今日、じいちゃんが普段からお世話になっている施設のスタッフの方から連絡があった。
内容は、新しい介護保険被保険者証が届いたという事でした。
受け取った施設で開封していただいたら要介護状態区分等が「要支援2」になっていたそうだ。
要介護状態区分とは、要支援1から要介護5まで、被介護者の心身の状態を分類したものだ。この要介護状態区分によって、利用できる介護サービスの月額が変わる。
当然だが、介護レベルが高い程利用できるサービスの月額が高い。この表現が正しいのかちょっと自信がないが、要は介護保険を使って利用できるサービスの量がこの要介護状態区分で変わるのだ。
因みに、要介護状態区がどんなものかというと次のとおりである。
要支援1 日常生活上の基本動作については、ほぼ自分でできるが、予防のために支援を要する状態
要支援2 要支援1の状態から手段的日常動作を行う能力が低下し、何らかの支援が必要な状態
要介護1 食事、排せつ、着替えはなんとか自分でできるが、何らかの支援又は部分的な介護が必要な状態
要介護2 食事、着替えはなんとか自分でできるが、排せつは一部手助けが必要な状態
要介護3 食事、排せつ、着替えのいずれも一部手助けが必要な状態
要介護4 重度の認知症状があり、食事、排せつ、着替えのいずれも全面的な手助けが必要な状態
要介護5 ねたきりの状態で寝返りもできず、食事、排せつ、着替えのすべてに全面的手助けが必要な状態
これは、さっきインターネットで検索した結果たまたま出てきた土浦市のサイトに記載されている内容を貼ったものだ。
要支援1の場合、訪問通所サービスの利用限度額(月額)は4万9,700円。これが要介護5になると、これが35万8,300円になる。
去年の被保険者証書の更新の際、僕の父は、その前年「要介護2」だったものが、「要支援2」になった。
金額にして、これも今現在の土浦市のサイトをベースにすると
19万4,800円→10万4,000円である。半分近い金額だ。
当時、施設のスタッフと、この問題について、どうすべきか話をした記憶がある。
この変更で直接被害が出るのは、施設側だったのだ
。
それにしても車椅子生活で、介護なしにトイレも使えない状態の僕の父は、
要支援2の状態、手段的日常動作を行う能力が低下し、何らかの支援が必要な状態
と云うのは妥当な判定なのか。
ほんと。どーやって判定したのか。興味本位だが聞いてみたいと。
しかし結局当時、不服申し立てするかどうか。スタッフとも相談し、結局当時はそのままにしようという事にした。
そんでもって今年の証書更新では、何もこちらからアクションしていないのにも係わらず、「要支援2」から「要介護2」へと再び変更されてきたのだ。
そして今回も全く何の説明もなし。
施設のスタッフの方も困惑。「普通こんなに変動しないんですけどね。」
要介護2 食事、着替えはなんとか自分でできるが、排せつは一部手助けが必要な状態
変更されたとしても既に突っ込みどころ満々な判定の変更だ。
父はもう随分前から自分ひとりで着替えなんか出来てない。大体様子を実際に見たのかと強く言いたい。
書類だけで、しかも機械的に選別したものをめくら判押していたといわれてもちゃんと反論できんだろーな。
と云うか、介護保険の制度ってやっぱり無理があるんだろう。
医者とか弁護士、運転免許のように頑張ってハードルを越える資格と違って出来ないことで権利が確定する基準である事が事をややこしくしていると云う面もあるように思う。
また非常に大勢の人間を対象に判定を一定のプロがやるという、現実的には実行不可能な制度になっているっぽい。
だから、こんな二階級も前後して何もコメントできないような運用がまかり通ってしまうだろう。
全くこの制度に頼って生きている生身の人間の事を感じていない人が、制度を作って運営していると思わざるを得ない。
如何に正確に、効率的に運営するシステムを作って社会により多く還元する事が目指されるべきだなはずのものだと思うが、今それは忘れられているのではないだうろか。
話はかわるけど、浦安市の運営している、「防災浦安」のメールで今日、以下のようなものが届いた。
長くなるが引用します。
こちらは浦安市消防本部です。硫化水素を使用した自殺事故が各地で発生しています。
硫化水素は空気より重い無色の気体で卵が腐ったような独特の臭いをもっています。
この事故への対応は次のとおり。
(1)近づかない。(匂いの原因を確かめない。)
(2)ためらわず消防機関に通報する。
(3)救出作業は消防機関に任せ無理な救出はしない。
(4)風上の屋外や別棟建物の高所など、安全な場所に避難する。
浦安市でどんな被害が出ているのか不明だが、怪しかったら近づかずに通報せよ。
という事らしい。
硫化水素による自殺問題、こんなメールが届くほど事態は緊急を要する状態になっていると言うことなのだろうか。ちょいと慌ててしいまいました。