詩と短歌集/photo poem 雪割一華(ゆきわりいちげ)

写真短歌・写真俳句・写真詩・随筆散文・陶芸の話など自由気ままに書いています。  

夏藤

2012-08-31 | 短歌


<なつふじ>

残暑の木漏れ日の中夏藤の白い花が美しい。厳しい残暑が続く中、そこだけが涼やか
な風が通っているような光景だ。あまり大きくはならないらしく、あたりの低木にか
らみついて咲いている。葉も丈も春の藤より一回り小ぶりのかわいい花である。





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まっこう鯨がとんできた

2012-08-30 | 


<まっこう鯨がとんできた>

青い空をゆっくりとんでゆく雲を見ていると、色々なものに見えてくる。空と雲は
壮大な青いキャンバスに描かれた1枚の絵なのかもしれない。
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花の乱

2012-08-29 | 


<花の乱>

大きな台風が南の海にある。その影響かおどろおどろした雲が空を行く。風はほと
んどないけれど夕方頃には影響も出てくるのかもしれない。嵐の前の静けさは気持
ちの落ち着かないもので丁度花散る頃の無常感と、ある種の不安感と混ざり合って
いるようなものに近い感覚がある。(写真は4月初旬)
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あさがお元気

2012-08-28 | 短歌


<あさがお元気>

わがやの朝顔まだまだ元気。今朝も押し合いへし合いしながらおはようを言う。
今日もがんばろう!と感じる出勤前。
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うまおい

2012-08-27 | 短歌


<うまおい>
むくげの花に馬追の子供を見つけた。はねも短く黄緑の淡いいろあいだ。昆虫の世界
で無事成虫となり次世代へ子孫を残せるのは1/10000の確率だとか、ほとんどが成
長過程で小鳥などの貴重な餌となるそうな。食物連鎖のすごさを垣間見る。がんばれ、
必ず生き残っておくれ、そして懐かしい涼しい声で鳴いておくれ。

はなびらに馬追のひげふるわせて秋の夜長も近しと思う
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陶芸教室/たたら

2012-08-26 | 陶芸・工芸
    

<陶芸教室/たたら>
先週ギャラリーオープンのため欠席したので一日で仕上げまでつめないと皆さ
んに追いつけない日、大急ぎで作る。たたらは5㎜から8㎜の板を作り貼ったり
曲げたりして形を作る。今回は時間がないので赤ちゃんのおむつをさせる要領
で旧暦の七夕にちなみ花瓶「おりひめ」。背に白鳥座・織姫・彦星を象嵌しイメ
ージを着物にした。^^小さい写真は順にめんぼうと厚みゲージを使ってたたら
板をのばす。つぎに抜きやすいように新聞を巻いたパイプを使いまきつける。
お皿は他の方の作品でみごとな鳥獣戯画。
大きい写真は仕上がりです。高さ30㎝ 径80㎜赤土
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京阪電車中之島行

2012-08-26 | 随筆・雑感


<電車最後尾>

仕事の都合で朝10時前後の電車に乗るようになった。この頃になると部活の大きい
バッグを抱えた学生とか新聞を縦長にたたんで窮屈そうに読んでいる非常識社会人
の姿もなく乗客は子供連れの若い母親や、どこへ行くのか年寄りがほとんど。久々
に少年のように最後尾に乗って流れて遠のいてゆく線路をながめる。頭の中の過去
の出来事や、つい今の時間が数珠つなぎになって遠のく線路の彼方へ細く消えて行
くのを眺めている。
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大待宵草

2012-08-25 | 短歌


<大待宵草>

昼間の暑さを和らげてくれるはなに大待宵草(一般に月見草と呼ばれている)があ
る。薄い和紙で作ったような花弁の優しい色合いは夕方よりも早朝の静けさが良く
似合うように思うけれど、ほかの方はどうだろう。

月を待つ淡き心を袖に入れ楚々と咲くかな待つ宵の花  白桂
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白い残像

2012-08-24 | 


<白い残像>

少しずつ上空の空気の温度も下がって来ているのだろうか、飛行機雲がきれいな尾を
ひくようになった。さっきは暮れ残る西の空に夕日を浴びた飛行機雲が輝いていた。
夕やけの向こうに何かが有るように・・・・
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どんぐり/椚

2012-08-23 | 短歌


<くぬぎ>

♪どんぐりころころどんぐりこ♪誰でもが口ずさめる童謡、この懐かしい歌のモデ
ル。ブナ科の実でドングリとよばれる。ドングリの中では直径が約2cmと大きく、
ほぼ球形で、形が漫画ちっくなので子供も大人も好きな人が多い。半分は椀型の
殻斗につつまれている。殻斗のまわりにはたくさんの鱗片がつく。実は渋味が強
いため、そのままでは食用にならない。
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わたしへ

2012-08-22 | 


わたしへのラブレター

いつも通る水路横の庭に瑠璃茉莉花(るりまつり)が美しい。目が優しくなったら
「わたし」へのラブレター。いつも想いとうらはらな答えになってしまう不本意な
「わたしの言葉たちへ」
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ひまわり

2012-08-22 | 短歌


<ひまわり>

梅もばらも百合も夕化粧のような雑草も、いろんな花が好きだけど、ひまわりは特
に好き。きっと浮気性なんでしょうかねぇ。周りにタイプの違う美人が 何人もいて
(そんな幸運ありえないけど) あなたも、君も、あんたも好きと言ってるみたいで
得な性格をしている。イタリア映画の「ひまわり」:ソフィアローレンの切ないイメージ
とは全く異なるけれど。この黄色いあっけらかんとした明るさを愛してるのかも。

ひまわりに暗い寂しい似合わない「あんたが好きやー」それでいいやろ chu!~♡
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かげ

2012-08-21 | 


<かげ>

あなたは太陽 私は月
あなたは光 私はかげ
あなたはしろ 私はくろ

いつも背中合わせ

あなたは楽しい 私はさびしい
あなたは笑う 私はうつむく
あなたは走る 私はうづくまる

いつもいつも背中合わせ

あなたはつらい 私もつらい
あなたは耐える 私も耐える
あなたは光 私はかげ

あなたは気づかない
あなたは光 私はかげ
あなたの光で生きているかげ





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そら

2012-08-20 | 



< そら >

青い空は
コバルトブルー
もくもくと
白い雲

青い空は
コバルトブルー
ピューと白い
飛行機雲

昨日の夕立の
虹を探してみたけれど
虹も空も
やっぱりコバルトブルー

「そら」を包むように

昨日の激しい雨の跡、雷の跡をさがしてみたけれど虹の色さへコバルトブルー
に染まってしまい心まで空中をおよぐ。ギャラリー「そら」がずーっとつながって
どこまでもひろがっている。「そら」の上空はとてもいい天気だ。
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萩の花

2012-08-19 | 短歌


<萩の花>

気が付けば周囲はすでに秋。日中はまだ猛暑の真っ最中なのだけれど、それも宿題
に追われ悪あがきしている夏の最後の抵抗かもしれない。草花たちは律儀に時のう
つろいを周りに伝えており、人間たちの勝手な季節つくりを知らぬふりをしている。

朝の路肩を撫でくる萩の花吹く風かるく紫やさし
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