ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

初夢

2012-01-04 12:46:40 | 日記・エッセイ・コラム

たしかに初夢を見たような気がするが
氾濫する韓流ドラマのようにゴタゴタして
なにがなにやらはっきりしない。

一つ鮮やかなのは
大勢の天女に囲まれている光景が残っている。
これは大晦日の紅白歌合戦に観た「KARA」や
「少女時代」の影響かもしれない。
チャーミングな尻ふりダンスに
おとなしくしているじーじの本能がくすぐられる。

  初夢のはてあの声は誰ならむ

(一フジニタカ三ナスビ) 
なんて古典的なことはもうとっくに死語。

現世から益々おいてきぼりの身の上なら
せめて初夢ぐらいは
ゆだれを垂らすような生々しいのがいい。

一見脈絡がないようにおもえても
次元が異なるだけであって
夢は現実と同時に存在している。
荒唐無稽と思われる夢も
その人の夢の中で実現している。

ああ、今夜も夢のつづきを・・・・・・


もっと静かに、もっとゆっくり

2012-01-03 15:56:47 | 日記・エッセイ・コラム

新年を迎えても
大きな声で言祝ぐことに些かの抵抗がある。
大災害の犠牲者のことを考えたら
ふっと言葉がくぐもってしまう。

それでもなお神仏に祈るのは
明日を信じる人間のたくましさであろうか。

今年も沢山の年賀状を戴いた。
どの葉書もみな向日的で希望に輝いている。
殊に子どもの成長を伝える写真には
つい心の中で平安を祈ってしまう。

普通でいい・・・・・・・
普通の暮らしがつづけられればそれでいい。

価値観の大変革が
この大災害を教訓として総ての日本人に求められている。

無一物とはいかずとも余計なものは欲しがらず
もっと静かに、もっとゆっくり
人生を生きよう!

  たべて寝て又たべて寝て三が日