花筏の花
花筏みどりの川を流れ来て再会約す実の熟れる頃
<花筏・はないかだの花・雌木>
この変わった名前の植物は葉っぱの真ん中付近に花が咲き、そして
実を結ぶ珍しい植物。♀と♂の木があるようで両方見たが良く判別
できない。多分葉の上に二~三個花が有りおしべらしいものが白く
出ているものが男の子なのだろう。
葉に一個だけ花のあるものが多分、女の子。
花筏などと歌舞伎のような洒落た名前を考えた昔の人はえらい。
葉っぱがいかだになぞらえてあるのだろう。
花筏みどりの川を流れ来て再会約す実の熟れる頃
<花筏・はないかだの花・雌木>
この変わった名前の植物は葉っぱの真ん中付近に花が咲き、そして
実を結ぶ珍しい植物。♀と♂の木があるようで両方見たが良く判別
できない。多分葉の上に二~三個花が有りおしべらしいものが白く
出ているものが男の子なのだろう。
葉に一個だけ花のあるものが多分、女の子。
花筏などと歌舞伎のような洒落た名前を考えた昔の人はえらい。
葉っぱがいかだになぞらえてあるのだろう。
こでまりの花の重さを計りかね枝のしなりを目で追いかける
<こでまり>
小さなピンポン玉くらいの花房は数ミリの小さい花の集まり。
この時期になると雨に打たれて咲き揃う姿を良くみかける。
かわいい花だ。
<たんぽぽ>
たんぽぽの綿毛の季節です。風のない朝はたんぽぽもおとなしく
写真を撮らせてくれます。
たんぽぽのわたげが
朝早いのに
もう旅立つ支度をすませている
そうか 始発の急行
”風”に乗るんだね
お天気が良くて
きっといい旅ができるよ
あしたも、あさっても
雨予報はないから
香里の丘から
見守ってあげてるからね
ずーっと ずーっと
みどりなす北国の街時計台リラの花咲くさつきの空に
<ライラック>
あちこちににライラックの花が咲いてきた。
リラは仏語、和名は紫丁香花(むらさきはしどい)よく見かける花は
園芸種。紫や白があり、芳香が有る。香水の原料にも使われるそうな。
札幌の大通り公園の見事な花を思い出す。五弁の花を見つけると幸運
にめぐまれるとか。
うつぎ咲くこの花園に夏近し白いつぼみのはじける朝に
<ひめうつぎ>
姫うつぎのつぶつぶみたいな蕾が咲きだしてきた。
緑の海の波頭が砕け散っているように、うつぎの花は行儀よく並んで
咲いているものだけど、姫うつぎはそれぞれ自由に咲いているように
見える。
卯の花のにおう垣根に
ほととぎすはやも来鳴きて
しのびねもらす夏はきぬ
卯の花はうつぎのこととは良く知られているが、花の香りはあまりない
ように思う。
木香のばらの季節のめぐりきてほとほとたたくこころのとびら
<木香ばら>
木香バラの咲く季節だ。毎年咲いて楽しませてくれる場所に咲始めの
花を見つけると「お、今年もきれいだね!」と心の中でつぶやいている。
この花のいいところはやはりトゲの無いところ、限りなく優しく感じる
のもそういったところなのだろう。むせかえるような香りもなく、
とても好きな花だ。
<黄梅>
つる性の低木でジャスミンのなかま。香りもほとんどなく、花が梅に
似ているので梅と呼ばれるが梅との関係は全くない植物。
鮮やかな黄色は遠目にカロライナジャスミンと見間違えるほど。
春は黄色い花のさかりである。
黄梅の 金のはなびら 初夏近し
かたばみの花の寝姿眺めつつ急ぐバス停通勤途中
<道端の花・かたばみ>
大黄花かたばみがたんぽぽや雪柳に負けないように沢山咲いている。
かたばみの仲間は種類がたくさんあり、おおむね黄色とピンク系に
分かれるようだ。
そして昼間開花し夜閉じて寝てしまう不思議な花でもある。
<山笑う>
桜や桃の花が終わり季節は足早に初夏へと向かう。
若葉の季節の陽射しの中はあのけだるいような空気の流れに新しい生命
が次々と産声をあげる。山間の杉と若葉の下を道行くハイキングの若い
人たちもしばし木陰に身を寄せ一息つく。いい季節だ。
山笑う ここにも旅の 人やすむ
白い星重なりて咲くはなにらの銀河は春の香里ケ丘に
<花にら>
道端や花壇のふちどりに花にらの星がきれいな帯を作っている。
クロッカスみたいな花でつい最近まで白いクロッカスと思っていた。
この香里ケ丘あたりではそこら中自生?しているがみなさんあまり
気にも留めていないようだ。星型のかわいい花なのに。
バス道のけやきの枝に若芽萌え今朝青空と戯れるごとく
見上げれば筋雲ながれ青い空目を細め見るけやきの若葉
<けやき若芽>
気持ちのいい朝、こんな季節にめずらしく刷毛で刷いたような筋雲が
サーッと青い空に流れている。
バス道のけやきは、先日まで空を突き刺すように枝を延ばしていたが
いつのまにか枝先がやさしいパステルグリーンの葉を芽吹かせている。
桜が散ると若葉の芽吹きへと季節は席をゆずる。(19日の朝の空)
やまぶきの実の黒きこと知らずして白山吹の花を愛でおり
<白やまぶき>
やまぶきいろ。黄色をやや濃くした彩度の高い色で、時代劇などで
山吹色と言うと小判の輝きをイメージする。一重にしろ八重にしろ
この黄色に暗いイメージはない。初夏の代表的な花と言えよう。
山吹に実がならないと言うのはすでに衆知する処だが 白い山吹には
黒い実がなる。 白い山吹は純白の花弁が4枚の一重咲で黄色の花に
比べおしゃれな女性のようでやや趣がことなる。葉や茎は間違い
なく山吹一族のそれである。