行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

雌雄のムラサキシジミ

2022-09-05 20:00:20 | 昆虫
7月下旬、
雌雄のムラサキシジミが翅を広げ、
きれいな青紫色を見せてくれました。


ムラサキシジミ。
シジミチョウの中ではやや大型、
翅裏はシミが浮かんだような茶褐色、地味に見えます。


ムラサキシジミは成虫越冬をする蝶の一つ。
しかも、暖かいところでは年3~4回の発生があり、
珍しい部類の蝶ではありません。


しかし、林縁やその周辺の木の葉に隠れるようにしていることが多く、
また、翅を閉じた翅裏は地味な茶褐色、
都市部ではあまりよく見ることはなく、あまり知られた蝶ではありません。
そのムラサキシジミ、
翅を広げると鮮やかな青紫色が現れます。


この翅表の青紫色の紋、
雌雄でその面積が異なり、雌雄の判別ができます。
上の4枚の写真は雌の個体す。


雄のムラサキシジミも翅を広げていました。
雄は雌に比べ、青紫色の面積が大きい。
単独でみるとなかなか気が付かないのですが、
こうして並べて見ると青紫色の面積が違うのがよく分かります。


また雄は光の当たり具合で青紫の色味が変化する特徴があるようです。


上3枚の写真は雄、同じ個体です。
カメラの設定は同じですが、とまる場所によって、
青紫の出方が異なって見えます。
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