<萩に月すすきに月/下弦名月> 多重露光
萩に月すすきに月の夜明けかな 白桂
<月草>
つゆ草がまだまだ元気に花を咲かせている。早朝の道端で見かけるこの
青い色はとても清々しい。つゆ草はたくさんの呼び名を持っている。
つゆ草・蛍草・青花・月草などなど。古代には布に押し付けて色を移し
染料としたので付草が月草になったという説もある。
色々な名で呼ばれているのはそれだけ身近で親しまれていた証だろう。
<更待月/ふけまちづき>
人が眠りにつく頃下弦二日前の月が昇って来る。 夜更けに昇ってくる
ので「ふけまちづき」と呼ばれる。
今朝27日のウォーク時下弦2日前と言うことで南の空120度位の辺り
をきょろきょろしたが見当たらない・・ それでもとフィと見上げたら
ナント頭の真上!そうだ秋分過ぎたから少しずつ北寄りになるんだ. と
納得。先日、月の情報をいろいろいただいていた長い付き合いのブロ友
さんが都合でブログをとじられた。その方も今も月を見上げておいでか
なあ・・と日々の月の観察をする。
<台風と秋野芥子:あきののげし>
春の野芥子は、たんぽぽのように長羅円の花弁をびっしり付けて咲き
少し無骨な雰囲気がある。
秋の野芥子は長楕円の花弁の先端を少し切ったような形で多弁一重の
菊のような花である。それだけにシャープな雰囲気が有り、秋の透明
な空気に良く似合う。日当たりの良い空き地などに生え草丈1~1.5m
程。キク科でレタスの仲間。好きな秋の雑草のひとつ。
<瑠璃茉莉/るりまつり>
おはよう地球。
夏から秋にかけて咲く。 文字通り瑠璃色をしたジャスミン
(茉莉花)だが種別としては何の関係もない。
ただ花の咲く期間が長いのとかわいらしさで先人達がつけた
和名であろう。 驚いたことに俳句の季語にもなっていない
とのこと。以上webより。 あえて秋の季語として使う。
※瑠璃色はラピスラズリの様な青紫の深い色なので色名も?
<栗の実 痛みの記憶>
先日の紅葉葵の咲く峠を越えて田んぼの広がるあたりに出ると
小さな果樹園がある。 春先はそこの土手につくしがたくさん
生えるが今は栗と柿が実っている。栗は嫁さんの好物でケーキ
とか加工されたものを食べている。私と栗はガキ大将が存在し
ていた頃からの付き合いでイガの扱いも痛みと共に体で憶えた。
去年姉から多量の大粒の栗をもらった。が、嫁さんは持て余し
ている。とりあえず隣や知人に分配し、残った分で「栗ご飯」
なるものを食べさせようと皮むきにかかったがニッパを使って
もなかなかむけない。 結局両手の親指の爪が剝がれるのでは
と言うほど痛み、子供の頃からしみついた 「痛みの記憶」に
新しい記憶が加わった。栗は見る物で食べるものではない。
<十六夜の月>
秋分の日に十六夜の名月を眺められる機会もそう有るものでは
ないだろう。ただ、湿度が高いのか朧な残月である、
これがまた墨絵のように美しい。墨も菜種油のススとニカワを
練り合わした茶墨と松脂のススとニカワを練り合わした青墨が
有るけれどほのぼのとした温かみのある茶墨の色合いである。
<紅葉葵/もみじあおい>
家の裏山から小さな峠を越えて天の川へ出る。久し振りに田圃
の畔の彼岸花や栗の実のみのったところを見たくてウォークの
コースを東へとる。峠道でスラリと咲いた紅葉葵に出会った。
その花の紅の色とスッキリした花の形は一人の女人が佇んで
いるようで魅惑的だった。
紅葉葵:芙蓉やむくげの仲間で一日花。
9.21未明の空 四方一片の雲なし 快晴
<仲秋の満月>
9月21日は8年ぶりの仲秋(旧暦8月15日)と満月が重なる。
早朝は四方見渡しても雲の無い快晴。今日は縁起がいい!
と思いきや昼頃から分厚い雲がつぎつぎと空を覆い重曇天。
月の出は6:30ごろだがその気配もない。 食事も風呂も
そこそこにベランダへ15分おきくらいに出て 8:00すぎに
やっと雲の切れ間に月あかりがやれ嬉しやと撮ること85枚
少し雲がかかっているが「仲秋の名月」をとらえた。
canonX7 250mm iso800 f5.6 1/200 速度優先 一脚使用。
9月22日早朝の名残り月。5:30ごろ 待っていてくれた! おはよう。さよなら・・・名残り月。
<月の出/十四日月・小望月>9.20 18:30
枚方の月の出は17:55 但し交野連山が有るので18:10ごろ。
はるか遠くだが交野の鉄塔のあたりにゆっくりと昇って来る。
写真撮影はけっこう忙しい。山の端からスーッと昇るスピード
についてゆくのが精一杯。満月一日前の月はほぼまんまる。
21:00ごろ ほぼ中天に昇った月の近くに木星と小さいけれど
土星がほぼ横並びに見える。この時間この空を見上げている人
がいると思うと宇宙空間の広さと不思議さを感じる。
<日の出前>
真夏に比べ今の季節のウォーキングはとても気持ちがいい。
ただ、同じ時間に家を出ても夏だと日が昇って明るい道を
歩いたが、今はまだ日の出前。虫の声が後になり先になり
して体の目覚めを確認しながら歩く。
<十三夜月>
綺麗に見えた今夜の月。
明日、明後日(仲秋の月)は下り坂で満月に逢えるかどうか不明。
せめて今夜の月だけでも記録しよう。
みなさ~んきれいな月ですよ~
<赤い花/曼殊沙華燃える>
おはよう地球。世間は秋!
赤は青味の強い赤、黄味の強い赤と色々あるが、色彩学的には
印刷業界で使われるマゼンタ100%+イエロー100%の金赤が
最も彩度・明度が高く視認度が高いとされる。
緋色、赤と一般に呼ばれ日本の古来の色猩々緋などは目が痛く
なるような赤だ。
ただ、 人によって感じ方はまちまちで赤のイメージはかなり
広い。性格的には元気の出る色、闘争本能を引き立てる色。
<秋草/まめ朝顔>
朝の道の秋の花は気持ちがいい。気分がすがすがしくなる。
みちばたには盗人萩や彼岸花や葛の花達が秋たけなわをつげる。
そんな花々に紛れて遠慮がちに「まめ朝顔」も白い花を見せる。
まめ朝顔は、花径1cm足らずの小さな白い野生の花で背の高い
ものならセイタカアワダチソウだろうと鉄製のフェンスだろうと
遠慮なくしがみつき目を楽しませる。花は名前に似ず昼過ぎまで
咲いている。
<秋のあじさい>
疎水沿いは初夏には紫陽花の花が咲き並ぶ。そして来年に備え
刈り込みのすんだ樹になんと花が咲いた。もちろん藤色をした
あのあじさいが。 ところが花はなかなか枯れずいつの間にか
パステルグリーンの花になっている。
あじさいは俳句を作られる方には初夏の季語のはず。この花を
ごらんになったらどんな俳句を読まれるのだろう。
もちろん私は野次馬的興味を持つ人なのでこの花を秋にうまく
取り入れる技術を持ち合わせていない。