行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

道ばたに見つけたゾウムシの仲間

2019-08-03 20:00:42 | 昆虫
野道や山道をカメラ片手に散歩、
6、7月のそんな散歩道の、
道ばたの草や木の葉の上に見つけたゾウムシの仲間たちです。


自然公園の遊歩道横の葉の上に。
まだ羽化したばかりで灰色に見えませんが
多分ハイイロチョキリです。


オトシブミ科ハイイロチョッキリ。
8~9月、まだ青いコナラやクヌギのドングリに穴を開けて産卵、
産卵後、そのドングリを葉の付いた枝ごと切り落とします。
この時期、地上に切り落とされた青いドングリ付きの枝を見たら、
それはハイイロチョッキリの仕業です。
地上に落ちたドングリの中で幼虫は成長、
やがて地中で蛹となり、翌年の6月ごろに成虫となるようです。


オトシブミ科エゴツルクビオトシブミ。
花も終わり、道に垂れ下がったエゴノキの葉にその姿を見つけました。
光沢がある黒色のオトシブミ、
写真はメス、オスはさらに首が長くツルクビの名があります。


エゴノキ、ハクウンボク、フサザクラなどの葉上で見られ、
メスは、これら植物の葉を巻いて中に産卵します。
幼虫はこの巻葉の揺りかごの中で、葉を食べながら成長します。
オトシブミの仲間にはこの巻葉を切り落とす「落とし文」派と
切り落とさずに揺りかごにする「吊るし文」派がいるようです。
エゴツルクビオトシブミは「吊るし文」派になります。


ゾウムシ科シロコブゾウムシ。
上翅にコブ状の隆起を持つ、灰褐色のゾウムシ、
姿形がユニーク、昆虫というより動物、愛嬌を感じます。


白というより薄茶色、
背中は落花生の殻のようでもあります。
クズやニセアカシアなどマメ科植物の葉を食します。


オジロアシナガゾウムシ。
太く、長く、たくましい脚が特徴、
クズの葉や茎によく見られ、
一見、鳥の糞に見間違う色・姿です。


コメント
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