浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

ようこそ、おいでいただきました。

歳をとると日々が過ぎて行くのがどんどん早くなっていきます。ブログの更新がやや散漫になりつつありますが、しっかり元気でやっております。
いろいろなジャンルの本を読み漁り書き散らしてきたウェブサイトは今年で20年を迎えました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 浦安中年期外伝(読書編)
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オーバースペックな世界

2008-06-10 00:09:50 | 出来事
テレビ・テレビ放送?を殆ど観なくなって久しい。
観るのはニュースだけ。

観ている時間も恐らく一日平均で1時間を切っていると思う。土日にケーブルでディスカバリーチャンネルとか映画は観ているけどね。

夜のニュースを観ながらカミさんとあーだこーだ。時には激論となる場合もあるが、わいわい観ているのは一日のなかでも最も大切な時間だ。

古館一郎ははっきり言って全く好きになれないけど、晩餐の時間にやっているニュース番組と云えばこれぐらいしかない為、結果殆ど毎日観ていると云える。

先日も、自民党の後期高齢者医療保険の関係のニュースで古館が「笑っている場合ではない」みたいな事を言っているところもちょうど観ていた。

あの場面はニュースと全く関係のないシーンを使っているらしく、自民党から猛反撃に
あっているのだそうだ。

映画同様、観客の心理としてあれは同じ文脈のなかで得られた映像だと思うのが当然の編集をされていた。政府が国民の実態を掴みきれず迷走していると云うのは紛れもない事実だろうが、視聴者を欺く編集をしているテレビ朝日は抗議されて当然だろう。

しょっちゅう間違った事を言って謝っているし、あのとなりにいる女性も含め、全く信憑性がないのね。雰囲気を出そうと努力しているような感じだが、全て空回りしてるようだし。

そこに来て与党から出入り禁止される報道って、どんなの?報道の体をなさないじゃんか。

出る杭は打たれると云うか報道の自由を奪うものなのか、ちょっと危惧していた今日。水泳連盟が、オリンピックに出る選手にスピード社のレーザーレーサーの水着着用を容認する決定を下したと云うニュースが流れていた。

違約金だとか、これ以上騒ぎ立てるなとか、連盟やメーカーの発言は大人すぎて、単なる一般人の視聴者の僕としては、「後半、何言ってんのか全然わかんない。」話でした。

しかし、この時テレ朝はデパートとかの水着売り場に画面を転じ、
「およそ、スピードには全く関係のない人達からの売り上げが伸びている」と
数人のおばさんがスピード社の水着を着たマネキンの周りに群がっている映像を流していた。(群がり具合も不自然でしたが気のせいか...)

カミさんと二人でビール吹きました。

「テレ朝、おまいら、ケンカ売ってのかい!」

一般人は、走りもしないオフロード走行性能の高い車や、超高速走行性能の車を買い、絶対行かない20気圧の水深に耐える時計をして、壊れるまで使わないのに永久保証のバックに高額のお金を払っている。

そもそも全体がオーバースペックなのが普通だ。

一方言い方を変えれば、よくわからないからこそ、スポーツ選手や有名人が進める商品を買うのだ。

その購買意欲を押すために宣伝する。宣伝する為に民放のスポンサーになっているという構図があるはずなのに「おおよそ不要なものをテレビにつられて買ってやんの」と言わんばかりの言いぐさはないだろう。

おばさんがスピード社の水着買って何か悪い?メーカーだってオリンピック級の人にだけ売るために作っている訳ではないハズだろう。

自己否定・自己矛盾だ。テレビ朝日の価値観はどうなっているかの。

視聴者は疎か、実際に金を出しているスポンサーも敵に回す傍若無人な発現だと思いましたがいかがでしょうか?

だったらとっとと電波止めれば?とつい思いました。