雨のち晴れ
<雨のち晴れ>
2月も終わる。季節は一雨ごとに暖かくなるという。
2月の終わりはいろいろなことの終わる時。
雪どけ、卒業、旅立ちの季節。
3月にかけて雨のち晴れ晴れのち春である。
<雨のち晴れ>
2月も終わる。季節は一雨ごとに暖かくなるという。
2月の終わりはいろいろなことの終わる時。
雪どけ、卒業、旅立ちの季節。
3月にかけて雨のち晴れ晴れのち春である。
<ローズマリーの赤ちゃん>
公園の入り口にローズマリーの古い株が何本か有る。小さい綺麗な
ブルーの花を一杯つけている。ハーブとして知られているが私には
薬みたいな香りの花である。
古い話だが「ローズマリーの赤ちゃん」という映画が有った。
主人公の名前がそうだったのだが、この花の名前を憶えたのは
この時だった。花の優しさとは似つかぬ内容だったと思うが・・・
<花たより>
レンガ広場に一本の梅の木が有る。まだ2~3mほどの若い木だけれど
毎年たくさんの花が咲く。
心持よそより早いのは陽当たりが良いからなのだろう。
北の国はまだ深い雪に閉ざされていると聞く。
<花ぬすびと>
ふくいくとした香りと北山の麗人を思わす蝋梅もさすがに衰えを見せる。
花がまばらになって来ると吊り札が見えてくる。
「枝を折らないでください。」と
折ってゆく人は一枝くらいの気持ちなのだろうが、
まだ若木で全体が痛むのだろう。花ぬすびとに罪ありである。
<飛び梅>
あちらこちらで梅の開花が続く.
寒い日々は変わらないのだけれど、
やはり春は小刻みにすりよってくる。
この梅を遠い地の人にも見せたいけれど
千里を飛ぶ梅ではない無名の白梅。
せめて電波に載せて飛ばすとしよう。