詩と短歌集/photo poem 雪割一華(ゆきわりいちげ)

写真短歌・写真俳句・写真詩・随筆散文・陶芸の話など自由気ままに書いています。  

反抗期/てっぽう百合

2017-06-29 | 俳句

雲低く鉄砲百合の反抗期

<反抗期/てっぽうゆり>
てっぽうゆりの清楚な白さがきわだつ雨の中休み。よく見ると重い曇り空にさからう
ように花はあちこちにそっぽを向いて咲いている。てっぽうゆりにも気にいらない事
が有るんだ。
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さるとりいばら

2017-06-29 | 俳句


梅雨休みさるとりいばら空へ空へ

<さるとりいばら>

あのすばしっこいお猿さんでも絡めとってしまうというほど鋭い鈎爪

を持っている。 とても芸術的なツル植物で秋に赤い実をつけ生け花

などに使われることも。

この若葉にもち米の粉を丸めたものに小豆のあんをいれ柏餅風に蒸し

あげただんごを祖母がよく作ってくれた懐かしい記憶がある・・・

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庭石菖/にわせきしょう

2017-06-28 | 短歌


微睡の枕辺流る雨の音  今朝はウォークをさぼれる至福

<庭石菖/にわせきしょう> 

うつらうつらとあの世とこの世を行き来する不思議な目覚めの時間。

外は雨の落ちる雫の音と時折通る車のタイヤの湿った音。

「・・・起きなくちゃ あ、雨や・・・今朝は歩かんでええんや・・」

微睡(まどろみ)の最中なまけものの自分がほくそ笑む。

花壇は今時分ご機嫌やろな・・そーや水もやらんでええんや

道端に咲いてる庭石菖の濡れた紫の小さな花がふとまぶたに浮かんだ。

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ミニトマト

2017-06-27 | 俳句


     雨上がり庭のトマトの脇芽摘む

<ミニトマト>

久しぶりの雨、うれしい限りだ。花壇に一株だけ植えているミニトマトも

雨を浴びてうれしそう。 毎朝4か6粒の赤い実を収穫する。園芸の先生に

「トマトは脇芽を取ってやらなくちゃだめですよ」と教わり、 実が沢山

なったら得やん という貧乏性をくつがえされた。雨上がり脇芽を摘むと

あのトマトの青臭いような独特の香りが辺りに広がった。

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陶芸教室/袋物

2017-06-25 | 陶芸・工芸


<陶芸教室/袋物:トトロ>

高さ180mm×幅160mm 赤土 ひもつくり

課題の袋物はひもで筒状のものを作りコテをつかって胴部分を膨らます。最後に
頭頂部をとじて袋状に成形するのでこう呼ぶ。袋は意外と難しく、胴が薄くなり
すぎたりするとへたったりするので注意。 
つぼや水差しなど袋状に成形して作るものなら何でもOK。それぞれ個性的な作品
が出来て課題としては面白い。所要時間:成形2時間 仕上げ2時間。
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梅雨のバラ

2017-06-25 | 俳句

        
               水晶の水珠キラリ梅雨のバラ

<梅雨のバラ>
おはよう地球。
梅雨も思い出したように降り出す。今年は空梅雨、人も植物も一雨欲しい今朝は雨。
せっかくの紫陽花の挿し木も葉がぐたりとしてかわいそう。やっとの水だ。
咲き残りのバラの花弁に水滴のふちどりが出来ている。ご近所のバラで写真を撮る
行為も怪しいそぶりに見えるかも・・・でも、きれいなものはしかたがない。
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白きみどりご/たいさんぼく

2017-06-24 | 短歌


母の胸に抱かれ眠るかたちして  白きみどりごまだ夢の中

<白きみどりご/たいさんぼく>

いつもは高く見上げる泰山木のつぼみが目の高さに有るのを見つけた。

すぐ家へ引き返しコンパクトカメラを手にその木の所へ帰った。

なんと、すでに花は丸いつぼみがほどけ始めていてのぞきこむと花芯は

まだスヤスヤと眠っていた今朝。

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透かし百合

2017-06-23 | 俳句

  透かし百合こころの奥を覗きいる


<透かし百合>
透かし百合の和風なたたずまいが好きである。鬼百合などの黒い斑点など模様が
無く、磁器を思わす透明をおびた色合いが趣味に合うのだろう。
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ネグンドカエデ:フラミンゴ

2017-06-22 | 短歌


瑠璃色の耳の飾りの形して  咲くフラミンゴ花美しき

<ネグンドカエデ:フラミンゴ>

ウォーキングの途中に咲いている私にとっては不思議な花。

とにかく花の形が面白い名前の由来は初雪草みたいな斑入りの

葉っぱから来ているようなのだが・・・

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へびいちご

2017-06-21 | 俳句

         あぜ道は踏み入れがたしへびいちご

<へびいちご>
青々と稲の青苗が根付いたようだ。今しばらくは、おたまじゃくしやカエルがのびのびと
遊ぶ楽園となる。あぜ道は見回りのおじさん位しか通る人もなくへびいちごが赤く可愛い
実をつけている。へびいちごは食べられません。
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合歓と蝶

2017-06-20 | 俳句


            合歓の花触れずに踊れ黒揚羽

<合歓と蝶

学校の手前の橋のたもとに大きな合歓の木がある。今、花の咲き始めで夢のような
ぼうとした花が枝のあちこちに見えている。カラス揚羽とでもいうのだろうか黒い
大きな蝶がつかず離れずいつまでも舞っている。幻想的な絵物語である。
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あじさい

2017-06-18 | 俳句


         あじさいの青うずくまる朝の路

<あじさい>
おはよう地球。
日に日に色を濃くしてゆくあじさいの花房をかすかに揺らしながら朝のウォーキング。
お気に入りの疎水沿いの小路の朝の透明な空気の中を泳ぐように歩く。
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合歓/ねむ

2017-06-17 | 短歌



気がつけば合歓の薄紅揺れるころ  青田に風の渡りくるころ

<合歓/ねむ>

バタバタとした日々が過ぎやっとこさ周囲の風景に目が行く。

早いもので、冬眠してから半年も過ぎてしまった。

気が付くと天の川の土手の「合歓」がうす紅の花をつけ日ごと強さを

増す日差しを「まあ、まあ」と和らげている。

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