行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ヤマブキの花、メギの花

2023-05-11 20:00:58 | 花,植物
今年は春の花がどれも早く、
3月末にヤマブキとメギが黄色の花を咲かせていました。


3月30日、公園の山道に
ヤマブキ(山吹)の山吹色が目を引きました。


バラ科ヤマブキ属の落葉低木、
春4~5月、黄金色に近い黄色の花をつけます。
山吹色はこの花色が由来です。
ヤマブキの花には一重と八重のものがあります。
一重のものは種(実)ができますが、八重には種ができません。
「七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだに なきぞ悲しき」
ここで詠まれている山吹は八重咲きの山吹ということが分かります。 


葉は互生、長さ5~8cmほどで倒卵形、
葉色は濃い緑色で黄色の花がよく映えます。
葉縁には深く大きな鋸歯があります。


これは4月6日。
山斜面の一面がヤマブキ色に染まっていました。
ヤマブキは樹木ですが、
背丈は1~2mほど、茎は細く、柔らかく、
株立ち状に茎を伸ばし、先端はやや垂れ下がります。


やはり3月30日、
メギ(目木)が早くも咲き始めていました。
メギ科メギ属に分類される落葉低木、
茎や根を煎じて洗眼薬として利用されていたところからの名です。
別名にコトリトマラズ、
枝に鋭い棘が多く、鳥がとまれそうにないことからの名です。


一週間後の4月6日、
再びメギの花を写しました。
この時にはもう花は終わりに近く、散っているものも多く見られました。
春は季節が進むのが早く、花の盛りも短い。
しかし、次々といろいろな花が咲き出します。


図鑑などでは開花時期は4~ 5月となっています。
新葉とほぼ時を同じく、小形の花序を出し、
径6 mmほど淡黄色の花を2 ~4個、下向きに付けます
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