蝶の羽根

＜蝶の羽根＞

シンプルなグレーなのだが、白い縁どりが有り美しい。通勤途中だったけれど思
わず立ち止まり見惚れてしまった。　夜、帰宅後調べてみたら「しじみ蝶」の一種
らしい。

アスパラガス

＜アスパラガス＞

アスパラの花は丈3～4ｍｍくらいの超ミニサイズよーく見るとちゃんと釣鐘状の
若緑の花になっている。数年前北海道で見渡す限りアスパラ畑というのを見た
けれど柔らかいふんわり感がとてもいい。さらに！サラダのアスパラが大好き！

秋の陽は

＜秋の陽は＞

夏の陽は白っぽい。秋の陽は空気が澄んでいるせいか金色に見える。空気だけで
なく草や木々に実りの気配が濃くなるせいも有ろう。一瞬えのころ草の穂に光がサー
ッと降り注いだ穂はキラキラキラと輝いた金色の花のように。

琉球朝顔

＜琉球朝顔＞

琉球朝顔：オーシャンブルー　一年中咲いているのではないかと錯覚するほど
花期の長い朝顔。非常に丈夫な朝顔で房状に咲くのと種が出来ないのが特徴。
吸い込まれるようなブルーで、青さの増す秋の空よりさらに濃い。

白桔梗

＜白桔梗＞

白い桔梗は静謐なるを良しとする。これ持論。紫は雅趣がある。ピンクは雛の趣が
ある。それぞれに、物静かなイメージを持っているが見る者にとっては色合いから
来るイメージの方が物語性が有って楽しい。

おじぎ草

＜おじぎ草＞

ふ～んこの草はこんな花が咲くんだ。今まで気にもしていなかったことにふと気が
つく時が有る。いたずらにこちょこちょしてやったらシュンと葉っぱを閉じてしまった。

たでの小花

＜たでの小花＞

秋はどんどん季節色を深めて行く。空は高くなり、風は透き通り、花の色は冴えて
来る。小さな粟の穂をピンクにしたようなたでの花色が青空に良く似合う。

花かたばみ

＜花かたばみ＞

かたばみは朝寝坊だ。陽が落ちると寝てしまい、陽がのぼると目覚め花開く。
さしずめ、朝顔が早起きのお姉ちゃんなら、かたばみは末っ子の妹かな。

子規の歌

＜子規の歌＞

「　くれないの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる　」　正岡子規
とても好きな子規の歌。バラ園を訪れた時フッと心に浮かんでくる。花は洋花で
有るけれど、詠まれた情景はとても日本画的なしっとり感に満ち溢れているなと
思っている。

ぬすびとはぎ

＜ぬすびとはぎ＞

どしてこんな可憐な花が「ぬすびと」なんだろう・・と思わせるご存知の秋の花
身近にたくさん生えている雑草。アルファベットの「B」を連ねたような実がなる。
その実は原っぱに分け入ると気が狂うほど服などにくっつく。通称「くっつき虫」
かわいい女の子達にこれぐらいくっつかれたら天国だろうに。

白い銀河

＜白い銀河＞

小さな星の粒を敷き詰めたようなイタドリの花。濃い緑の葉との対比がとても美しい
こんな銀河を思念だけが漕ぎ渡ってゆく。穢れた魂が白い星屑に洗われながら。

ジンジャーの花

＜ジンジャーの花＞

白い花の生姜はわが家の花壇にもある。この黄色い花は園芸用に作られたものだ
そうで草丈も花もひとまわり大きい。白い花より香りは薄いような気がするが独特の
芳香は甘くいい香りだ。

白萩の花

＜白萩の花＞

白萩がひっそりと咲いている。株の根元なのか白い花房の間から鈴虫の細い声が
とぎれとぎれにもれてくる。静まりかえった花が一層静けさを増したような錯覚に誘
い込まれる。

秋分

＜秋分＞

おだやかな秋分の日今日を境に昼と夜の長さが交代する。昼型の私はぼちぼち冬眠
の支度にかからねば。扇風機もきれいに掃除してかたずけた。さてと・・次は・・と思って
いるうちに居眠りをして目が覚めたのは夕方近かった。（23日の話）

届かない手紙／すじ雲

＜届かない手紙／すじ雲＞

この手紙は配達人のいない手紙。だからどこへも届かない。いつか、誰かが拾って
読んでくれるだろうと思っている手紙。届かない手紙。