つるつるだ。
今朝はちょっと心配だったけど、自転車で出動。予想通り自宅周辺の歩道が酷かった。前日の日中に溶け出した雪が夜間の冷気で凍結しこれは最早氷そのものと言うべきな状態だ。
都内は雪に脆弱で、降ると必ず事故が起きたり怪我人が出たりする。
「気に不慣れだからな」と何か一言で片付けがちだが、東北は宮城県育ち、青森や山形を営業として駆け回った経験からは一概に「不慣れ」の一言では片付けられないものだと思う。
僕は日本海側で冬場本来の形が全く窺い知れない程に雪をまとった特急電車が走っているのを度々見かけた。
都内の基準では絶対に走れない大雪の日でも平気で走っている。
これは、電車にも除雪機能がついている事と、早朝ちゃんと除雪する為の装備も準備もされているからこそなのだ。
通勤するサラリーマンの装備で言えばまず靴が違う。革底の靴かタンク底か。これは勝負する前に勝敗が決まっている状態くらいの差がある。
また雪道に対する走破能力というものも、東北と都内の人間では格段の差があるハズだ。また最悪転んでも転び方の技術というものがある。
僕は子供の頃スキーからスケートと一通りやらされていた事もあって尻餅をつくのは大の得意大抵怪我しないように転ぶ事を体が覚えている。滑って慌てて抵抗すると大けがする事が多いのだ。(得意になって書くと後で大けがしたりしそうで心配だ)
更にそれに加えて、凍結道路を見極める目という強い味方がある。どの辺を歩くか、何処は危なそうかなんて事を見極めつつスタスタ歩く。
これこそ、仙台っ子の技なのではないでしょうか。
しかし、装備も技術も違うばかりでなく、決定的に違うのは都内の雪は昼間に溶け出して夜間に再凍結してまるでスケートリンクのようになっているという事だと思う。
仙台も年々雪が減ってアイスバーン化する事が多くなってきていると思うけれど、自宅周辺のように一面氷の膜が張った状態になっている事はまずない。
こんな状態では、装備もテクニックも判断もままならない状態だ。
正直、降参して這っていく位しかないような場所もあるのだ。
明日の朝も凍結が進むそうな気配です。くれぐれも怪我などなされないよう十分留意します。みなさんもお気を付けてください