行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

翡翠のカップル2

2011-11-19 22:34:23 | 

凛々しい姿も見せてくれるカワセミ君です。
そして,体色も美しい美青年です。


少し高いところに移動したカワセミ君,
じっと遠くを見つめだしました。
雌の姿を探しているようです。


そして,雌の姿を見つけたのでしょうか,急に飛び立ちました。
飛ぶ姿を撮ろうと構えていたのですが,
不意をつかれて,シャッターが間に合いませんでした。
望遠レンズで飛ぶ小鳥をつかまえるのは
かなりの技術と反射神経が必要と実感しました。
飛んで行った方向に足を運んでみると,
カワセミ君こんなところにとまっていました。


カワセミ君の視線の先を見ると雌の姿がありました。
こんなところに隠れていたようです。




カワセミ君が川に突き出た葦の枝に移ると,
仲直りしたのでしょうか,
雌もカワセミ君の近く,同じような葦の枝に移動してきました。
この2羽,ほぼ同条件で撮っていますが,
こうして比較してみると,羽色がかなり違うのがわかります。
雄のカワセミ君はきれいな青色,
雌のカワセミ嬢は少しくすんだ緑色に見えます。
3日に撮ったメダカ池の雌カワセミ(11/13掲載)もやはりくすんだ緑色,
そして,ホタルの里の雄カワセミ(11/14掲載)は鮮やかな青色でした。
一般的にはカワセミは雌雄同じ体色と書かれていますが,
この2例では,雄と雌で体色の差があるように思えます。
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翡翠のカップル

2011-11-18 19:42:53 | 

11月5日,稲城の駅まで行くのに少し遠回りをして,
三沢川沿いを歩いていますと,
ここでも翡翠を発見,
3日に続き,このところよく翡翠に会います。
この雄カワセミ,上から観察していると
川の雑木の枝にじっと動かずいます。
そして,下の水面を見ると,波紋が広がっています。
ひょっとすると,漁にトライし,失敗して反省でもしているのでしょうか,
しばらくして漁をあきらめたのか,上流へ飛んでいきました。


用事を済ませ,1時間後,再び三沢川の川岸を歩いていると,
チィーチィーチィーと甲高いカワセミの鳴き声が聞こえてきました。
前を見ると,よくカルガモが休んでいる石の上に,
カワセミが2羽,会話でもしているかのように向き合っていました。
カップルでしょうか,雄と雌です。
雌が雄に向かって叱っているように見えます。
そして,人影に気づいたのか,雌のほうはすぐいなくなってしまいました。


この雄,雌がどこに消えたのか心配のようです。
さかんに雌の飛んで行った方角を見つめています。
雌の姿を探しているようです。
このカワセミ,さっき見た雄カワセミと同一個体に思えます。
そうだとしたら,漁がヘタで雌に愛想をつかされたのかも知れません。


待っていても,なかなか雌は戻ってきません。
すっかりしょげているカワセミ君です。


そのうち石の上を行ったり,来たり,うろうろしだしました。
ここで気がつきましたが,カワセミってペンギンのような姿で歩きます。
そしてカワセミ君の頭,テクノカット風の髪型,少し滑稽です。
さあ,このカワセミ君これからどうするのでしょうか。
明日につづきます。
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秋景色

2011-11-17 22:33:58 | 風景
休日,カメラ片手に自宅近くを散歩,
野の花,野鳥など気の向いたものにレンズを向けて楽しんでいます。
11月になり,そんな散歩中に撮ってみた東京の田舎の秋景色です。


遅い稲刈りが終わり,やっと乾燥した稲の脱穀です。
休日の好天日,近所から人が集まり,
楽しそうに,談笑しながらの作業です。


山の中の細い土の道,
道脇に咲き続けているコスモスのたくさんの花が風に揺れています。
こんな山の細道に木の陰から自転車が現れました。


ニュータウンの秋空,秋の雲を撮ってみました。


山里の林,一つだけ残った野柿が色を添えていました。
ここだけはもう冬景色のようです。


この小さな池,というより水溜り,
夏にはトンボがたくさん集まり,オニヤンマが産卵をしていました。
ついこの間のことに思えます。
池のまわりの木々は秋色に変わり,
そして若い二人がベンチで語り合っています。
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カツラとナンキンハゼの黄葉,紅葉

2011-11-16 23:33:08 | 花,植物

ホタルの里の看板のかかる小さな川に配された桂の木,
一週間前はまだ緑の葉が残っていたように記憶していましたが,
この日見るとすっかり黄葉していました(11/3)。
桂の葉は形もよく,新緑,黄葉の色もやさしく好きな木です。


近所の道路,この通りは左右とも同じ種の街路樹が植えられています。
まだ青々しているもの,黄葉しているもの,
紅葉しているものといろいろな木が並んでいました。


葉の形が似ているので,桂かと思いましたが,
木の肌,葉の付き方が違います。
しかし,これも形のよいきれいな葉です。


なんの木かなと考えていましたら,
こんな実が付いている木を見つけました。
この実は南京櫨(ナンキンハゼ)のようです。
もう少し経つと葉が落ちて,白く変化した実が木いっぱいに現れてきます。
今年はモミジがまだ青々している中,
早くもきれいな紅葉を見せてくれています。
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秋に咲く春の花

2011-11-15 22:35:51 | 花,植物
今年は10月下旬から11月初旬が暖かかったせいでしょうか,
秋も深まった11月3日,5日,
野道を歩いていて,春の花が何種も咲いていました。
帰り花とは,正しくは立冬を過ぎた小春日に咲く
桜,梅,躑躅などの春の花を指します。
これらを帰り花というには少し見つけるのが早かったようです。


クサボケ(11/5)
普通は4~5月花をつけるバラ科ボケ属の植物です。
山道の斜面できれいな花を咲かせていました。


ミツバツツジ(11/5)
4~5月花を咲かせるツツジ科ツツジ属の植物,
花が終わってから枝先に3枚の葉がつくのでこの名があります。
この時期の花ですので,葉があるところに花が咲いてます。
春にはないことです。しかし,葉も花も色あせて少しあわれです。




スミレ(11/5)
この日スミレと思われる花を2体見つけました。
2つともタチツボスミレのように思いますが,
花の様子はだいぶ違います。
写真上,山の斜面に大きな丸葉に隠れるように咲いていました。
花色,姿もしっかりしており,下弁の線状模様が確認できます。
写真下。山道の道上に見つけたスミレ,
花は萎れており,線状模様も消えています。


ジシバリ(11/3)
これも基本的には春4~5月に花のキク科ニガナ属の草,
よく似ているものにオオジシバリがあり,
オオジシバリはヘラ型,ジシバリは丸型と葉の違いで区別ができるようです。
秋に咲いていた証拠にイヌタデを入れて撮ってみました。


ムシトリナデシコ(11/3)
これも正常は春から初夏に咲くナデシコ科の草,
背景に黄葉を入れて見ました。
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ホタルの里の翡翠

2011-11-14 21:21:58 | 

6月にはホタルが放される稲城市上谷戸地区の親水公園,
小さい流れがあり,ホタルの里とも呼ばれています。
稲城中央公園のメダカ池でカワセミを撮った1時間後,
このホタルの里でもカワセミを見つけました。


川の岸を歩いていると,川の上を後から飛んできて,
少し先の川辺の石にとまりました。


メダカ池のカワセミはくすんだ緑色にも見える羽色でしたが,
こちらはきれいな青色,翡翠色というより青色です。
そしてこちらは雄のカワセミです。


いつもすぐ飛んでいってしまうカワセミですが,
このカワセミあちら見たり,こちらを向いたりして,
ずいぶん長い間この石にとまっていてくれました。
おかげで同じような写真ですが,カワセミの姿たくさん撮れました。


いったんは見失ったこのカワセミ,
しばらくたって,戻ってきて,小さな木にとまりました。
あわてて,レンズをむけました。
その瞬間飛び立たとうとしたところのようです。
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メダカ池の翡翠

2011-11-13 20:03:18 | 
11月の3日,5日,いずれも家近くを散歩中,
複数の場所でカワセミの姿を見ることができました。
まずは3日の休日,
稲城中央公園のメダカ池と名づけられている小さな池にいたカワセミです。


ビオトープを目的として公園に作られたこの池,
春には鯉の稚魚がたくさん生まれ,
オタマジャクシ,アメンボウがたくさんいた池です。
そこの鉄柵にカワセミがちょこんととまっていました。
慎重に近づき,ファインダーを覗くと,ちょうど逆光,
露出を2段階プラスにしてみましたが,
被写体はまだ少し暗かったようです。
しかし,背景色が秋の枯れ色にぼけ,
今までのカワセミとは少し違った写真になりました。




なかなか獲物が見つからないのか,
反対側の鉄柵そして綱へと移りました。
今度はこちらを向き,順光で撮れました。
嘴の下側のオレンジ色がはっきりわかります。
雌のカワセミです。




人影に気がついたか,今度は近くの木に飛び移りました。
このカワセミ300mほど離れている三沢川から遠征してきたと思われますが,
カワセミがこんな森の木にいる姿も珍しいかもしれません。
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野菊その3

2011-11-12 22:27:58 | 花,植物

南山に入り,しばらく歩くとこんな野菊がありました。
白花で花の様子も今まで見た野菊と異なるように思えます。
そして,葉の形が違います。
家菊にやや近い形をしています。


この葉をポイントに調べてみると,
竜脳菊(リュウノウギク)といわれる野菊のようです。
崖に垂れ下がるように咲いていることが多いと書かれていましたが,
まさしくそんな場所に咲いていました。
写真を撮ろうとして,危なく足を滑らせてしまうところでした。


次に山道に見つけたのがこんな野菊,
シロヨメナと判定してみました。
山道の両脇にたくさん咲いていました。
シロヨメナはヤマシロギクともよばれ,
ヨメナの名がついていますが,ヨメナよりノコンギクに近く,
冠毛が長い野菊です。
ノコンギクに変種がいろいろあると聞くと。
ノコンギクかも知れないと迷ってしまいます。


これはシロヨメナではなく,ノコンギクと思われます。
探すと南山にはいろいろな野菊があるようです。




翌日,家近くの城山公園の山道にも野菊がありました。
これは上のシロヨメナと同じように思えます。
よく探すとあちこちにこの花が見られます。

南山開発果ての野菊かな
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野菊その2

2011-11-11 21:06:25 | 花,植物
野菊の飾りのない美しさ,魅力にひかれ,
11月3,5日,家近くの散歩道そして南山の山道を
野菊を探して歩いてみました。


畑地横の空き地,
薄紫のきれいな野菊が5,6株,
少し距離をおいて咲いていました。
1株につく花数も少なく,花径も野菊にしては大きく,
カントウヨメナと思われます。
ちょうど花に向かって小さな蜂がやってきました。


草原に一株だけ咲いていた野菊,
これもカントウヨメナと思われます。




上は道上の斜面に群れて咲いていた白花,
下は道端に単独で花をつけていた白花,
両者ともよく見ると,かすかに青みが感じられ,蕾は紫色です。
花をちぎってみると冠毛も長かったので,
多分ノコンギクと思われます。
シロヨメナと呼ばれるものも,ヨメナよりノコンギクに近い種で,
冠毛が長いそうなので,また混乱してきています。




葉の切れ込みが上記のものより大きく,白花ということで,
写真二つともユウガギクと判定してみました。
丘陵地の林縁に咲いていました。
野菊はもう一回続きます。

田の畦ややさしき色の野菊咲き
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野菊その1

2011-11-10 21:55:13 | 花,植物

(ノコンギク)
防人も歩いたという古道,
多摩横山の道を多摩市給食センターの裏辺りを南に折れ,
林を抜けると,東京近くにまだこんな場所がと感激するほどの
里山風景がありました。
50年以上前の子供の頃にタイムスリップしたようです。


(ノコンギク)
ぽつんぽつんと点在する民家を眺めながらそんな田園を歩いていると,
道脇そして田んぼの畦に野菊がたくさん咲いています(10/30)。
どれも似たような花ですが,よくみるとそれぞれが違うようにも思えます。
この日,この里山で見つけたそんな野菊たちを載せてみました。


(ノコンギク)
関東のこのあたりにある野菊といえば,
ノコンギク,カントウヨメナが多く,
ユウガギクがたまにあるとのことですが,
これらの野菊,どれもよく似ていて,
しかもノコンギクなどは同種でも変異が大きく,
同じノコンギクでも見かけが大きく違うようです。


(カントウヨメナ)
野菊の花色は白と薄紫,
ノコンギクはその名から薄紫色と思われますが,
白花のノコンギクも多くあります。
また,カントウヨメナは薄紫色ですが,
複雑なことにシロヨメナと呼ばれる白花の野菊もあります。
ユウガギクは白花,そこで白花はみんなユウガギクとなれは簡単なのですが,
そうはいかないようです。花色での野菊の正確な判定は難しいようです。


(カントウヨメナとミゾソバ)
ノコンギク,ヨメナの最も確実な見分け方は花を裂いてみて,
その筒状花や舌状花につく冠毛の長さを比較することだそうです。
ノコンギクは5mmほどと長く,カントウヨメナやユウガギクは0.5mm以下と短く,
明らかに違いがわかるようです。
しかし,今回はそんなことはせず,写真を撮っただけ,
ネットなどの写真,情報をもとに,
上3つをノコンギク,下2つをカントウヨメナと判定してみました。
あまり自信はありません。

田舎道歩み進めば野菊咲く
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