薄桜
<薄桜:うすざくら>
おはよう地球。おはよう早起き!
色の和名で桜色をさらに薄くした色を「薄桜」と呼ぶ。日本画で使われる岩絵の具
の限りなく白(びゃく)に近い色目で、岩絵の具は混色できないのでその色独自の
色名で呼ばれている。近所で一番のお気に入りの桜の咲き始めがこの色のイメージ
があう。とてもやさしい淡いピンクだ。
<いちめんの菜の花/山村暮鳥> お気に入りの詩
おはよう地球。おはよう春の風景。
関西医大付属枚方病院は地下1階地上13階の大きな病院である。
素晴らしいのは淀川に面して建っていることで、 入院棟の窓の下に
広々とした河川公園が広がり そこは広い芝生(クローバーや蒲公英
や柳が生えている)で 今、川の堤防が上流の樟葉という3駅先迄
堤防の菜の花が満開になる季節で のんびり、まったりした時間が
流れるいいところである。
先日リハビリの帰り川の方へ出てその花畑を少し歩いた。
数年前掲載したことがある大好きな「一面の菜の花」という山村暮鳥
の詩そのものの風景だ。この詩は「一面の菜の花」というフレーズを
読んでも声に出しても途中に何回繰り返したかわからなくなるほど
菜の花一杯の感じがとても気に入っている。
ミスミ草も咲いていました。
<春のおくり物/かたくりの花>
家からバス、電車を乗り継いで1時間ほど、大阪市大植物園へ行ってきた。
一人で出かけるのは昨年夏から以後初めてである。
植物園のホームページにカタクリの花が咲き始めたと書いてあった。
矢も楯もたまらなくなり嫁さんに許可もらい、決して無茶しない、
急がない、足元厳重注意の約束をして。
去年の今頃は気温が低く花はまだ眠っていた。今年は暖かく特に日当たり
のよい広葉樹の谷間はすでに満開。 自然な状態で植栽されているので
足元に注意しながら撮影させてもらう。
足場の悪い山中は上り下りも多いので見送り1時間ほどで撤収した。
<静寂/胡蝶侘助>
茶花や生け花に愛される「侘助」は大柄な椿と異なり小さい花姿に
凛とした気品を漂わせているのが好まれるゆえんかも知れない。
雄しべの退化した侘助は結実しないのだというところも茶道に
通じているのかも。