ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

祈り

2012-01-25 18:21:33 | 日記・エッセイ・コラム

2年前から検討と準備を重ねてきたが
この度ようやく財団法人から公益財団法人への
移行が認可された。

なかなかハードルの高い条件があったり
複雑な資料作成などがあって
教育委員会の担当の方や経理士さんには
たいへんお世話になった。

長引く不況と福島第一原発事故とが重なり
当美術館への入館者も激減した。
入館を促す努力は当然ながら
人の心にゆとりがなくなっているのも否定できない。
(衣食足りて礼節・・・)
先ずは生活の安定が肝心で
芸術鑑賞はそれからということだろうか。

日本人のこころに殺伐としたムードが漂い
そうした不安感の中から
「絆」という言葉が
祈りとしてあるいは希望として生まれたのだろう。
このまま縮こまっていてはいけない。
高みに向けて力強く羽ばたかなければ・・・・・・・

サラ・ブライトマンの「アベ・マリヤ」を聴く。

 大切な友の数ほど冬の星


咀嚼

2012-01-24 19:27:22 | 日記・エッセイ・コラム

ネットでオージービーフを取り寄せる。
さすが専門店だけあって良い肉が届く。

口の中でぶよぶよ融けて
肉なのか脂なのか分からないような
国産黒毛牛などの高価な肉には興味ない。
誘われてご馳走になってもうれしくない。

オージービーフ・・・
赤身がしっかりしていて
噛むほどに旨味がひろがる。
本来、ビフテキとはこうあるべきもの。

 
 
(あまーい、やわらかーい)が
美味しさの条件になってしまい
日本人の味覚がおかしな方へ進んでいる。

咀嚼の味わいをすっかり喪失してしまい
歯も顎も力なく弱々しい日本人。
又もや咀嚼できないままの大臣が
短絡的な言葉を発しては物議をかもしている。


4年以内

2012-01-24 10:31:05 | 日記・エッセイ・コラム

季節は正直なもので
大寒に入るととたんに寒さが厳しくなり
雪も降ってくる。

心配なことに
また地震が頻繁に起きている。
元旦にも結構大きな揺れがあった。
M7クラスの首都圏直下型の大地震が
4年以内に70%の確率で起きるといわれている。
(これまでの30年以内が修正された)
いわゆる阪神淡路大震災と同じ規模のものが
やってくるという。

4年以内ということは
これから4年後ということではない。
1年後かもしれない。
あるいは1カ月後かもしれない。

沢山のストレスを抱え地球が喘いでいるのだ。

いざというときには車は使えない。
自分の足で避難しなければならない。
脚を痛めている間は
しばらく上京は控えようと考えている。
首都高の途中へ置いてきぼりでは堪らないから。

 臆病へふくらう首を回しけり


眠れ、良い子よ

2012-01-22 12:42:43 | 日記・エッセイ・コラム

自分の悲鳴に眼が覚める。

得体の知れないものが私の両足を摑んで
蒲団から引き摺りだそうとするのだ。
ぶよぶよした手の感触。
姿が見えないからこそ恐ろしい!
がっしりと強い力で摑まれ
よほど大きな悲鳴だったにちがいない。

夢か・・・・・
胸なでおろしもう一度眠りに戻ると
こんどはドアの中心に穴が開き
そこから白いものがいっきに膨らんで迫ってくる。
ギャーツ!

もう眠れない。
眠ったらたいへん。
部屋中の灯りを点け
ラジオの音をおおきくし
枕元に重ねてある本を手当たり次第めくる。

たいくつな本。
活字を追うだけで眠くなる。
眠るなよ! 眠るなよ!

ようやく6時。
部屋に明かりが差しこんで
魍魎たちはどこかへ消えた。

それから2時間ほど熟睡する。
 (悪いテレビでも観ただろうか?)

 雪の夜の無音浄土や息苦し


風よ、あたらしき風よ

2012-01-21 12:39:01 | 日記・エッセイ・コラム

今日は大寒なので昼は焼きそばにする。

というと大寒と焼きそばとは何かの関連性が・・・・?
そう考えるのが正常な人の反応。

・・・・・・・・・・ロジックである。
一切の関連などないのに
さも何かありそうな表現のまやかし。

ロジックもマジックも
思いこみや錯覚を巧く利用したもので
こういうのって最近目立って多いよね。
特に政治家の約束や答弁に。

友人が市長選に挑戦する。
30代のころからの念が強く
いちど惨敗したことがあるが再びチャレンジする。
今回は世情のムードの後押しもあるので
なかなかの結果になるだろうと期待している。

あきらめと閉塞感の漂う地方都市に
新しい風が吹き込むか・・・・・

 大寒や菜をすすぐ手の赤く脹れ