約30年周期とされる宮城県の地震だが、今回の地震は1978年に起きた宮城県沖地震とは別ものなんだそうた。今回の地震でエネルギーが解放された訳ではなく、数年以内に大規模な地震が発生する可能性が寧ろ高まったそうだ。随分迷惑な話だが、今回の地震は、いろいろなメディアで揺れ具合を観る限り当時の地震とは桁違いに弱かったみたいだ。それにしてもニュースで紹介される、村田町や志津川の安全対策に係わる方々には敬服する。しっかり過去の教訓を生かそうとする積極的な姿勢が清清しいじゃないですか。そう、地震は避けられないもの。被害は最小化するべく努力すべき問題な訳ですね。頑張れ地元の人々!!
一方で東北新幹線では徒歩で安全確認したそうです。
JR東日本の規定では、地震計が120ガル以上を観測した場合、係員が線路上を歩いて異常がないかどうかを調べる「徒歩巡回」が運転再開の条件となるという事が決まりなんだそうです。んじゃなんで、停電した新幹線に8時間も客を閉じ込めたんでしょうか?120ガル以上かどうかは地震直後に目で見て解る話でしょ。なんか距離が長くて大変だったという苦労話のようなニュースになってますが、それとこれは話が別。美談は作ってできるものじゃないという典型。
機械も道具も壊れるもの。大切なのはその時どうすればいいか考えられる人間の知恵だ。
徒歩で回った現場の方々の苦労を吹き飛ばす愚挙ですな。ニュースもただ真に受けちゃだめだという事だ。
考える力のない人間の集まりを「烏合の衆」と言う。本当の被害はここから拡大するのだ。