雨粒の音符
<雨粒の音符>
台風くづれの弱い雨が降っている。
金網のフェンスにその水滴が自由律の音符をきざむ
ただ どれがドでどれがファなのかわからない
秋の午後の雨である。
<雨粒の音符>
台風くづれの弱い雨が降っている。
金網のフェンスにその水滴が自由律の音符をきざむ
ただ どれがドでどれがファなのかわからない
秋の午後の雨である。
<砂紋>
台風は熱帯低気圧になった 幸いにして大阪はこれと言った
被害もなく断続的な雨が降ったに終わった。
地面は水の流れた跡を記す砂紋が残されているのみ。
また戻り夏の暑さが続きそうである。
<八重桜>
桜も八重桜の開花で終わりである 桜は花が鮮やかなだけに
咲いている期間が短いというか散るのが早いような気がする。
あでやかな牡丹咲の花は種類も多く大阪の造幣局の桜も大半
がこの桜である。 散り様も花ごとぽとんと落ちるのと一枚
ずつハラハラと散るのと二通りあるようだ。
<ミモザ賛歌>
啓蟄も過ぎてあたりはすっかり春
急激な気温の低下とかもどり寒波とか真冬の逆走とか
そんなこと人間たちが勝手に呼んでいること
自然界は北風が吹こうが氷雨が降ろうがおかまいなしに
可憐な花を咲かす きれいな花を咲かす
だって春のホルモンがじっとしてくれないから。
<チェリーピンク>
赤でないアカ ぴんくでないピンク
ふしぎな色
つやつやと若者のくちびるのように
恋を知ってか知らずしてか
今日もきらきら輝いている
チェリーピンク 希望のいろ
<4発のジェット>
良く晴れた秋空 ジェットの航跡がするすると延びる。
どこへ飛ぶんだろう 西の方へ西の方へ神戸かな 東南アジアかな。
こんな大空を飛んで行けたら気持ちいいだろうな。
<もっこうばら>
たまご色したミニのつるバラ「木香バラ」が今さかりである。
八重咲のミニバラでバラにはつきもののトゲがない。
香りもかすかであのむせかえるようなかおりではない。
このおとなし気なバラを私はいたく気にいっている。
<なんなん菜の花>
厳しい寒さが続いている。
この寒さ2~3日続くそうな。畑の菜の花もほころびかけたつぼみが
首をすくめて辺りを伺っているような。
今度の寒気団、今冬最も強い寒気団だそうで山沿いどころか平地でも
雪が舞うそうな。春よ来い、早く来い。
<さざんか うふふ>
保育園の柵の間からさざんかがのぞく。
まるで園児たちが柵につかまって外をながめているみたい。
それぞれが外に向かって手を振って
わらいかけているみたい。
<新しい朝/南京はぜ紅葉>
樹々が大急ぎで紅葉している。
そんなに急がなくてもいいのに と思う。
美しい時は短いのだから。いや短いから美しいのか。
時々思う。あの頃は元気だったと。
もう元に戻れない。みんなそうだ。
それだけ長いこと生きて来たんだから。
何かと傷も残ろう。
それを上手に繕って生きているのが
ヒトなのだろう。
<氷わた菓子始めました!>
あまりの暑さについに脳みそが煮えました。グツグツブツブツ味
トッピング
粉雪・・・・・スノーパウダーふりかけ赤・青・緑色有り。ミント味
白あられ・・・氷砂糖のあらびきがてきとーにのっています。
いなづま・・・ザラメに青唐辛子と赤と黄色のパプリカのせ。大人味
ながれぼし・・うめ星蜂蜜漬けと星の賞味期限1秒のおみくじが付き
天の川・・・・きらきらの星のチョコ小粒に牽牛と織姫の氷星付き。
<雨 雨 雨 雨>
おはよう地球。 雨 雨 雨 雨。
まどは閉めたまま ガラス越しの外 ときおり車
ごぉ~とこもった音がふる
シト シト シト と ロマンチックじゃない・・・・
※突然の災害に遭われた方々お見舞申しあげます。
<朝の光>
ドアを出ると東の空が金色に光っている。今、陽がのぼってくる。
さっきまで歩くのサボろうかなと思ってた心が覚醒する。
「よしがんばろう。」自分に言い聞かせる。
天気を理由に怠けたい自分が情けない。調子が出ないのがもどかしい。
空元気上等!自分の足で踏みださないと前へ進まない。今日の1歩を。
<雨とあじさい>
おはよう地球。朝から元気の出る話!
まだまだ続く梅雨模様。 あじさいが勢いを盛り返して生き生きとしてきた。
四弁の花(ガク)がわずかずつ色を違えて華やかだ。この花の中に五弁花が!
何かいいこと有りそうな。そう言えば土曜の淀川ゆきで堤の斜面にキジが2羽
いずれもオス。小雨で人がいないので安心してたか。そばで立ち止まって携帯
写真!しかし、初心者スマホは望遠が効かない。帰ってパソコンで見たけれど
豆粒程度。キジは吉瑞と聞く。ケーン!という鳴きかわしも初めて聞いた。
両方ともオスとはまた珍しい。近くにメスが潜んでいるのかも。
吉瑞にあやかって宝くじでも買うか!
<花は黙して/ばら>
花はジッと黙っている。
花はそつと見守っている。
花はほんとを知っている。
花は生きることも
耐えることも知っている。
ただ、ものが言えないだけ。