野ぶどう
<野ぶどう>
野ぶどうもそろそろ熟れて来た 七宝の珠のような色合いの大小の実が
美しい ふつうはパステルグリーンの実なのだけれどついた虫の具合で
藤色 瑪瑙色 エメラルド 葡萄色 などと色々楽しませてくれる。
この変色は実についた虫の作用らしい 微妙な秋の宝石である。
<野ぶどう>
野ぶどうもそろそろ熟れて来た 七宝の珠のような色合いの大小の実が
美しい ふつうはパステルグリーンの実なのだけれどついた虫の具合で
藤色 瑪瑙色 エメラルド 葡萄色 などと色々楽しませてくれる。
この変色は実についた虫の作用らしい 微妙な秋の宝石である。
<青りんご>
スーパーの横にある駐輪場の「姫りんご」秋が深くなると真っ赤に熟し
それなりに楽しませてくれるが 今はまだ青い小さな実がついている。
清々しい緑で毎日の暑さをも忘れさす色だ。
<枯れ紫陽花>
未剪定の紫陽花も過ぎる夏を惜しむかのように花姿そのまま立ち枯れて
いる。紫陽花は花が終わるとすぐ剪定するものだが ここのはそうでは
ないらしい この白茶けた花もまた味わいのあるもので きれいに変色
した花が妙に印象に残る。
<夏水仙/リコリス>
何もない所に忽然と姿を現す夏水仙 この彼岸花の一族である夏水仙も
花が先で葉っぱは花が終わってから生えて来る。 だから何もない所に
突然あでやかな花の出現となる訳だ。
この夏水仙は夏の終わりごろ咲く 季節送りの花なのだ。
「リコリス」はギリシャ神話の「海の女神」という意味
ヒガンバナ科 ヒガンバナ属
<辛夷の実>
並木通りの辛夷の葉っぱがこころなしか色づいてきた。黄色っぽい葉に
かくれて実まで色づいている。 早春にいの一番に花を咲かせる辛夷は
黄葉も他の木よりも早いのかもしれない。 しかし面白いカタチをした
この実は春先の真っ白い花からは想像できない姿である。
<ユーホルビア>
枚方は今日も40度近い温度 駅前はコンクリートとアスファルトで
最も暑い場所 中央の大きな温度計が39度を指す。
それでも花壇の花は涼し気 ユーホルビア白雪姫という真夏にには
ピンと来ない名前の白い花が暑さをものともせずに咲いている。
<シマトネリコ/島十練子>
街路樹のシマトネリコの実が美しい 薄っぺらいながさ2cmくらいの
実が房状になる 美しいのは淡い緑の実のうちでやがて熟すと茶色に
変色してしまう。暑いさなかこの実はいかにも涼し気一幅の涼を誘う。
かぶとむしの集まる木としても知られている。
モクセイ科 トネリコ属 別名タイワンシオジ
<うつせみ>
セミも毎日の暑さにか早朝と夕方の比較的涼しい時間にしか鳴かない。
だから歩く時間帯にはうるさく鳴いている。
辺りの木にはぬけがらになったセミが群れをなしている よく見ると
人気の木には沢山あるけれど不人気の木には一個も見当たらない。
どう見分けているのだろう。
<鉄砲百合>
お盆も台風に気を取られている間に過ぎてしまった。
さいわいにして台風の影響はほとんどなかったものの二日間ほどは家に
かんずめでテレビ三昧の状態だった。
駐車場へ向かう小路に咲いている鉄砲百合も何となくお盆の影を引きずっ
て淋し気に見える。
<台風一過>
台風はお盆と共に過ぎていった。
今年のご先祖様は少々虫の居所が悪かったのかもしれない
それとも大風と雨で踊り狂っていたのかなあ
静かでおだやかな夜明けである。
<台風7号とむくげ>
台風7号は昼前後に通過した。激しい雨と北西からの猛烈な風が吹き
市からの避難命令の連絡が来たときは玄関のドアがびくともしない
強烈さだった。幸い高層階なので避難はせずともよかったのだが
何かあった時ドアが開かないのもこわいよねと嫁さんと話し合った。
一夜あけて道にまだ青い木の葉や小枝が散らかっているとおりには
むくげが無心に咲いている。
<鬼百合>
台風7号が大きな勢力のまま近畿を直撃する。中心が兵庫県神戸市あたり
なので進行方向の右側に位置する枚方市は最も影響が大きいだろう。
息を殺して首をすくめて通過するのを待つことになるだろう。
公園の鬼百合は身じろぎひとつしないで咲いている。
<浜木綿>
はまゆう 花の姿が神道の神事に使われる布「ゆう」に似ていることから
ほんとに不思議なカタチをした花である。
細く真っ白な花はいかにも涼し気で熱風の吹き抜ける道端に一服の清涼感
を漂わせる。 真夏の花でヒガンバナ科 ハマオモト属