「シャドウ・ダイバー 深海に眠るUボートの謎を解き明かした男たち
(Shadow Divers: The True Adventure of Two Americans Who Risked Everything to Solve One of the Last Mysteries of World War II)」
ロバート・カーソン(Robert Kurson)
1991年9月にアメリカ北大西洋沖合い100キロの海底で発見された潜水艦は艦名が不明だった事から
U-WHOと名付けられた。この潜水艦は第二次世界大戦で戦ったUボートであり、どこからやってきたのか
誰が乗っていたのか、どうして沈没したのか全てが謎に包まれていた。
この謎に迫るためには実際に潜って調査する以外に方法がない。潜水艦が沈んでいる深さは約70m。当時のダイビング界のエベレスト。
レック(沈船)ダイビング考えただけで背筋が寒くなる。迷ったら、何かに引っかかったら、アンカーロープを見失ったら、それこそうまくいかない場合は枚挙に暇がなく、それは即死を意味するのだ。
これは単に経験と訓練だけではなく、冷静さを失わない強靭な精神力が必要だ。この精神力は、深くなるにつれ難しくなるのだ。
こんな場所に何度も訪れる事ができる数少ないダイバーだったジョン・チャタートン(John Chatterton)とリッチー・コーラー(Richie Kohler)の物語と彼らの命がけの冒険によって判明した隠れいた驚くべき戦史。
http://members.jcom.home.ne.jp/y-yseki2002/dokusho2005-2.htm#ロバート・カーソン
これはかなり面白い本でしたよ。