行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ヒャクニチソウの花にアゲハチョウ、キアゲハ

2019-08-21 20:00:08 | 花に虫
8月初旬の花壇、
ヒャクニチソウの花が咲き揃い、
アゲハチョウそしてキアゲハが吸蜜に来ました。


キク科ヒャクニチソウ。
夏から晩秋まで長い間、花をつけ続けるので百日草、
花が少なくなる真夏の花壇を彩る貴重な花です。


ヒャクニチソウ、
ジニアとも呼ばれ、新品種が続々と開発されています。
ビビッドな色からシックな色まで、色が豊富なのも魅力です。
そんなヒャクニチソウの花にアゲハチョウ(ナミアゲハ)が、
写真を撮るにはちょうどいい所にとまってくれました。


鮮やかなピンク色の花にもやってきました。
花は前ボケを入れて、蝶にしっかりピント、
両方ともきれいに写りました。


ナミアゲハとも呼ばれるアゲハチョウ、
平地から山地まで、幅広くそして数も多く見られる揚羽蝶です。
夏型は春型に比べて大きく、少し黒っぽいようです。


正面から、そして下から写すことにより、
迫力が感じられる絵になりました。


日時は変わって、
キアゲハもヒャクニチソウに吸蜜にやって来ました。
アゲハチョウに似ますが、明らかに黄色が強く、鮮やかです。
特に夏型のアゲハチョウと比べると色の違いが顕著です。


このキアゲハ、
ヒャクニチソウはあまり好みでないのか、
すぐに飛んでいなくなりました。
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ダイコンソウとミズタマソウ

2019-08-20 20:00:08 | 花,植物
8月初旬、
公園のはずれ、
林縁の草陰にダイコンソウとミズタマソウの花を見つけました。
今年はじめて見るダイコンソウとミズタマソウの花です。


バラ科ダイコンソウ。
山地のやや明るい渓谷、山道のほとりなどに生育し、
日本全国に分布する多年草です。
バラ科らしい5弁の黄色の花、質素ですが気品を感じます。
ダイコンソウの名は根出葉の小葉がダイコンの葉に似ていることから。


多摩丘陵では減少しているようで、
年々、見ることが少なくなっています。
この場所も撮影の数日後に草刈りがされ、
数株あったダイコンソウの花も、
他の草ともどもきれいに刈られていました。


ダイコンソウ、
咲き終わった花の痕にはイガグリのような実ができます。


アカネバナ科ミズタマソウ。
林縁や藪などの湿った木陰によく見られる多年草です。
8~9月、葉腋から花序を出し、白い小さな花をつけます。
花は2弁、1つの花弁が2つに裂けているので、4弁花に見えます。


果実は球形で白い毛が密生します。
この果実が水玉のようなのでミズタマソウ。
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キツネノカミソリ、ヤマホトトギス

2019-08-19 20:00:17 | 花,植物
8月5日、
真夏日の続く、猛暑の中、
多摩丘陵の林縁道に
キツネノカミソリとヤマホトトギスが花をつけていました。


キツネノカミソリ。
林縁や明るい落葉広葉樹林に生育するヒガンバナ科の多年草です。
変わった名の由来は葉の形が剃刀に似ていて、
黄赤色の花の色がキツネの体色を思わせるから。


葉は早春に伸び、夏になると枯れます。
葉が枯れた後、花茎をするすると伸ばし、
黄赤色の花を散形状に3〜5個つけます。
このことはヒガンバナによく似ます。


花被片は半開き、完全には開かないようです。
雄しべは花の外につき出ないほど、
花被片とほぼ同じ長さです。


キツネノカミソリの花にコミスジがとまりました。
吸蜜しているようです。


キツネノカミソリの花の近くに
ヤマホトトギスが花を見つけました。


ヤマホトトギス。
ユリ科ホトトギス属の多年草です
秋の花のイメージがありますが、
実際は夏の花のようです。
8月5日、少し離れた場所でも早くもヤマホトトギスが咲きだしていました。


花被片には紅紫色の斑点がたくさん見られます。
ホトトギス属の花はこの斑点が特徴、
この斑点模様が鳥のホトトギスの腹部に似ているところから
ホトトギスの名がつけられています。

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シオカラトンボ

2019-08-18 20:00:48 | 昆虫
昨日はオオシオカラトンボ、
今日はシオカラトンボ、
両者とも夏の平地から山地に広く見られ、
大きさがほぼ同じで、姿も似ています。
でも種が異なるトンボです。


シオカラトンボ♂。
市街地などにも見られ、
小さい時からよく目にしていたトンボです。


シオカラトンボ♂。
体がシオカラ色、複眼が青色です。


シオカラトンボ♀。
体色が麦わら色、別名ムギワラトンボと呼ばれます。
子供の頃はシオカラトンボとは別種と思っていました。


シオカラトンボ♀。
複眼が緑色、雄とは色が異なります。
また、腹部第8節が雄に比べ、
わずかにずんぐりと膨らむのも雌雄判別の重要なポイントです。


シオカラトンボ、
実は雄も幼い時は雌と同じムギワラ色なのです。
成長するにつれてだんだんとシオカラ色に変化してきます。
写真上、シオカラ色とムギワラ色の両方が見られます。
成熟前の若い雄です。


これもシオカラ色が少し見られ、
若い雄かと思いましたが、
腹部腹部第8節がわずかにずんぐりと膨らみ、
尾部付属器の形からも、雌のように思えてきました。
雌にもシオカラ色になるものもいるとのこと、
見た目だけでは雌雄の正確な判断が難しいようです。


このカップル、雄の胸部がまだムギワラ色ですが、
雌雄であることは間違いありません。

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オオシオカラトンボ

2019-08-17 20:00:12 | 昆虫
今日は、
一昨日のミヤマカラスアゲハに比べると、
数が多く、撮影も容易、格落ち感もありますがオオシオカラトンボ。
撮るものがいない時などにレンズを向けたものを集めて見ました。


オオシオカラトンボ♂。
日本全国に広く分布するトンボ、
よく似た名のシオカラトンボに比べて、日陰の多い空間に生息します。


オオシオカラトンボ♂2。。」おす
シオカラトンボに比べ、腹部が全体的に太目です。
体色も濃色、シオカラ色というより水色にも見えます。


オオシオカラトンボ♀。
オスよりさらに日陰、林縁の木の葉などに
とまっていることの多いメスです。
鮮やかな黄色と黒のツートンカラー。


オオシオカラトンボ♀2。
正面から撮って写真に変化を。
翅の付け根と先端に黒斑があることが分かります。


空中で交尾するオオシオカラトンボ。
トンボの交尾は雄が雌の頭を尻尾で押さえ、
雄の腹部にある副性器と雌の尻尾がつながります。


交尾が終わると雄は雌に付き添うようにして
雌が産卵するのを待ちます。
産卵前に他の雄と交尾しないように守っているそうです。


産卵中、雄も雌と同じ操作をしていました。
いい場面と思いシャッターを押しましたが、
動きものを撮るのは難しい。
ピントがあっていません。
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オウゴンオニユリとオニユリ

2019-08-16 20:00:01 | 花,植物
7月の最初、
黄色のオニユリを見つけました。
その色が新鮮で鮮やか、引き寄せられるようにレンズを向けました。


黄色のオニユリ、
もともとは長崎県対馬のみに自生していた
オウゴンオニユリ(黄金鬼百合)の名がある百合です。
オニユリの突然変異種と言われています。


そのオウゴンオニユリ、
いまは自生するものはほとんど消滅し、
園芸品として種の継続がされているようです。


オニユリとの交雑種もあり、
オウゴンオニユリとして市販されているそうなので、
ひょっとするとその交雑種かもしれませんが
いずれにしても、はじめて目にする鮮やかな黄色の花です。


そのオニユリ。
昨日ミヤマカラスアゲハとともに何枚も掲載したので、
今日は松の木の前に植えられていたこの一枚を。
7月中旬ごろからあちらこちらに花が見られます。


グロリオサ。
英語ではGlory lily(栄光のユリ)、
別名としてもユリグルマ、キツネユリとユリの名がつきますが、
いまはユリ科ではなく、イヌサフラン科。
炎のような花形が特徴です。
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ミヤマカラスアゲハ

2019-08-15 20:00:48 | 昆虫
7月24日、稲城南山の入り口付近、
ヤマユリの花に吸蜜、
翅を美しく青色に輝かせる黒色の揚羽蝶を写しました。


翅にほとんど傷みのない美しい個体です。
多分、後翅裏の白帯の形状からミヤマカラスアゲハです。


カラスアゲハでさえ、
完品の美しい個体は写したことがありません。
まして、ミヤマカラスアゲハ、
それが自宅近くの多摩丘陵で、しかも眼の前に写せるとはラッキーです。


オニユリの花から花へ移動しながら吸蜜、
しばらく滞在してくれました。
何枚かシャッターを切りました。
縦にトリミングしましたが
背景がうるさくないのでこれをベストショットとします。


翅を開いたり、閉じたりしながら吸蜜、
その開いた瞬間をねらって翅表を写しました。
前翅に黒く雄の性紋が確認できます。
また、傷みがないので多分、発生して間もない個体、
ミヤマカラスアゲハの夏型の雄と思われます。


これも翅を開いた瞬間をねらって。
こちらのほうかミヤマの特徴である青色の輝きの帯がはっきり写りました。


ミヤマカラスアゲハ、
よく見るとオニユリの花の黒い斑点に口吻を伸ばし吸蜜しています。
オニユリ、この斑点に蜜源があるようです。


しばらく楽しませてくれたミヤマカラスアゲハ、
林の中に飛んで消えていきました。
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モンキアゲハ

2019-08-14 20:00:17 | 花と小鳥
モンキアゲハが池縁のネムノキの花に吸蜜、
多摩丘陵では写す機会の少ないモンキアゲハが
静岡菊川にて、簡単に撮れました(7/21)。


水辺に咲き、手前の他の木に多くが隠されたネムノキの花に
モンキアゲハアゲハが吸蜜している姿を見つけました。
ときどき下の方に移動、姿が見えなくなりますが、
しばらくするとまた姿を現してくれました。


モンキアゲハ、
日本に分布するチョウとしては最大級、
特に夏型は春型に比べて大型になります。


黒色系のアゲハチョウ、
全体的に黒色ですが、
後翅には黄色というより白色紋があり、
これが特徴で他の黒色系のアゲハチョウと区別ができます。


この白色の斑紋は羽化したばかりの時はほぼ白色ですが、
日数が経つにつれて黄色みを帯び、
標本などでは黄色に近くなるそうです。
モンキアゲハの黄の名は標本になった時の色と思われます。


この白色紋、
翅を広げてとまった状態では前翅に隠されて見えないことがあります。、
この状態では、ただの黒色のアゲハチョウ、
クロアゲハと見間違います。


上と同じ個体ですが、
少し前翅を上げたので白色紋がのぞきました。

モンキアゲハ、日本では関東以西に分布し、
南方系の蝶です。
多摩丘陵でも姿は見るのですが数は少なく、
写真に撮る機会がありませんでした。
静岡菊川ではよく見られる黒いアゲハチョウに思われます。


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チョウトンボ

2019-08-13 20:00:30 | 昆虫
7月20~22日、
孫の顔を見に静岡の菊川に。
ちょっと時間をつくって近くの溜池にチョウトンボを撮りに行って見ました。
自宅付近ではなかなか見られない翅が青紫色に輝く美しいトンボです。


ここには昨年もチョウトンボを撮りに来ましたが
ことしは個体数が少ない、
飛んでいる姿がほとんどありません。


それでも、池の周囲を一周してみると、
水辺の草付近を飛び、とまるチョウトンボが数匹いました。


この日は薄日もさすが小雨も降る曇り日でした。
太陽光に反射して美しく輝くといわれるチョウトンボの翅、
角度によって色あいがいろいろ変化します。
ちょうど薄日が当たって、青紫色に輝くチョウトンボが撮れました。


翅の透明な部分、
その大きさ、斑の入り方に個体差があるのが分かります。
上とは異なる個体ですが、この個体も虹色に輝く翅が撮れました。


チョウトンボ、
幅広い青紫色の翅を持ち、
蝶のように時おり翅をヒラヒラとはばたかせて飛びます。


近くに真っ赤なトンボもいました。
ショウジョウトンボ♂です。
青色と赤色、対照的です。


ショウジョウトンボ♂。
池の端の草茎や草葉によくとまってます。
この草茎、トンボの下方にナナフシの幼虫のような蜘蛛の姿が写っていました。

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夏空と白い雲

2019-08-12 20:00:44 | 風景
7月26日、
長く続いた灰色の梅雨空が消え、
久しぶりに青空が見られました。


そんな梅雨明けも間近と思われる26日、
多摩川是政橋を渡ると、
橋の上、奥に、青空とすてきな雲が連なっていました。
自転車から下りて、車道に乗り出してその青空と雲を。


橋の欄干から多摩川の上流、西方面を。
台風が近づいていることもあり、
雲も多いですが、青空が見られます。


同じ場所から縦アングル、
空に川の流れを加えて見ました。


同じ場所から東南方面の工場、
白い3本のタンクが日に輝いてきれいです。
自転車の女性もそのタンクを見ながらペダルをこいでいます。


また西側に目を向けると、
ちょうど南武線の電車が鉄橋を渡っています。


けっきょく今年の梅雨明けは7月29日、
昨年より約1か月、例年より1週間も遅いものでした。
梅雨明け後は寒い7月から一転、
連日30℃以上、そして湿度も高く、
厳しい暑さの8月となりました。
最後に、そんな8月6日、自宅近く尾根幹線の歩道橋から写した夏空、夏雲。
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