浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

ようこそ、おいでいただきました。

歳をとると日々が過ぎて行くのがどんどん早くなっていきます。ブログの更新がやや散漫になりつつありますが、しっかり元気でやっております。
いろいろなジャンルの本を読み漁り書き散らしてきたウェブサイトは今年で20年を迎えました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 浦安中年期外伝(読書編)
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どうなる日本

2008-11-05 00:23:39 | 出来事
大阪梅田のひき逃げ犯人が捕まった。警察も随分頑張った。捕まってよかったね。
しかし捕まえてみればその相手はなんと云うか、そもそもどういう存在なのか。あまりにもその立ち位置が常人離れしていて全くピンとこない。

名前は「吉田圭吾」と云うらしい。

22歳で住所不定で、無慈悲に人を轢き逃げしておきながら逃亡。と云っても極々近所でホストへ転職。のうのうと仕事をし、知人なのか友人とへらへらしながら食事に出かけている?

そこには罪悪感はもとより逃亡しているという緊張感すら感じられない。

務めていたと云う建設会社との関係は一体どんなものだったのだろう。そして親は兄弟は?

彼を見たとき何か人間性とか社会との関係性とかが非常に希薄で不気味なものを感じる。そして彼の行動や立ち位置はまるで本人の意思とかではなく、例えば一つの波のように、彼そのものと云うよりも彼を取り巻く全ての事柄が結果として岸壁に打ち付けた一つの波のように彼の行動を結果づけたようにさえ見えてくるのだ。

勿論僕は全くもって彼を擁護しようなどという気持ちはない。何が言いたいのかと云えば、彼の犯した行為は彼一人の責任ではなく、もっと広い範囲で責任を問うべきもので、その問題を解決しない限り同じような事は繰り返されてしまうような気がすると云う事だ。


話しは変わって、オバマさん大統領確定ですね。おめでとうございます。

初の黒人(厳密には違うけど)大統領は厳密には違うかもしれないけど、この歴史的意義は大きい。

しかし、この勝利は見方を変えるとマケインの敗北と云うよりも、ブッシュ政権の失敗であり、共和党の非常に大きな曲がり角でもあったろう。そしてもっと言えば「強いアメリカ」が決して今まで通りは「強く」はなく。欧州や中国、そして勿論イスラム文化圏とも何らかの形で折り合う国々の一つである事の選択でもあったろうと思う訳である。

ますます日本の国際社会における舵取りは難しくなる一方ですが、果たして僕ら国は、社会は、経済はちゃんとうまく泳ぎ抜ける事ができるのでしょうか。