熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
残部僅少ながら、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

土曜日

2010-04-24 06:09:11 | 文章
4月24日(土)、晴れ。

明るい空。しかし昨夜は冷え込んで、外は寒そう。
昨日は、将棋連盟(関西)の書道班の皆さんと「根付駒」作り。
今回が2回目。書道班の先生もご一緒に、昨日の参加者は9名でした。

ブランクの根付は、各人それぞれ3個ずつ。漆は赤と黒。
最初に注意事項です。
「漆に触れると被れるものだと思って極力手に付けないように。若し付いた時は、チィッシュデよく拭いてください。拭き取ったと思っても漆は完全になくなってはありません。被れるか被れないかは人それぞれ・・」。
  「被れるとどうなるんですか」。
「人によって、時によって違いますが、赤くなって、痒くなります。痒くなったら、風呂に塩を一掴み、患部に刷り込んでください。塩もみですね。かゆみがかるくなります。文字はそれぞれ思い思いに書いて、ください。最初に私が書いてお見せします。駒はこの台に置いてまっすぐに正対して書きます。皆さんは書道をなさっておられるので、クルクル回す変な癖はしないように。回しながら書くと塗り絵になって書いた文字ではなくなります」。
  「一筆で書くんですね」。
「そうですね。ただし、一筆と言っても、途中で筆先の漆がなくなってきますから、そのときは漆継ぎはします。薄いところにはもう一度漆を加えることもあります」。
  「ちょっと、ゆっくり書くんですね」。
「そうですね。墨より少しゆっくり。そうすると、カスレも防げます」等々。

書いた根付は、牛乳パックで作った「室」に、持ってゆくのを忘れた両面テープ代わりのセロテープをワッカにしてそっと止めて、それぞれが持ち帰ってもらいます。

「触らないように、食器棚かどこかに置いて、濡れ雑巾をかぶせておきます。1日経ったら固まるはずですが、念のため、あと1日、濡れ雑巾を繰り返すのが確実」と、言いながら進行しました。



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駒の写真集

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