<朧華/合歓の花>
合歓の木は遠目にもよくわかる。平安貴族のぼうぼうまゆみたいなあの花のせいで。
掴みどころのない頼り気のない花なのだが「ア!ねむが咲いてる!」と気付く花だ。
ず~っと昔伊勢の「合歓の郷」というリゾート地へ総勢50人程の団体旅行で行った。
そこで五人の仲間それぞれが憧れの職場のお姉さん達とペアになりタンデムの自転車
を借りて広大な敷地の中をサイクリングすることになった。そして意気揚々と出発!
したのは良かったのだが途中で私の自転車がブレーキが半効き状態になり必死に漕で
も「くそっ!この人何でこんな重たいねん!」と思える始末。ほんとはブレーキ故障
でスリムな彼女には何の罪も無かったのだが・・イケメンで綺麗だった頃の思い出。
だから、合歓を見るといつもこの事件を思い出す。ゴメンナサイ。