雨の雫
2013-02-20 | 短歌
<雨の雫>
雨に濡れた花の色香はたまらない情緒がある。それが白い水仙や梅などなら
なおさらのこと。瑞々しく清楚で不用意に触れて珠を作っている水滴を落とさぬ
ようにそっとカメラのレンズだけを向ける。
<つばき>
暑い時は冬の寒さを恋い、寒い時は夏の暑さを恋い、
本当にわが身の身勝手さに辟易しながらの毎日。
でも、やはり寒い時は暖かい色があるとなんとなく
ほっこりするものですよね。
<春の風>
梅のつぼみがほどけるのは目に見えない春の風が吹いているから。つぼみはそ
れを知っているのかふわり笑みを見せる。北国はまだ雪が舞うという寒がりのあ
なたの街にもまだ積もるという。届け春の風この香を乗せて。
<山茶花/春>
辺りは寒いのをのぞけばすっかり春モード。
梅・水仙・蝋梅・山茶花とつぎつぎと花を咲かせだした。
しかし、気温だけは別でいまだ雪かきの声は毎日届く。
あと少しだ。