今度購入したクルマには、オートハイビームという機能が付いています。
通常、ハイビームというのは、夜間対向車がいない時に、遠くまでヘッドランプで照らすために、手動でおこなうものです。
ところが私のクルマでは手動操作ができません。
考え方の違いというべきなのか...。
通常(必ず)ハイビームで走行していて、対向車が来ると自動的にハイビームを解除し(下向きになり)、通り過ぎるとまたハイビームに戻るという機能なのです。
また、私の購入したモデルでは、ハイビームのままで対向車が来るとライトの一部を覆って(遮光し、という表現を使用)、相手の妨げにならないようにする機能が取り入れられています。
様々な運転条件の中で、うまく行けば良し、下手をすると相手の運転者の妨害になってしまう恐れのあることが素人でもわかるような機能(決してディスっているわけではありませんが)。
でも実際、夜間に走っていると、ハイビームにしたくないタイミングでハイビームに戻ってしまうこともたびたびありました。
誤解されてトラブルになってしまうのも嫌なので、この機能を解除しようと思い立ちましたが、取扱説明書にはそのやり方については一行も書かれてはおりませんでした。
ディーラーに問い合わせる前に、ネットで検索してみると、やはり同じような考えを持っている人が多いと見えて、その問題に関連する記述が大量に見つかりました。
中にはYouTube動画もあって、その解除の方法を詳しく解説してありました。
で、先日その方法に従って解除設定をやってみたのです。
操作自体は難しいものではありません。
電源を入れて、短時間にあるハンドルレバー操作を4回続けて行い、さらに別の操作を4回行うというもの。
これだけで、手動でローとハイを切り替えることができるようになりました。
つまり、手動による普通のハイビーム切り替え操作ができるようになったということで...。
今のところ、問題は出ていません。
いつハイビームに戻るか気をもまないで済む分、精神的には安心になりました。
ただし、あくまでも「裏ワザ」なので、何かの点検でシステムリセットされてしまうと元に戻ってしまうかもしれませんが。
オートハイビーム、というのはリクツの上では安心で便利な機能なのかもしれませんが、現時点では実用的ではないといえます。
いずれこの辺りの仕組みが改善されて、早晩実用的な機能になるのではないかと思いますが、それまでは今まで通りの「手動」でいこうと思っています。
6か月点検の時に、一応担当者には伝えておこうかな、と。