行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

シンテッポウユリとフヨウ

2019-08-24 20:00:31 | 花,植物
花の少なくなる8月、
住宅の外庭など、あちらこちらに白百合が咲きだします。
シンテッポウユリと名のあるほぼ野の百合の花です。
そして、芙蓉(ふよう)
鮮やかなピンク色の美しい花、
8月の暑い盛り、目を楽しませてくれます。


シンテッポウユリ。
もともとはテッポウユリと台湾原産のタカサゴユリを交配させた園芸種、
外見上も両者の中間的な特徴を持つと言われています。


この百合、繁殖力が強く、
植えた覚えがないのに
住宅地の庭や道路際に姿を現し、花をつけます。
野花としておくには惜しいと思わせる比較的大型の白百合です。


種子で増え、播種後およそ10か月で開花、
すなわち、前年できた種が翌年に花をつけることになります。
球根植物の百合とは思えない増え方です。
また、株をそのまま据え置きすれば
翌年はさらに花数を増やして開花もする多年草でもあります。


花筒に赤い縞があるものとないものがあり、
縞のあるのをタカサゴユリとする向きもありますが、
両者が並んで咲いていることも多く、
タカサゴユリの性質が強く出たシンテッポウユリでいいのではと感じます。


住宅地の道ばたに咲いた花、、
こちらは花筒が白色です。


フヨウ。
アオイ科フヨウ属の落葉低木、
白花もありますが多くはこの鮮やかなピンク色です。
南の地方では野生化もしていますが、
もともとは中国原産の園芸用木本です。


芙蓉(フヨウ)、
蓮の美称としても使われ、
昔から美人にたとえられる名称です。
芙蓉の顔(かんばせ)、蓮の花のように美しい顔、美人の例えです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする