
<2.28/赤い月>
月の出の写真が欲しくて夕方から心待ち。残念ながら東の空は雲がいじわる。
pm9時前雲のかかった東の山に月が顔をだす。赤っぽいオレンジの月。
きっと湿度も高いのだろう。怪しい不思議な光景だ。高度を増すにつれ明るい
オレンジになった。
<艶梅>
あでやか。色っぽく華やかなさま。
梅も満開になるとぐっと色っぽくなる。
それも和風のお色気で、 爽やかな色気というか、丁度、舞妓さんの
めじりにほんのり紅をさしたような。いい雰囲気だ。
<ほほえみ>
うめのつぼみのほどける様子はえくぼが見える程度に笑う
「ほほえみ」のようだ。その笑みは人の心を限りなくやさしく融かし
無心に眠る赤子の夢の笑いにも見える。
心がやさしくなるのは悪いことではない。
<結び梅>
梅はいにしえの昔より想い人想われ人になぞらえて謳われ慕われてきた。
それは和のDNAを持った日本人の微妙な心理にマッチするからであろう。
「琴線にふれる」という言葉があるけれど、まさにそのこころである。