠時間を十分に取るなどの原因をケアすれば頭痛はなくなり頭痛薬も不要になります。これと同じです。

医師の投薬治療と原因を修正して行く心理療法を並行して行くのが一番良い方法なのです。

しかし、後日書く予定ですが、結果に対応する心理療法はあまりお勧め出来ません。症状を開き直ったり、気をそらしたり、あきらめさせたり、勘違いの上に勘違いを上塗りするような事をしても、症状が出ないようにやりくりしているだけで幸せな人生(ハッピーライフ)にはなりません。わたしは、症状が出なくなれば良いという考え方ではなく、幸せな人生(ハッピーライフ)になって頂く事までが重要だと思いますし、出来るのです。

では、続きは、明日(笑)。

 

パニック障害(神経症、実例) 勘違い(妄想)が原因です

2007年04月12日 | 心理療法ハッピーライフ
今日は、心理療法ハッピーライフの矢野裕洋です(笑)。

前回のサザエさんの話も好評でしたので、対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病は病気ではないのですよ、という話の続きを書いて行きますね。
この図は、見にくいかも知れませんが、心が脳に指令を出している図 です。
心が勘違いをして妄想のような指令を出しているのが対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病の原因なのですよ(笑)。
その証拠に、心理療法で効果が出るというのは常識ですよね。逆に言うと、心理療法で効果が出るという事は考え方の問題だったという事なのですよ(笑)。大丈夫(笑)。


神経症の具体例(実例) パニック障害(医師の診断による症名、通院中)、女性、年令50代、電車、バス等交通機関にパニックの為に乗れない。

この女性は過去に電車の中でドアが閉ると同時に 動悸、恐怖心で頭が真っ白になり、震え、悪寒、等を何度か経験しているうちに、交通機関全般に乗れなくなったという経緯が有る。

交通機関は恐いという勘違い(妄想)を正しい認知に変える為、電車、バス等の何が恐いかを私がリードしながら考えて行く。

まずは、ドアが閉ると何が恐いですか? と質問をすると、
「ドアが閉ったら電車から降りようとしても降りられなくなるじゃないですか!」と言います。
電車のドアが閉まるという事を閉じ込められると勘違いしている所から始める。
「電車のドアは本当にあなたを閉じ込めているのでしょうか?」
「逆に電車のドアが開いたままで走っている電車を想像して下さい。」
「電車のドアが開いたまま走っている電車の中にいてどうですか?」
「ドアが開いたまま走っている電車とドアが閉まって走っている電車のどちらの方が恐いですか?」
「電車のドアはあなたを守る為に閉じているのではないでしょうか?」
「そして、次の駅に着くと必ずドアは開きますよ。」というような会話を続ける。
そして、ドアが閉じても恐がる必要はないという正しい認知を受け入れて頂く。
そして、次々と、勘違い(妄想)を見つけに行きます。
「閉鎖されているから空気が薄い。」
「自分のパニックになっている姿を見られたら恐い。」
等、色々誤認知を出して頂き、正しい認知を受け入れて頂き、次に、不安がり過ぎる性格(考え方)、人を気にし過ぎる性格(考え方)、完全主義、などの根本的な間違った考え方の修正をして行き、最終的にはクライアントさんが望まれましたからポジティブな考え方を受け入れて頂き終了しました。
勘違い(妄想)がなくなったのですから、笑いながら終了しました。
心の間違った指令もなくなりましたから、医師に通う事も終了しています。

皆さんも、折角の人生です。勘違い(妄想)をなくして、笑いながら人生を楽しみましょう。

勘違い(妄想)は大小の違いは有りますが、全ての人に有ります。

例えば、自分は頭が悪い、魅力がない、異性にもてない、能力がない、などです。
しかし、本当に頭が悪い人はいません。
何故ならば、自分の好きな事はよく覚えているはずです。
しかし、私がそう言うと、「これは別です。」などと言う人が多いですがどこが別なのでしょうか。
あなたの頭を使う事に関しては同じじゃありませんか。
ただ、あなたは、自分は勉強は出来ない! などの勘違い(妄想)を受け入れているだけです。
魅力や異性に関しても同じです。
このような話も行く行くは書いて行こうと思います。

では、次回に。幸せな人生を(ハッピーライフを)。


サザエさんの話 対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病のシステム

2007年04月10日 | 心理療法ハッピーライフ
今日は、ハッピーライフの矢野裕洋です。
前回の、A君B君の話が好評でしたので、その続編を書きますね(笑)。

                サザエさんの話
  
(対人緊張症、神経症、性格由来のうつ病などのシステムは勘違い(誤認知)です。多くの対人緊張症、神経症、うつ病で困っていない人は成長と共に勘違い(誤認知)が治って楽になっていますが、少数の対人緊張症、神経症、うつ病で困っている人は心の成長が不十分な為に勘違い(誤認知)が正しい認知になっていない為に起きています。心の成長をして頂ければ、楽になります。治ります。)

                           2007年4月10日
                     心理療法ハッピーライフ 矢野裕洋


テレビのサザエさんの話です(私の記憶ですが‥)。

カツオ君がいたずらをして、お父さん(波平さん)が怒ってカツオ君を押入れに閉じ込めるのです。その後、しばらくして、

「カツオはもう十分反省をしただろう」とお父さんは言いながら、押入れを開けたら、カツオ君は押入れの中で、懐中電灯でマンガを読んで笑っていました。

もうお分かりだと思いますが、親から見るといつまでたっても子供は子供としか見えません。
ですから、お父さんから見ると押入れを恐がった頃の小さなカツオ君のままなのです。
しかし、カツオ君はいつのまにか心が成長していて、押入れに入れられても 押入れの中は狭い 暗い 拘束されているのは心地良くない しかし、これは嫌な事で恐い事ではない、と受け入れているのです。

カツオ君は学校の勉強はもう一つのように思えますが、心の成長はとても良いと思えます。

嫌だと恐いは違う、嫌な事は嫌だけれども恐い事ではない という真理に気付いたのです。

で、カツオ君はおちゃめな子供ですから、次にお父さんに押入れに閉じ込められた時の為にあらかじめ懐中電灯とマンガを用意していたのです。
そして、さっそく、用意していたマンガを読んで笑っていたのです。

対人緊張症(赤面症、どもり、緊張による手足の振るえ、過敏性大腸症候群の多くなど)の方の多くは、思春期の頃の自意識過剰のまま、人に変に思われたり嫌われたりしたら恐いという考え方(思想)を持ち続けているのが原因ですが、多くの対人緊張症ではない方は、心の成長段階で、人に変に思われたり嫌われる事は嫌だけれども恐くはない という考え方(思想)に変わってきているのです。言い換えれば、対人緊張症の方は思春期の頃の勘違いのまま生きているのです。しかし、恥ずかしいと恐いは違うのです。嫌だと恐いは違うのです。恥ずかしい事はや嫌な事は有っても、恐い事などないのです。

神経症(不安神経症、抑鬱神経症、適応障害など)の方も同じで、、嫌だと恐いを混同しているのです。押入れを恐くなくなったカツオ君のようになれば良いのですが、これが出来ていないのが原因です。

心理療法ハッピーライフ(旧名 催眠療法ハッピーライフ)では、この妄想(勘違い)から出て頂くお手伝いをしています(笑)。
妄想(勘違い)から目覚めれば、カツオ君のようにすぐに楽になれます。

大丈夫(笑)。大丈夫(笑)。

新入社員のA君B君のお話。神経症、対人緊張症、性格由来のうつ病は病気ではない。

2007年04月08日 | 心理療法ハッピーライフ
新入社員のA君B君の話
  
(納得すれば症状がなくなる例、対人緊張症も神経症も性格由来のうつ病もシステムは同じです。A君が辛くて病院に行ったら神経症と言われます。また、A君がうつの話を多くすればうつ病と診断される可能性が高いです。)

2007年4月7日
心理療法ハッピーライフ 矢野裕洋


大学を卒業して新入社員になって2ケ月の、A君とB君が新入社員にありがちな失敗を一緒にして、一緒に部長に強く叱責されたとしましょう。
叱責された直後、A君は自分の席で胃のあたりを押さえて、「部長に怒られて胃が痛いですよ」「部長からストレスが一杯飛んで来ましたよ」「もう部長と合うのが恐いですよ!」と言って辛がっているのに、片やB君は、全く平気で仕事中に仕事をサボって社員食堂の自動販売機で缶コーヒーを買って飲んでいるのです。
余りにも差が有り過ぎるので、先輩社員がB君に、「B、お前もAと一緒に部長に怒られたんだろう」「Aは自分の席で胃が痛いと苦しがっているぞ」と言うと、B君は、「新入社員の僕らが失敗して当たり前じゃないですか!」「知らなかったのですから、しょうがないと思いますよ。」「部長は奥さんと喧嘩でもしてイライラしてたんじゃないですか!」「大人気ないですね!」「ははははは。」「それよりも先輩、ここの缶コーヒーはうまいですね!」と笑っているのです。

さて、A君に本当にストレスが飛んできたのでしょうか?
また、B君はA君と一緒に失敗をして一緒に怒られたのに何故平気なのでしょうか?

当たり前ですが、ストレスは物質ではありません。
物質ではないのですから、飛んでくるわけがないのです。
ストレスは、感じる心、なのです。
ストレスはその人の考え方、思想が感じるか感じないか、強く感じるか余り感じないかの違いなのです。
そして、A君がB君の考え方、思想を受け取れば受け取っただけストレスを感じなくなります。

A君B君は同期ですからB君に聞けば良いのです。
そして、受け取れば良いのです(深い納得)。

A君がB君に、「B、何でお前は部長に怒られて胃が痛くならないのか?」と聞くと、B君は逆に、「俺は逆に何でお前の胃が痛くなるのかが不思議に思える。」「A、お前は部長に怒られて何が恐いんだ?」「何がといっても部長に怒られたのだから恐いのが当たり前じゃないか!」「具体的に何が恐いんだ?」「何がと言われてもそんな事今まで考えてもいなかったけれども、例えば、首になるかも知れないしゃないか!」「A、よ~く考えてみろ。あの失敗で首になると本気で思うか? 新入社員なら誰でも知らないからやりそうな失敗じゃないか! あれ位の失敗で皆を首にしてたらこの会社の社員はみんな辞めなきゃいけないだろう。それに、部長はあと2、3年で定年だぜ。取締役にはなれないだろうと先輩が言ってたぞ。部長自体が部長の同期の中じゃ下の方らしいぜ。そんな部長を気にするより他の人を気にした方が良いと思うぜ。それに、本当に部長が首だと言ったら一緒に労働組合の委員長の所に行こうぜ。その方が面白くなるぞ。」このような話を長々とA君が聞いて、A君が本当にその通りだなあ(これが深い納得)と思えば思うほど、部長が恐くなくなり、部長に怒られても胃が痛くなる(これが心因性の症状)事もなくなって行きます。

A君の 今までの考え方がA君自身を苦しめていただけです。
これを言い換えれば 誤認知 です。

そして、B君の考え方を受け入れれば受け入れるほど、楽になります。
誤認知 を 正しい認知 に置き換えているからです。

ちなみに、対人緊張症の方は 人を必要以上に気にする(恐がる)誤認知が原因です。
対人の関係しない神経症は、不安がり過ぎてわけが分からなくなっている誤認知が原因です。
うつ病(性格由来)は、上記の誤認知が有ると辛いです。辛いですから、うつが出てきて当たり前です。うつが出て来ない方がおかしいです。

しかし、A君は辛いから病院に行くと、抑鬱神経症とか適応障害とかうつ病などと診断されて病気になるのです。

お分かり頂けましたでしょうか?

あなたは病気ではなく考え方が悪いのです。

大丈夫。大丈夫。


心理療法の選び方

2007年04月04日 | 心理療法ハッピーライフ
今日は、ハッピーライフの矢野裕洋です。2回目です(笑)。結構見てくれているようで嬉しいです(笑)。

最初に、前回 gifuto23さんへ言い忘れた事を書きますね。
近畿地方在住で通うのが大変という事も質問ではないのですが書かれていました。今年の二月から電話、パソコンメール、教科書、郵便を使った通信セラピーを始めました。始める前は対面しない形態でのセラピーに不安がありましたが、とても順調です。通っている方と変わらない受け取り方です。将来は、通信コースが主流になりそうです。大丈夫です(笑)。

では、今回のテーマ 心理療法の選び方 を書きますね。

心理療法をしている側からの意見ですが、心理療法の世界は混交玉石、正直に書くとほとんど石です。医療の世界でも良い医師を選ぼうという考え方、セカンドオピニオン等の考え方が一般的になって来ていますよね。医師は全ての医師が医師国家試験に合格していますから、或る一定以上の基準は超えていると思います。しかし、心理療法の世界は何もありません。本当の話ですが、本を三冊読んだだけで開業したという人がいます。今も営業しています。人は体の悩みはオープンにしますが、心の悩みは隠します。例えば、腰痛の有る方でしたら、腰痛に良い薬や病院等を人に聞き回ったりしますよね。しかし、心のトラブルは、例えば、私の赤面症を治してくれる良い病院を知りませんか? などとは言いませんよね。今は、インターネットの時代になりましたから以前よりは情報が集めやすくはなりましたが、基本的に心理療法の世界では悪い噂も良い噂も中々立ちません。前回書きましたが、本当に根本的に良くなった人は、聞かれない限り自分から情報を発信はしません。程度の低い所(箸にも棒にも掛からない所)に行った人も辛い状態のままですから悪い噂を流す余裕もありません。(逆説的な書き方ですが、悪い噂を流している人がいるとすれば、そこで治してくれるのではという期待を持ち続けているのに何らかの理由で行くのを止めいている人の可能性があります。)ですから、本当に程度の低い所は分かりづらいのが現状です。

では、どうすれば良いのか?

あなたが納得するまで質問をされて下さい。

医師にも情報開示を要求して良い時代になって来たのですから、自己防衛の為に、自分をどのようにして楽にして頂けるのかを納得するまで聞いて下さい。質問に答えなかったり、私に任せておけば良いとか、良くなった人のメッセージを書いているノートを見てくれ等、説明をしないで期待感だけを膨らませようとする所はやめた方が良いです。知識や経験がなくて説明しようにも説明出来ない人だったり、中には、治った事例がないのにウソをついている所まであります。

出来れば家族と一緒に、自分も家族も こういう道筋でこういう風に受け取ってくれれば楽になれます という論理的な説明をする所で論理的に深く納得出来る所を選ばれる事をお勧め致します。

ちなみに、私の所はお受けする前に40枚位の無料の資料をお送りします。そして、通院コースは最初のカウンセリング(この時間に徹底的に質問をして頂きたい)の時間で納得出来なければ料金は頂きません。通信コースは最初の1時間(質問の時間にしています)は初めから無料です。(PRですいません)。

お役に立てれば幸いです。

初めまして 心理療法ハッピーライフの矢野裕洋です。

2007年04月03日 | 心理療法ハッピーライフ
初めまして、心理療法ハッピーライフ(旧名 新しい催眠療法ハッピーライフ)の矢野裕洋です。

このブログを作るきっかけは、教えて!goo に私の所の質問が2006年5月4日にgifuto23さんから有ったのを先ほど知りまして、回答を兼ねて、そして、皆さんと心理療法に関して話して行きたいと思い、急遽、開設致しました。宜しくお願い致します。

最初に、gifuto23さんからの質問は(QNO.2130286)

こんにちわ、自分は神経症です。人目が気になるタイプで人との接点をできるだけ避けてしまっています。 中略 
一時は諦めていたのですが最近、http://www.happylife.jp (古いURLを記載していましたので現在のURLに書き直しました)​こんなサイトを見つけ他のところとは少し違うなと思い資料をもらいました。 中略
ここで質問なのですが、この「ハッピーライフ」を利用して神経症、緊張症、性格的な鬱など症状をなくせた方いらっしゃいますか? 残り略

という内容です。
そして、この質問に三人の方が回答しています。

まず、gifuto23さんの質問に答えますと、中途半端に良くなった人はこのようなページに来ますが、本当に良くなった方はほとんどこのようなページを見に来ません。体の病気を例に考えて下さい。症状を抑えているだけの患者さんやまた悪くなるかも知れないという不安な気持ちの残っている方は医師や病院の事を忘れる事はないでしょう。しかし、本当に根本的に治った方は病院の事を忘れてしまうと思いませんか。実は、相当前の私は 開き直りをメインとした対症療法 をしていたのです。例えば、赤面症(gifuto23さんの人目が気になるのと同じ)の人に赤面するのならしろ! と本当に開き直らせれば赤面はしなくなります。しかし、常時 開き直りの事を意識し続けなければいけません。ですから、変な言い方ですが、以前の方が紹介も多く評判も良かったのです。またお世話になるかも知れないという気持ちがありますからね。そして、私自身が終了した方に紹介をしなくて良い。私の事など思い出さなくなったのが良いと言ってますから(笑)。ですから、良かったと言われる方は、必要が無いからここに来ないという理由で、いなかったという事です。理屈(論理)で納得して頂く事をお願いします。対人緊張症や神経症の方は、お化け屋敷で恐がっている方と同じシステムなのです。お客さんとしてお化け屋敷に行った時は恐くても、このお化け屋敷で仕事を始めたらどうでしょうか? 仕事ですから数え切れない程 お化け屋敷に出入りしているうちに全く恐くなくなっていると思いませんか? 対人緊張症も神経症も多くは誤認知なのです。gifuto23さん、この話に興味が有りましたら、私のHPをご覧になって下さい。リニューアルしています(笑)。

回答を寄せた三人は残念ながら私のHPを熟読されないで一般論で回答しています。

最初の方は、古典的な催眠と混同されていてgifuto23さんも回答への補足で書かれているのですが、新しい催眠療法は催眠を掛けるという風に騙しません。本当の催眠に関して知りたい方は、私の資料の一つ 本当の催眠療法(最近加筆更新しました)http://www2s.biglobe.ne.jp/~Inaba/saimin.htm をご覧下さい。催眠は掛けれないという事を書いていますから(笑)。

二人目の方は、医師法に関して書かれていますが、医学と心理学は違います。医学では対人緊張症や神経症は病気ですが、心理学からみると病気ではなく 誤認知 です。ご興味が有りましたら、http://www.happylife.jp/ の中の 医療と心理療法の違い を読まれて下さい。この方は医療関係の方かも知れませんが、この論理で言うと心理療法家で一番多いカウンセラーも医師以外は全て違法になりますよね(笑)。しかし、赤面症は本当に病気だと思いますか? しかし、私の所に来られるくらいの赤面症の方は病院に通っていますよ。

三番目の方は古典的な催眠療法の事を良く知っていると思います。しかし、私の所も同じとされているのにがっかりしました。中で書かれている所も推測できます。おっしゃる通り、古典的な催眠は誤認知の上に誤認知を重ねて効果を出そうとしています。これも上記の 本当の催眠療法 に書いています。しかし、ハッピーライフは誤認知を重ねるのではなく誤認知を正しい認知に受け入れて頂き 催眠状態(顕在意識が低下している状態)は正しい認知を受け入れて頂く手段に使っています。ですから、認知行動療法、カウンセリング、新しい催眠療法を駆使して(新しい催眠療法のウェイトは10%くらいです)楽になって頂いていますから、現実に合わせて 心理療法ハッピーライフ に改称致しました。

gifuto23さんがご覧になる事を願っています。

また、色々質問やご意見を下さい。

最後まで読んで頂きまして有難うございました。