行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

キツネノカミソリ、ヤマホトトギス

2019-08-19 20:00:17 | 花,植物
8月5日、
真夏日の続く、猛暑の中、
多摩丘陵の林縁道に
キツネノカミソリとヤマホトトギスが花をつけていました。


キツネノカミソリ。
林縁や明るい落葉広葉樹林に生育するヒガンバナ科の多年草です。
変わった名の由来は葉の形が剃刀に似ていて、
黄赤色の花の色がキツネの体色を思わせるから。


葉は早春に伸び、夏になると枯れます。
葉が枯れた後、花茎をするすると伸ばし、
黄赤色の花を散形状に3〜5個つけます。
このことはヒガンバナによく似ます。


花被片は半開き、完全には開かないようです。
雄しべは花の外につき出ないほど、
花被片とほぼ同じ長さです。


キツネノカミソリの花にコミスジがとまりました。
吸蜜しているようです。


キツネノカミソリの花の近くに
ヤマホトトギスが花を見つけました。


ヤマホトトギス。
ユリ科ホトトギス属の多年草です
秋の花のイメージがありますが、
実際は夏の花のようです。
8月5日、少し離れた場所でも早くもヤマホトトギスが咲きだしていました。


花被片には紅紫色の斑点がたくさん見られます。
ホトトギス属の花はこの斑点が特徴、
この斑点模様が鳥のホトトギスの腹部に似ているところから
ホトトギスの名がつけられています。

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