行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ネジバナとハグロソウ

2016-06-28 20:00:43 | 花,植物
6月の野に見つけた小さなピンク色の花を
マクロレンズで写してみました。、


ネジバナ(捩花)、
モジズリ(綟摺)とも呼ばれます。


ラン科ネジバナ属の多年草、
芝地、背の低い草地など
日当たりがよければ普通に見られる草の花、
これでも野生蘭の一つなのです。


花が茎の周りに螺旋状に捩じれるのでネジバナ、
並んで出てきた2本のネジバナ、
片方が右巻きと片方が左巻きです。
右巻きと左巻き、ほぼ同じ確率で出現するようです。


キツネノマゴ科ハグロソウ。
花びらが2枚、可愛らしくそして珍しい花です。
ネジバナと違って、
こちらはやや湿った林縁などの半日陰に生育します。


同科のキツネノマゴと同じ頃、
夏の終わりから秋の初めの花と思っていましたが
林縁の山道に早くも花を見つけました。
早いものは6月下旬から咲くようです。


2枚の花びらに挟まれて
これもおもしろい形の蕊が見られます。
そしてその花びらの内側には赤褐色の斑紋があります。
これを「お歯黒」に例えてハグロソウ、
また、葉が暗い緑色をしているのでハグロソウ、
これらが名前の由来といわれています。

コメント
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