<枯れ色/モノクローム>
十一月も終わり。華やかな紅葉が頭上を彩る。足元は少しずつ枯れ色
が増え冬色の浸食がはじまっている。エノコロも軽くなった頭を風に
揺らしまるで古いイタリア映画を見ているようだ。
シックで大人の色である。
<枯れ色/モノクローム>
十一月も終わり。華やかな紅葉が頭上を彩る。足元は少しずつ枯れ色
が増え冬色の浸食がはじまっている。エノコロも軽くなった頭を風に
揺らしまるで古いイタリア映画を見ているようだ。
シックで大人の色である。
<鈴生り/すずなり>
今年は色々なものが豊作だと見えて金色やオレンジ色の熟れ色が目立つ
鳥たちも餌となる山の恵みが十分なのだろうこの里山の柿に群がる様子
も見えない。すっかり葉を落とした鈴生りの柿は初冬の陽にまぶしい。
ー鈴生りの語源ー
鈴なりの「鈴」は、神楽鈴のこと。神楽鈴は、12個または15個の小さい鈴を繋いで
柄に付けたものである。果実が群がってなるさまが神楽鈴の鈴の付き方と似ている
ことから「鈴なり」と呼ぶようになり、物や人が群がり集まることも意味するように
なった。 (語源辞典より)
冬桜:子福桜
<この寒空に桜かよ!子福桜>
おはよう地球。寒いです~ついにホットカーペット敷いて貰いました。
昨日、植物園へ行ったことを報告しました。が植物園と言っても研究の
目的で植栽されているもので、なるべく自然に近い状態の場所なのです。
従って観光目的でないので里山を探索している気分です。入場者も疎ら
な片隅に2本の桜が小さな花(径2~3cm)を咲かせていました。
冬桜の一種で「子福桜:こぶくざくら」と言うそうです。一輪の花から
2~3個のサクランボがなるそうでまことにめでたい花です。
花は春先に店頭に並ぶ彼岸桜によく似ています。花期は11~2月ごろ
寒さに負けず頑張っていました。
セコイアとメタセコイア
<生きた化石/メタセコイアの紅葉>
リハビリついでに枚方市駅から交野線終点の私市(きさいち)にある
大阪市大植物園へメタセコイアの紅葉を見に行ってきた。電車で20分
メタセコイアは1939年に大阪市大の三木茂博士によって発見された。
この植物園ではセコイア(常緑樹)と隣り合わせに植えられており
メタセコイア(落葉樹)とは似て否なるものである。
直径1m高さ30mほどの大木の森はスターウォーズの世界みたいだ。
燃えるような紅葉をすることで知られており今から月末頃がみごろ。
滋賀県高島町のメタセコイアは最も有名。
●大阪市立大学付属植物園
交野市私市(きさいち)2000 tel 072-891-2059
京阪交野線私市駅前から右へ川を渡りすぐ 徒歩約6分
開園 9.30~16:30 休園 毎週月曜日・・祝祭日の場合開園
入園料 大人350円 中学生以下は無料
<季節を浮かべ行く疎水>
小さな流れだが地域の風景の中に大事な疎水である。
春は桜を浮かべ夏は入道雲を映し、秋は柿の赤い葉を冬は雪雲を流す。
そして、水辺に憩う人のこころの澱(おり)も静かにとかす。
四季折々の顔を見せるとてもお気に入りの水路だ。
この水路はけやき通りと平行にながれ淀川水系の天野川へと流れる。
<菊にしぐれて珠むすび>
冬への架け橋冷たい雨が降った。土砂降りではないが傘が必要な降り
である。市役所支所の玄関の数鉢の菊も雨にぬれている。
シトシト降りなので白い菊の花びらに程よい大きさの水珠ができでき
美しい形をつくっている。
病院の時間の遅れを気にしながら携帯のレンズをむける。
<いてふ散るなり>
この銀杏は交差点の横にある大きな木です。でも、実がなっているのを
見た事がありません。この銀杏を見るたびに小学か中学の教科書で習った
与謝野晶子の ―みだれ髪ー
こんじきの ちいさきとりの かたちして
いちょうちるなり ゆうひのおかに
という歌を思い出します。好きな歌です、
鮮やかなイチョウの葉が散っている様を鮮やかに描写していると思います。
だから印象に残っているのでしょう。
<新しい朝/南京はぜ紅葉>
樹々が大急ぎで紅葉している。
そんなに急がなくてもいいのに と思う。
美しい時は短いのだから。いや短いから美しいのか。
時々思う。あの頃は元気だったと。
もう元に戻れない。みんなそうだ。
それだけ長いこと生きて来たんだから。
何かと傷も残ろう。
それを上手に繕って生きているのが
ヒトなのだろう。
市役所支所前
枚方市香里ケ丘図書館
ケーキ屋カリオン
整体のクリニックのあるビル
バス停前
<落ち葉踏む音また楽し/けやき通り>
おはよう地球。けやき通りの紅葉がどんどん進んでいます。
日中の最高気温19℃で10月下旬の暖かさだとか。無風。
年中これ位だといいのだがと贅沢なこと考えながら整体へゆく。
欠けて昇る満月 17:15
地球照
17:30ごろ
: 18:00ごろ
18:15ごろ
18:45ごろ
19:00ごろ
20:00ごろ
<初冬の天体ショー 部分月食>
珍しく快晴・夕方というめったにない好条件の月食。欲を言うとすでに
食の始まった状態での月の出。そして、非常階段の踊り場で三脚を据え
観察できたことは幸運この上ない。最大の食は18:02、幻想的な月。
貧弱な装備で目一杯撮影できたことに感謝!
満月の日は「一粒万倍」の縁起の良い日。
知人に教わった空の財布を満月に向けてひらひらすると良いんだそうな。
但し、札束を入れた財布の方は参加資格はないので念のため。
%
<小春日/うたた寝枯葉>
ここ2~3日朝晩は冷え込むものの昼間はポカポカ陽気でとてもすごし
やすい。昼過ぎ頃はうつらうつらと眠気を誘われる。
通りの花水木の赤い葉が散りそびれたのか、いま気持ちよさにうたた寝
でもしているのか。
今夜は準皆既月食 実に98%欠けると言う。
幸い今朝は快晴この天気一日持ってくれると良いが・・・
つわぶきと黄タテハ
<つわぶきと蝶>
裏山は歩いて5分位の小山である。山と言っても里山に毛の生えた程度
でサンダル履きで歩ける身近な自然である。紅葉探しに小型のデジカメ
を持ってふらりと出かける。道端のあちこちに山蕗(つわぶき)が黄色
の花をたくさん咲かせている。暖かい色だ。キタテハが近づいても無心
に食事中。春先の新芽のつわぶきは黄緑の蕗とちがいアクが強く皮を剝
く時指先や爪が真っ黒になる。しかし味が濃く春の美味。
<冬色の日々に濃くなり>
すぐ前の交差点から西へ水木通がある。春は花水木の花があちこちに
咲くが、秋は並木の南京櫨の紅葉が見事だ。今は紅葉が少しずつ進み
赤い葉の中に真っ白の実が目立つようになってきた。
古くはこの実から蝋を取ったのだそうな。
<冬隣り/盛り菊>
枚方市は菊の町である。古くは枚方公園で全国的に有名だった菊人形
展なるものが有ったが、 人形師の後継者がなかったために大々的な
催しこそなくなったものの、菊人形愛好会の方々が菊花展の時人形を
飾っておられる。今、近くの市役所支所の入り口にも数鉢かざられて
見事な大型の菊が見ごろになっている。
<最低気温8度/南京はぜ赤く>
ここ3日ほど朝方の最低気温は八度、結構冷たい。寒冷地の方々には
ハナで笑われてしまうのだろうが、寒がりの私には十分こたえる寒さ。
その証拠に公園の南京はぜが燃えるような色に近くなった。
もっと冷え込むと濃赤色になりむせ返るような赤になる。その頃には
私は半分冬眠しているだろう。